以前『被差別一千年史』を読んだときは、高橋貞樹がこの本を19歳で書いたというのが信じられなかったのですが、経歴を見ると、山川均のところにいたのが決定的に重要なんでしょうね。
この時期、社会主義・共産主義の理論面では山川均が群を抜いていて、日本で最高の学習環境だったようですね。
それと、この本は旧書名を岩波が勝手に変更した点も、一部で多少言われましたね。
解説の沖浦和光氏は何かのシンポジウムで一度お見かけしたことがありますが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の幽霊船の場面に素顔で出演しても特に違和感がないような、独特の風貌と雰囲気の方ですね。
網野善彦氏と沖浦パイレーツ氏は、戦後の混乱期、東大での共産党活動以来の知り合いで、網野氏は沖浦氏の高橋貞樹に関する論文も当然読んでいるはずですから、どこかで『被差別一千年史』に言及されていると思います。
どなたか情報を提供していただけるとありがたいですね。
参考、山川均について(加藤哲郎氏のサイトより)
http://homepage3.nifty.com/katote/kyokaiJCP.html
http://www.ff.iij4u.or.jp/~katote/Home.shtml
>kariさん、筆綾丸さん
亀レスですが、近日中に釈さん・亜季多さんとギロチン・ビールを試飲する予定です。