墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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スープ・オペラ

2010-11-03 12:25:05 | 映画(さ行)
「スープとエジプトのバス」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
独身で35歳のルイは、女手一つで育ててくれた叔母のトバちゃんと二人暮らし。
自分を産んですぐ亡くなった母の代わりに、女手ひとつで育ててくれたのだった。
そんなトバちゃんが、還暦を前に突然恋に落ち、結婚するために家を出てしまう。
一人ぼっちになったルイの家に、ある日、怪しげな初老の画家トニー、笑顔を絶やさない雑誌編集者見習い、康介がやってきて、そのまま三人の共同生活が始まるのだが…。

阿川佐和子の同名小説をベースに、一人暮らしをすることになった35歳の女性が、ひょんなことから二人の男と共同生活を始めることになるファンタジックな人間ドラマ。『犯人に告ぐ』や『イキガミ』など、骨太なドラマが特長の瀧本智行監督が本作では一転、温かくウイットに富んだ愛の物語を手掛けた。近年は『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』や『ノン子36歳(家事手伝い)』など難しい役どころに挑戦している坂井真紀が、たよりなげに見えながらも芯の強さを持つ女性を好演して新境地を見せている。劇中に登場する色とりどりの料理はもちろん、西島隆弘、藤竜也、加賀まりこらが演じるキャラクターも魅力的だ。


「goo 映画」こちらから

「このスープがあれば、生きてゆける。」
そんな、スープが繋ぐ素適な人間関係。
今の世の中、こんな人とのかかわりのもち方は、とうていできないよね。
殺伐とした世の中が、悲しく感じる。

そして、「エジプトのバス」
エジプトのバスは止まらない。しかし、乗りたい人がいるとスピードを緩めてくれる。
それに飛び乗るかどうかは、自分次第。
自分は乗らないのだけれど、周りの人をさりげなくバスに乗せてくれるルイの不思議な魅力。

そんなのが、たっぷり煮込まれた作品になっていると感じる。

とにもかくにも、一歩踏み出す勇気をくれる映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


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4 コメント

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Unknown (KLY)
2010-11-05 01:36:27
阿川さんには仕事で一度だけお会いしたことがあるのですが、本当にその時感じたままの印象が作品からもしてきました。
ちょっと不思議ファンタジー系ですけど、「銀河鉄道の夜」的なファンタジーさが気に入ってます。
KLYさん。 (de-nory)
2010-11-05 07:42:44
KLYさん。こんにちは。

阿川さんってTVの印象そのままの人だって聞いたことがあります。
>「銀河鉄道の夜」的
分かります。そんな感じですよね。
Unknown (クマネズミ)
2010-11-14 22:08:01
de-noryさん、TB&コメントをいただき誠にありがとうございます。この映画についてレビューをブログにアップしている方が少ない中で、TBどころかコメントまでいただき、トテモ嬉しく思いました。

ですから、こんなつまらないことを申し上げるのは愚の骨頂であり、止めるべきなのかもしれません。ただ、この際ですので少々申し上げさせてください。
といいますのも、de-noryさんが、わざわざコメントの中で引用された文章は、ご承知の通り、決してクマネズミのものではなく、映画評論家・渡まち子氏のブログ記事からの引用文なのです。
ですから、当該箇所についてのde-noryさんのコメントは、クマネズミに対するものというよりも、渡氏に対するものといえるでしょう。ご足労をおかけしますが、是非、渡まち子氏のブログにも同様のコメントを行っていただければ幸いと思います。
なお、クマネズミは、従来から、単なる参考資料として映画評論家の文章を引用しているだけで、その内容について必ずしも全面的に賛成しているワケではありません(特に、前田有一氏の論評については、問題点が多いのではと思っています)。
ただ、自分なりに懐いた感想をとりまとめる場合、評論家達の様々な見解をも視野に入れ、それらと重なり合わないように注意しつつ書くべきと思って、記事の最後に引用文を掲載しているわけです。
甚だ僭越ではありますが、仮にコメントをなさっていただくのであれば、クマネズミの見解部分についてお願いできれば幸いです(無論、取り立ててコメントをしていただくほどの価値のある見解など、クマネズミが持ち合わせていないのが現在までの惨状ですが!)。
口幅ったいことばかり申し上げて、誠に申し訳ありません。甚だ不愉快な気分になられるかもしれませんが、どうかお許し下さい。
クマネズミさんへ (de-nory)
2010-11-15 07:41:27
クマネズミさん。こんにちは。

どうも不快な思いをさせてしまったようで、申し訳ありませんでした。
わざわざの引用。
くまねずみさんのお気持ちも、その引用に含まれていると思っていましたので…。
以後、気をつけますね。

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