京都バス免許維持路線・庫系統(高野車庫→一乗寺木ノ本町→大原)

2015年03月21日 23時57分18秒 | バス関係
一部のバスファンにとってはソワソワするきょう「春分の日」ですが、それを前に、読売新聞で以下のような記事が掲載されました。

年1便「幻の片道バス」、今年も間もなく運行

昨年も乗車した、春分の日のみ運行される京都バスの95系統についての紹介のほか、免許維持路線やその成り立ちについて詳しく触れられています。
京都バス側の公式見解もあり、単なる路線免許の維持だけではなく将来の「大原・鞍馬人気」を見据えているとは恐れ入りました。(^^;

さて、ついに新聞記事にもなってしまった京都バスの95系統ですが、同日にはその前運用として3つの出庫路線が運行されます。
これらの系統番号の付されていない路線は「庫系統」と呼ばれ、他系統の出入庫ついでに寄り道をして免許維持区間を走るといった合理的な運行がされています。
今回、春分の日のみ運行されるのは、

高野車庫→(一乗寺木ノ本町)→大原
高野車庫→(京都コンサートホール前)→地下鉄北山駅
高野車庫→(寂光院道)→大原

以上の3路線が当てはまりますが、95系統が年に一度の運行ですから、これらの庫系統も必然的に年に一度の運行となってしまうわけです。
このうち2路線(上から2つ)については未乗車のため、一年越しで実乗を叶えるべく朝8時過ぎの高野車庫へ赴いたのでした。


まずは8:20発の一乗寺木ノ本町経由・大原行きを待ちますが、いつもとは少し違う雰囲気。
それもそのはず、テレビと思しきスタッフが待機しているようで、庫内では京都バスの社員さんも撮影されていました。
おそらく、新聞記事が出た影響で例年以上に注目が集まっているものと思われます。これは本番(95系統)の混雑が危ぶまれるところですが、庫系統はまだまだ「知る人ぞ知る」的存在。数人の同業者と共に待機します。


8:20、リエッセの10号車が「大原」幕を掲げて定刻通りに出てきました。
北大路通との交差点を左折するとさっそく免許維持区間に突入し、東へ進んでいきます。
とは言え、市バスの北8系統が日常的に走っている経路なのでそれほどのレア感はありません。


一乗寺木ノ本町を過ぎ、あっという間に白川通北大路交差点へ到達。
ここから白川通を北に進んで大原へ向かいますが、以降は他系統との重複区間となります。大原まで乗ってしまうと次の庫系統に乗れなくなるので、


適当なところ……というわけで、八瀬駅前で下車。

高野車庫へ戻るバスにはしばらく時間があったので、乗ってきた道を三宅八幡まで歩いて戻ります。


そうかと思えば、先ほど乗っていた10号車が早くも大原から回送されてきました。
例年通り、庫系統の3路線と95系統を同じ車両で回すようです。


後続の17系統に乗って高野車庫へ戻ります。
因みに三宅八幡~高野車庫の運賃は230円。それが僅か200mほど手前の「赤の宮」で降りると160円となります。悩ましくも時にありがたい、運賃境界の妙です。(次の記事へ続く)

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