節分の京都を巡る

2011年02月03日 23時59分59秒 | 京都
2月3日は節分の日。
豆まきや恵方巻(関西限定らしい!?)で知られていますが、京都では毎年多くの社寺で節分行事が催されます。お昼から、市バス一日乗車券を使って行ってきました。

まずは壬生寺道で降りて、新撰組おなじみ壬生寺を訪れました。
京都で節分といえば、壬生寺と吉田神社の節分祭が有名です。バスは大混雑、途中の嵐電の踏切にも係員が配置されていました。もちろん、出店もずらっと。


賑わう壬生寺。
お参りをして、おみくじを引くと大吉でした。うん、幸先がいい。
今日は他にも目的があるので、出店の誘惑を断ち切ってバス停に戻りました。

壬生寺道からは四条烏丸へ、そこから乗ったのは32系統。
2月いっぱい、四条通の歩道拡幅に向けた社会実験のため、市バスの5系統と32系統は経路変更をしています。


期間限定ですが、専用の幕もきちんと用意されています。
従来は四条通・河原町通と進んでいたのが、烏丸通・御池通という経路に変更、白幕に赤字で示されています。
車内では運転手さん・自動放送共に社会実験で経路変更の旨を伝える放送がしきりに流れていました。しかし、「次は烏丸三条」という放送が流れて、慌てて下車するお客さんも数人。1日からのことなので、まだ完全に定着はしていないようです。

実際に変更された経路を乗車しての感想は、「早い!」の一言。あっという間に烏丸御池に到達し、そこからは車道の広い御池通を悠々と市役所前へ。このまま永続的に経路を変更してもいいような気がしました。四条河原町経由ではこうスムーズにはいきにくいでしょうね。


車窓から見る鴨川の陽気につられて川端二条で下車。
前後の幕はこんな感じです。

鴨川の河川敷をうろうろした後は、歩いて東山二条へ。


バスを待っていると節分限定の臨時バスが来ました。
満員だったので乗りませんでしたが、吉田神社と壬生寺を結ぶのは便利ですね。紫幕中心の京都市バスにあって、白幕は今や貴重です。

東山二条からは清水道へ移動、そのまま西へ歩いて六波羅蜜寺に行きました。


この間の「京都学特別講義」ではすぐ近くの六道珍皇寺を訪れましたが、こちらは初めて。節分追難式を行われることが京都新聞に載っていたので今回の訪問と相成りました。敷地の関係もありますがスゴい人だかりです。


入るとすぐに追難式が始まりました。
住職さんの読経、六斎念仏(通常は8月に行われる)の後…


鬼が出てきます。このお面が怖い!(^^;


鬼は何度かこのように糸を撒き散らします。これを財布に入れておくとお金が貯まる言い伝えがありますが、自分のところまでは届きませんでした。


豆をまいて鬼を追い払う住職さん。こうして鬼が逃げていきます。


そして豆まきです。真ん中に宮川町の舞妓さんの姿が見えます。
他にも3人ほど来られていて、それが最大のお目当てでした。因みに豆は取れました。

この時点で15:30頃。
まだ帰るには早かったのでバスで北上、吉田神社の最寄りバス停・京大正門前で降りました。
降りる人が多いので後ろの扉からも降車が許可され、交通局の職員さんが帽子でお金を受け取るという昔ながらの光景が繰り広げられていました。


東大路通から伸びる吉田神社の参道は出店が並び、壬生寺以上の大混雑。
肉巻きおにぎりやシロコロホルモンなど、ご当地B級グルメの出店が多かったのが印象的でした。


境内でいちばん目を引いた巨大な火炉。夜にはすべて燃やされます。

お参りを済ませてからは、京大構内を通り抜けて百万遍へ。
進々堂で休憩したかったのですが、人が多かったので断念。京大農学部前から錦林車庫前へ進み…


同じく社会実験が行われている5系統に乗りました。
こちらは四条河原町から四条通・烏丸通を進んでいるところを河原町通・五条通に経路を変更。
32系統よりも本数が多いことで、四条烏丸を通らないのはマイナスなのでは…と思っていましたが、四条河原町から京都駅への新たな速達ルートとなった上、経路変更区間ではお年寄りや中学生の降車も見られ、少なからず利便性が向上したような印象を受けました。


京都駅前で後追い。
今後も経路変更の系統は増えるのでしょうか。気になります。

そして家の近所まで来るバスに乗って帰ってきました。
今回は社会実験実施中の系統に乗って、普段は静寂な壬生寺や吉田神社の混雑している姿が見られた上に、
六波羅蜜寺では舞妓さんの豆まきといった京都の節分らしい過ごし方をすることが出来ました。
そろそろ梅の季節。次は梅を見に、またバスで周りましょうか…。

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