歌劇「夢遊病の女」
La Sonnambula
オペラ座・バスティーユ
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
アミーナ:ナタリー・デセイ
エルヴィーノ:ハビエル・カマレナ
リーザ:マリー・アドリーヌ・アンリ
ロドルフォ伯爵:ミケーレ・ペルトゥージ
テレーザ:コルネリア・オンチォユ
アレッシオ:ナウエル・ディ・ピエロ
3月に放送されたメト版と
指揮者、アミーナ、ロドルフォ伯爵
一緒ですね~。
あの時は第1幕見逃したので
(↑痛恨)
今回初めて全幕通しての鑑賞です。
メト版はエルヴィーノ役がフローレスだったわけで
これは世の中的にも私的にも
現在望むべく最高のエルヴィーノ
ただこのエルヴィーノがどんな人物かというと
びーっくりするくらいのサイテー男
宿屋の女主人リーザとつきあっていたのに
若くて純粋なアミーナと出会った途端
あっさり乗り替える。
そして教会で結婚式を挙げる前夜
アミーナがロドルフォ伯爵の部屋で寝てるのが発見されるや
無実だと訴えるアミーナを激しく罵り
なんとその場でリーザと結婚することにする。
はぁあ~
なんちゅう身勝手なヤツ
結局、誤解が解けてアミーナはエルヴィーノと結婚するんだけど…〓
アミーナちゃん、考え直した方がいいんじゃないの?
dolce-vitaは親戚のおばちゃんみたく
心配するワケである。
しかしフローレスはこの馬鹿者を
カラッと演じ
能天気で考えなしの単細胞だけど
憎めないんだろうな~と思わせた。
(↑あっさりダマされるdolce-vita)
村の美女二人が夢中になるくらいだもん。
エルヴィーノは明るいイケメンに違いないのだ。
純粋無垢な、でも夢遊病のアミーナ役は
ナタリー・デセイ
どっからどう見ても可憐な村娘にしか見えないのがスゴい〓
「ようこそ皆さん…私にとって今日という日は」
dolce-vitaの大好きなアリア
ナタリー・デセイは喜びを歌うのが似合う
最後のアリア「ああ、今私を満たしている喜びは」も
技巧も喜びも炸裂
ストーリー的には何やら腑に落ちなくても
(↑ベルカントにそんなコト求めちゃダメ)
このアリアですっきりした気持ちにさせられてしまう。
ああ、これぞベルカント
夢遊病のときでさえ
エルヴィーノへの愛でいっぱいのアミーナ。
「ああ、私はお前がそのように早く萎れるのを」
健気で泣けてきます
メト版ではあまりの老けっぷりにびっくりしちゃったミケーレ・ペルトゥージ。
あれはやっぱり特殊メイクだったのかしら?
はたまた私の見間違い?と
訝しむくらいまた持ち直してます。
ペルトゥージの歌唱には特に心揺さぶられないけど
(↑ファンの方ごめんなさい)
彼が出てるとなぜか安心
エルヴィーノに振り回されて
とんだとばっちりなのがリーザ。
「夢遊病の女」このプロダクションは合唱の後
幕が上がり、リーザのソロから始まるんだけど。
愛するエルヴィーノと恋敵の結婚式を前に
「皆が喜び祝っているのに私だけが嬉しくない」
「こんなに苦しんでいるのにおめでとうを言わされる」
と嘆く。
アレッシオという恋人がいるものの
エルヴィーノに未練たらたら
リーザにしてみたらエルヴィーノのこと嫌いになったわけじゃなく
エルヴィーノが勝手に心変わりして
自分の元を去ったんだもんね。
でも精一杯虚勢を張って
「恋愛なんてきらい、自由でいたいのよ」って頑張ったのに
きらっきらした瞳のアミーナに
「知らないのね、どんな大きな幸せがやさしい愛から生まれるかを」
なーんて言われるのよ
これにはリーザの代わりにdolce-vitaがキレた
悪気はないけど、アミーナひどいっ
すっかりリーザに同情を禁じ得ないdolce-vita
エルヴィーノがリーザと結婚することになって
「愛されているなんて本当に嬉しい!」と
喜び歌うリーザ。
もちろんリーザも誉められたもんじゃないけど
エルヴィーノを好きな気持ちは変わらないのに
最後村人みんなから責められるなんて
かわいそすぎる
しかも責めるときの
エルヴィーノの歌声が最高潮なの。
(アミーナを責めるときもそうだけど)
ウィーン国立歌劇場のホーレンダー総監督のフェアウェル・ガラの放送を
チラッと観ました。
「歌劇“連隊の娘”から もう後の祭り~フランスに栄光あれ」ドニゼッティ作曲
マリーを歌い演じるナタリー・デセイ。
dolce-vitaはマリーのときのナタリー・デセイが大好きです。
フランス万歳と敬礼して
弾けんばかりに明るく高らかに
(でも超絶技巧で)
歌うナタリー・デセイ。
ああ、これが聴きたかったんだな~
dolce-vita、自分が思っている以上に
「連隊の娘」だいっすきみたい。
フェアウェル・ガラ、再放送必見です
La Sonnambula
オペラ座・バスティーユ
指揮:エヴェリーノ・ピド
演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
管弦楽:パリ・オペラ座管弦楽団
アミーナ:ナタリー・デセイ
エルヴィーノ:ハビエル・カマレナ
リーザ:マリー・アドリーヌ・アンリ
ロドルフォ伯爵:ミケーレ・ペルトゥージ
テレーザ:コルネリア・オンチォユ
アレッシオ:ナウエル・ディ・ピエロ
3月に放送されたメト版と
指揮者、アミーナ、ロドルフォ伯爵
一緒ですね~。
あの時は第1幕見逃したので
(↑痛恨)
今回初めて全幕通しての鑑賞です。
メト版はエルヴィーノ役がフローレスだったわけで
これは世の中的にも私的にも
現在望むべく最高のエルヴィーノ
ただこのエルヴィーノがどんな人物かというと
びーっくりするくらいのサイテー男
宿屋の女主人リーザとつきあっていたのに
若くて純粋なアミーナと出会った途端
あっさり乗り替える。
そして教会で結婚式を挙げる前夜
アミーナがロドルフォ伯爵の部屋で寝てるのが発見されるや
無実だと訴えるアミーナを激しく罵り
なんとその場でリーザと結婚することにする。
はぁあ~
なんちゅう身勝手なヤツ
結局、誤解が解けてアミーナはエルヴィーノと結婚するんだけど…〓
アミーナちゃん、考え直した方がいいんじゃないの?
dolce-vitaは親戚のおばちゃんみたく
心配するワケである。
しかしフローレスはこの馬鹿者を
カラッと演じ
能天気で考えなしの単細胞だけど
憎めないんだろうな~と思わせた。
(↑あっさりダマされるdolce-vita)
村の美女二人が夢中になるくらいだもん。
エルヴィーノは明るいイケメンに違いないのだ。
純粋無垢な、でも夢遊病のアミーナ役は
ナタリー・デセイ
どっからどう見ても可憐な村娘にしか見えないのがスゴい〓
「ようこそ皆さん…私にとって今日という日は」
dolce-vitaの大好きなアリア
ナタリー・デセイは喜びを歌うのが似合う
最後のアリア「ああ、今私を満たしている喜びは」も
技巧も喜びも炸裂
ストーリー的には何やら腑に落ちなくても
(↑ベルカントにそんなコト求めちゃダメ)
このアリアですっきりした気持ちにさせられてしまう。
ああ、これぞベルカント
夢遊病のときでさえ
エルヴィーノへの愛でいっぱいのアミーナ。
「ああ、私はお前がそのように早く萎れるのを」
健気で泣けてきます
メト版ではあまりの老けっぷりにびっくりしちゃったミケーレ・ペルトゥージ。
あれはやっぱり特殊メイクだったのかしら?
はたまた私の見間違い?と
訝しむくらいまた持ち直してます。
ペルトゥージの歌唱には特に心揺さぶられないけど
(↑ファンの方ごめんなさい)
彼が出てるとなぜか安心
エルヴィーノに振り回されて
とんだとばっちりなのがリーザ。
「夢遊病の女」このプロダクションは合唱の後
幕が上がり、リーザのソロから始まるんだけど。
愛するエルヴィーノと恋敵の結婚式を前に
「皆が喜び祝っているのに私だけが嬉しくない」
「こんなに苦しんでいるのにおめでとうを言わされる」
と嘆く。
アレッシオという恋人がいるものの
エルヴィーノに未練たらたら
リーザにしてみたらエルヴィーノのこと嫌いになったわけじゃなく
エルヴィーノが勝手に心変わりして
自分の元を去ったんだもんね。
でも精一杯虚勢を張って
「恋愛なんてきらい、自由でいたいのよ」って頑張ったのに
きらっきらした瞳のアミーナに
「知らないのね、どんな大きな幸せがやさしい愛から生まれるかを」
なーんて言われるのよ
これにはリーザの代わりにdolce-vitaがキレた
悪気はないけど、アミーナひどいっ
すっかりリーザに同情を禁じ得ないdolce-vita
エルヴィーノがリーザと結婚することになって
「愛されているなんて本当に嬉しい!」と
喜び歌うリーザ。
もちろんリーザも誉められたもんじゃないけど
エルヴィーノを好きな気持ちは変わらないのに
最後村人みんなから責められるなんて
かわいそすぎる
しかも責めるときの
エルヴィーノの歌声が最高潮なの。
(アミーナを責めるときもそうだけど)
ウィーン国立歌劇場のホーレンダー総監督のフェアウェル・ガラの放送を
チラッと観ました。
「歌劇“連隊の娘”から もう後の祭り~フランスに栄光あれ」ドニゼッティ作曲
マリーを歌い演じるナタリー・デセイ。
dolce-vitaはマリーのときのナタリー・デセイが大好きです。
フランス万歳と敬礼して
弾けんばかりに明るく高らかに
(でも超絶技巧で)
歌うナタリー・デセイ。
ああ、これが聴きたかったんだな~
dolce-vita、自分が思っている以上に
「連隊の娘」だいっすきみたい。
フェアウェル・ガラ、再放送必見です
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