Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

ザルツブルク音楽祭2006「ドン・ジョヴァンニ」

2008-08-05 02:08:28 | オペラ
結構なにかしらやってますね~

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
指揮:ダニエル・ハーディング
演出:マルティン・クシェイ

ドン・ジョヴァンニ:トーマス・ハンプソン
レポレッロ:イルデブランド・ダルカンジェロ
ドンナ・アンナ:クリスティーネ・シェーファー
ドンナ・エルヴィラ:メラニー・ディーナー
ツェルリーナ:イザベル・バイラクダリアン
マゼット:ルーカ・ピサローニ

やってるなんて知らなかったから、呑気に東方神起なんか見ちゃってたよ(-з-)
見始めた時には、ドンナ・アンナの件は終わって、もうドンナ・エルヴィラがいた。
舞台装置は真っ白で円形の壁が回転式になっている。
登場人物のファッションも現代風。
はいはい、現代アレンジ版なのね。
そこで納得しようとしたのだけど、やっぱり気になる。背景の半裸のマネキン風の女性達は何?
レポレッロのダルカンジェロが気持ちよさそうにカタログの歌を歌う。
その背景にも各種半裸の方々がぐるぐる回って現れては消える。
あれ、ホントいる?
せっかくのダルカンジェロの熱演も気が散ってしょうがない(-.-;)
ドン・ジョヴァンニがツェルリーナを誘惑して二人で歌う「あそこで手を取り合って誓いをかわそう」
バービーっぽくて大好きなんだけど、はい、出ました、下着の女性達。
意図してることはわかるよ。怨念なんでしょ、弄ばれた女性達の。
もうわかったから勘弁して(+_+)
もう辟易となった辺りで、下着の女性達(顔色もお悪い)が苦しみ始め、中には口からダラダラ血を流す人まで!
いやーっ、もうやめてーっ(→o←)ゞ
もはや、ストーリーを見失ってしまいそう。
クシェイ演出もう見ない( ̄^ ̄)
決意も新たに、本編に意識を集中する。

ドン・ジョヴァンニの人、悪くないんだろうけど。
美声ダルカンジェロと絡むシーンが多いせいか、なんかぱっとしない。
ドンナ・アンナ登場。あ、ケルビーノだ(^o^)
シェーファーもダルカンジェロも「フィガロの結婚」と両方出演してたのね。
(ちなみにダルカンジェロはフィガロでした)

「シャンパンの歌」「ぶってよマゼット」「窓辺においでよ」と順調に進む。

第2幕で「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」の触りが流れてきたとき、ダルカンジェロの「この曲はよく知っている」ってセリフ、超ウケる。
あなた歌ってましたもんね~(=^▽^=)
最後ドン・ジョヴァンニが地獄に堕ちるシーン。
あれ、ドン・ジョヴァンニがレポレッロの手を引っ張って離さない。
道連れ?と思いきやレポレッロがドン・ジョヴァンニ刺しちゃった。
えっと(*_*)
置き去りにされたまま「これが悪事の果て」の六重唱
さすがの迫力!
もういいや、聴こう。
シェーファーなんだか好きです。
後マゼットのルーカ・ピサローニ。
この配役では一人浮いて若いのが気になってたけど、いい声してる。しかも男前♪(タイプじゃないけど舞台映えする)
気の毒なのは女性陣。
クシェイにグロテスクな不幸メイクさせられて。
みんな綺麗な人なんだろうに(-"-;)
シェーファーだってケルビーノの時は透明感あって美しかったのに。厚化粧反対!

演出あれ、どうなの?
前衛的と言えば聞こえはいいけど、なんだか不快感満載の舞台でした。

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