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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

伊豆アカイカを直結で釣ってみた

2016-05-02 22:52:07 |  釣りレポ 2016

釣りもの選びに迷うGW。
つり丸5月15日号を眺めていると、小暮さんが面白い記事を書いています。

誰も知らなかったつちそう丸の歴史がここに!(^^)
ヒトシ船長、ちょっと太ったか?^^;
そういえば、今は遠征の夜アカイカのシーズン、これに行ってみましょう、乗れるかな?

20年ほど前、夜アカイカ釣りの全盛期の頃はゴールデンウィークになると何日も前から予約一杯で断られたこともあったけど、今は当日朝に電話入れても空きがありました^^;

GW渋滞が心配だったので1時間余裕をみて出発したら1時間早く着いてしまいました。
島遠征のシマアジ五目船がちょうど帰ってきたところで、ほどなく燃料給油のため離岸。

時間に余裕があるので、これから仕掛けを作ります。

出船は16時。
綺麗なキャビンでゆっくり1時間半ほど寝て行けますよ。

太陽が西に沈む頃、ポイントへと到着。
まだ暗くなるまでは間があるので、のんびり支度しましょう。

空は曇り、夜イカには良いコンディションですが、さてどうなるか。
向こうに見える船は宇佐美の清貢丸ですね。

仕掛けを組み立てます。
オーソドックスな赤帽を中心とした配色。一番下には餌巻きスッテ。オモリは120号。

餌巻きスッテにはサメ肉を縛ります。これが超特大のアカイカに効果が高いです。

エーススッテはアカイカさんに齧られまくりで布がボロボロ。

ロッドはタチウオ竿を選択、といっても昔タイプのシマノ海攻タチウオ240ですが。
リールはフォースマスター800MK。

かつてはコマセダイ用の竿が主流で、置き竿でアタリを待ってアカイカが乗るとその強い引きで軟調竿が満月になる、というような釣趣だったんですが、魚影が昔ほどではない最近では、やはり誘いをきちんと入れて乗せる方が良いと思います。
と、書きながら過去にもそんなこと書いたよなと思って見直してみると、13年前にも同じようなこと書いてますね。進歩がないというかブレてないというか^^;

さて、そんなこんなで釣り開始。最初の水深は60mとやや深め。
底から20mくらいまでを誘って止めての繰り返しで探ります。
しかし、アタリまったく無し^^;
船の灯りが付いてからに期待するも、暗くなっても乗ってこない。

船長、見切りをつけて小移動。
ここで周りでは何杯かアカイカが上がりました。
ここはチャンスと巻き落としをしてみると、着底ひとしゃくりめでドーン!

途中、ぐんぐんと引っ張る気持ちの良い引きを楽しみながら、
胴長35cmと、中サイズのアカイカゲット。
立ち上がりが悪い雰囲気だっただけに、型をみて一安心(^^)

アカイカは伊豆の地方名で、正式名称はケンサキイカ。
近年人気のマルイカとも同種というのが通説です。

続いてスルメイカ、アカイカ2杯めを追加。誘って止めてで乗ってきます。

つちそう丸では釣り座ごとにイケスが用意されていて、帰港までイカを生かしておけますよ。
最近では貴重な高級イカだけに、このサービスは嬉しいです。

3杯釣ったところで、さあこれからという雰囲気になったのですが、そのあとはパッタリ乗らず。
反応はでているので、イカはいるのですが乗らない。
今日は開始から潮がまったく動いてないですね。スッテ仕掛けは糸を張ったり緩めたりして、スッテを潮に乗せて誘うので潮が動いていないと効果も低いです。

時間はどんどん過ぎていき、PM9時。
反応あるけど乗ってこない、というのは
 1. スッテにタッチされたのを気づかず、イカがスッテから離れている。
 2. イカにやる気がない。
のどちらかのパターンで、近年のマルイカ釣りでは直結でわずかなタッチを感知して合わせる釣法にシフトしたことにより、爆発的な釣果がでています。
伊豆のアカイカでもマルイカ式直結が通用するのか試してみたかったので、今日はいい機会かも。

というわけで、船上で急遽直結スッテ3本ヅノ仕掛けを製作!

直結にかえて一投め、底から5mの場所でしゃくり上げたときにズシン!

おぉ、ほんとに乗った^^;
30cmほどの小型ですが、アカイカゲット。
直結だと小ぶりになるのかな?これからバリバリだぜ!

と、思ったのは束の間、その後はやっぱり乗りません^^;
一発めはマグレだったか?

釣り方は直結マルイカと一緒、底まで落としてから止めてアタリを待ちます。
穂先のわずかな変化を見逃さないようにして、アタリがなければゆっくり上に誘い上げてまた止めての繰り返しで、たまに巻き落とし。
ただし、シェイキングはあまりやらないようにします、というのは、120号オモリに2.4mの竿だと、シェイクするだけで疲れてしまうし、ちゃんとスッテが動いているかもわからない。

その後は、スルメが一杯釣れただけで、時間だけが過ぎていきます。
10時くらいかな、隣の人がアカイカゲット。
そして、底から10mほどで止めたときに、穂先を押さえ込むアタリ、小さいけれど明確です。

すかさずバシコン合わせ。
まるで根ガカリのように竿が止められました。
そのまま電動巻上げ開始、うひゃー、引っ張る引っ張る(@_@)
身切れが心配で、思わず巻くの止めたくなっちゃいますよ、でもそれはダメ。
バレないで~、とハラハラドキドキで巻き上げて、仕掛けが上がり、手繰りこんだのは胴長40cmのアカイカ。

本日最大サイズは直結で釣れました(^^)
アカイカはもっとでかいのがいるんですが、このサイズが釣れれば満足。

今日はこのまま直結で最後までやりましょう。
23時頃になって、やっと潮が動いてきたようで、ブランコ仕掛けの人にはアカイカがぽつんぽつん。隣の人は置き竿でスロー巻上げで連続して乗せてます。

私はスローに1m巻いて止めて、穂先のアタリを見逃さないように集中するんですが、まわりが釣れているときにはアタリなし。
アタリがなし、というか、アタリを見つけられなかったという可能性が高いです。

120号オモリなんで、穂先を戻したり、揺れを止めるようなアタリはたぶん出ません。穂先を押さえるオンリーのアタリが出るかどうかの勝負かなと思いました。これだと直結の威力は半減するかも?
道糸3号、錘120号、タチウオ竿の組み合わせだと感度的にも低いので、微妙なアタリは取りにくい、取れないかもしれません。
ただし、潮が速かったり、波が大きかったりすることもある場所なので、むやみやたらにタックルをライト化するのは難しいでしょう。

相模湾や東京湾でマルイカ束釣りをする達人に、伊豆のアカイカ直結にチャレンジしてみてもらいたいものです(^^)

そんなこんなで11時半に沖上がり、港に着いたのは日付が変わって1時頃。
アカイカ4杯、スルメ2杯と釣果的にはいまいちでしたが、クーラーの中で折れる良型混じり。
いまや貴重な高級イカ、これだけあれば満足です。直結でハラハラドキドキも味わえたし(^^)

船では2時間後のシマアジ五目出船に向けてコマセなどの準備開始。
船長は家で寝る暇はありません。大船長と旬船長は交代で船で寝ているので大変です。

家に戻ってAM3時、締めたてアカイカは透明度抜群。
身が厚くて、ずっしりと重いです(^^)

年に一度は行きたい夜アカイカ釣りでした。

[網代 つちそう丸]
http://www.tsuchisoumaru.com/

http://www.turiyado.com/report.asp?cid=tsuchiso
集合は船付場↓

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