一区切り、そして

2012年03月31日 23時37分58秒 | 日記
あっという間に年度末。
今年度もやり残したことの多い一年でした。
持ち越せるのも来年度限りということで、何とかしないと…といった感じです。

さて、JRグループのダイヤ改定は去る17日に実施されましたが、きょう31日も無くなるものが何かと多い日。
2011年度(3回生)最後の一日をどう過ごそうかと迷った結果、祖母宅に行ったついでに、京都バス37系統・雲ヶ畑線の最終便に乗ることにしました。
実は小学生の頃に祖母に乗せてもらった覚えがあって、子供心に「スゴいところを走っているな」と思ったものですが、狭い狭い山道を小さなバスが走る様子は、今から思えばまさに村上春樹『ノルウェイの森』に描かれた京都の山奥の情景でした。
4月からジャンボタクシーとして運行は継続されるものの(本数は半減)、京都バスは雲ヶ畑地域から撤退するということで、最後の最後に惜別乗車となりました。

17時の最終便はいつも通りの小型バスで、車内はガラガラ。
路線バスの最後はこんなものか…と思いつつ、当初は北大路駅で降りるつもりだったのですが、もう少し乗っていたくなったので、均一区間ギリギリの上賀茂神社前まで乗車することに。
北大路通ではカメラを構える人も目立ち、北大路駅前からは「今日で最後やから乗せてもらお」と、普段は他の系統を使っているとおぼしきおばあちゃんグループが乗ってきて立ち客も。
堀川通ではフラワーショップの店員さんが「最後まで頑張ってください」とわざわざ一区間だけ乗って運転手さんに花束を渡すという感動的なドラマにも立ち会えました。
そうして20分少々で上賀茂神社前に着き、「ありがとうございました」と運賃を払ってバスを降りました。
地元の人の惜別乗車が多かったということは、それだけ地域に愛されていた路線だったということでしょう。最後に乗ることが出来て、いい思い出になりました。

授業はまだですが、明日からいよいよ四回生。
気分も新たに、最後の一年をスタートさせたいですね。


写真は今日で廃止となった37系統。
明日からはジャンボタクシーによる「雲ヶ畑バス・もくもく号」として再出発です。

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