題詠blog2009

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083:憂鬱

2008-12-19 | 081-090の歌
「083:憂鬱」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

この漢字のまま「憂鬱」と詠み込んでください。「憂うつ」「憂欝」などは不可

083:憂鬱(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
『春夏秋冬』口ずさみつつ憂鬱に耐えたり「今日ですべてが変わる」...

083:憂鬱(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
憂鬱な気分で見つめた地面ではアリとゲジゲジ戦っていた

083:憂鬱(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
色褪せし我が青春の愛読書・『パリの憂鬱』(ボードレール著) 

083:憂鬱(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
青春の憂鬱の日々 友も我も「メランコリー」が口癖なりき

083:憂鬱(アンタレス) (思い出ずるままに)
ひねもすを臥しおる身にて憂鬱の言葉はなれずこの字替えたし

083:憂鬱(みずき) (空)
降る雨は春の憂鬱 手を伸ばす人も無ければ櫻恋ほしき

083憂鬱(船坂圭之介) (kei's anex room)
父の座の淋しかりけり雲一つ無き青空のなかの憂鬱

083:憂鬱(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
いざと言うときに備えて憂鬱と薔薇と檸檬は漢字で書ける

083:憂鬱(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
憂鬱な一日でした空は晴れ雲は吹き飛びどこもブルーで

083:憂鬱(佐藤紀子) (encantada)
「さんざんに遊んだ果てに憂鬱な顔したりして 太郎さんったら」(浦島太郎物語)

083:憂鬱(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
どこがどうであれば短歌といえるのか 三十一音の憂鬱 

083:憂鬱(梅田啓子) (今日のうた)
歌へぬほど憂鬱な日はまるまりてベッドにしづかに横たはりをり

083:憂鬱(森山あかり) (言葉の花かご)
憂鬱に心まかせて歌ってた少女の頃がわたしの起点

083:憂鬱(小早川忠義) (Just as I am Returns)
憂鬱と紙にさらりと書くなれど「羞恥心」なる歌は覚えず

083:憂鬱(みつき) (みそひと :: misohito ::)
憂鬱を撃ち抜くような低音で命揺るがす君のベースは

083:憂鬱(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
時としてカタカナで書きその想い軽くしませう「憂鬱」の二字

083:憂鬱 (穴井苑子) (猫のように純情)
鬱蒼と茂った森の中にいて憂鬱よりもやることがある

083:憂鬱(うたまろ) (五と七と五と七と七)
ものうげに平和の旗が揺れている 穏やかな午後 憂鬱な時代

083:憂鬱(迦里迦) (香飄)
感染性憂鬱(メランコリー)の予防にはブログを閉づることだと気づく

083:憂鬱(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
君に今桜の魔法かけた故憂鬱全て咲かせ散らせよ

083:憂鬱(チッピッピ) (うたよみブログ)
憂鬱なニュースが多くてTV消し新聞読めばよけい憂鬱

083:憂鬱(ジテンふみお) (雲のない日は)
手拍子を適当に打ついくじなし憂鬱音頭のさびのさなかに

083:憂鬱 (minto) (@100@)
散りさうで散りぬ桜を見守りつ案じてをりぬ春の憂鬱

083:憂鬱 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
憂鬱がもやもやもよっと変身しユーレイになってふわふわ泳ぐ

083:憂鬱(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
「憂鬱はメランコリーって言うんだよ」「メリーゴーランド何回乗れる?」

083:憂鬱(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ )
日溜まりに置き忘れてた憂鬱は母の笑顔と空に消え行き

083:憂鬱(柴田匡志) (スタートライン)
明け方の憂鬱さえを乗り切れば毎朝元気になれると思う

083:憂鬱(はこべ) (梅の咲くころから)
憂鬱など知らぬ気におる桜守花はかわいいと語りて笑む

083:憂鬱 行方祐美 (フーガのように)
憂鬱な雨もあるらんわたくしに否を貫く一人のような

083:憂鬱(畠山拓郎) (あいうえおあお)
憂鬱はドグマチールの点滴でなんとかしてたころもあったな

083:憂鬱(陸王) (Always Walking with Yu)
そういえば背びれ5枚目右側にペンで憂鬱って書いてあった

083:憂鬱(ことり) (歌)
どこまでもすっからかんの青空が余計にわたしを憂鬱にする

083:憂鬱(理阿弥) (車止めピロー)
憂鬱の唇までが懐かしくやっと眺めるフォトアルバムの

083:憂鬱(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
憂鬱な気分を少し和らげるやや憂鬱な君の命令

083:憂鬱(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
憂鬱になった理由を吐き出せるわたしはまだまだ大丈夫でしょう

083:憂鬱(Yosh) (☆生短歌☆)
親亀の上の小亀に乗せられた憂鬱という孫亀背負う

083:憂鬱 (新井蜜) (暗黒星雲)
憂鬱になりたいのではないけれど憂鬱になるひとりの朝は

083:憂鬱(ふみまろ) (光る風の記憶)
憂鬱の朝をかさね着するように僕らの旅に同じ雨ふる

083:憂鬱(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
春の闇月曜の罠ひとはなぜよきはじまりに憂鬱になる

083:憂鬱(のびのび) (のび短歌)
逢いたくないわけじゃないのに憂欝な気分で書き込む土曜の予定 参照記事:083:憂鬱

083:憂鬱(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
憂鬱を隠して笑う人だから斜め四十五度で話そう

083:憂鬱 (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
莨火を床に踏み消す学食のテーブルに置く憂鬱なる党派

083:憂鬱(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
莨火を床に踏み消す学食のテーブルに置く憂鬱なる党派

083:憂鬱(わだたかし) (ファミレス短歌)
憂鬱をとおりすぎてるこの感じ 「いつか晴れる」のいつかはいつだ

083:憂鬱(フウ) (easygoing.)
もっと不安を先読みしすぎて憂鬱な胸を空かしてみようよ

083:憂鬱(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
「憂鬱な顔じゃ男も釣れないよ」咥えたばこでがははと笑う

083:憂鬱 (ひたぶる君を)
憂鬱なため息ひとつまぎらはし所詮私は赤くは咲けぬ

083:憂鬱(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
「するべき」と「どうせむり」とを同じだけ混ぜ合わせれば憂鬱になる

083:憂鬱(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
憂鬱に三十日に一度ほど襲われ繰り返してく浄化

083:憂鬱(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
「憂鬱~」てふ軽やかなコトバに効く薬を飲んでるから、太る。

083:憂鬱(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
憂鬱な 気分が襲う 熱帯夜 眠れぬ夜が 拍車をかける

083:憂鬱(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
画面越し 君の言葉を見るたびに甦る過去 夜の憂鬱

083:憂鬱(tafots) (1年で1000首をつくる)
『ペンギンの憂鬱』という本があり全ペンギンはうつ病に見ゆ

083:憂鬱(只野ハル) (Ordinary days)
世界を巻き込んであの人の憂鬱が走り出す目が離せない

083:憂鬱(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
ケータイで大きな声で話す人みんなみんな憂鬱になあれ

083:憂鬱(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
憂鬱を壁いっぱいに蝋石で書くきみの背に集るカゲロウ(集る=たかる) 083:憂鬱(題詠100首2009)

083:憂鬱(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
憂鬱を抱える少女の指先で折りつくされる鶴のあとさき

083:憂鬱(こうめ) (はこにわ相聞歌)
この手もて悪魔を引き裂く夢想する 憂鬱に伏す君の髪撫で

083:憂鬱(さかいたつろう) (流星文庫)
テレビから聞こえるカツオは憂鬱なあたしを励ますことに必死で

083:憂鬱(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
低きより高きへ向かう風は吹かず マリーアントワネットの憂鬱

083:憂鬱 (七十路ばば独り言)
戻り梅雨あめ降り続けば憂鬱とう虫の卵がまたも孵化する

083:憂鬱(すいこ) (すいこのうたおきば)
憂鬱のまにまに君が穏やかに下ネタを振るちょっぴり笑う

083:憂鬱(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
列島は長梅雨あけず「彼(か)の所為」と名指しされ幼子の憂鬱

083:憂鬱(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
読めれども書くことできぬ文字ありて変はることなし薔薇と憂鬱

083:憂鬱(髭彦)再投稿 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
読みうれど書くことできぬ文字ありて変はることなし薔薇と憂鬱

083:憂鬱(藻上旅人) (創作のおと)
昨日とはかわらぬ今日をやりすごし明日からそれを憂鬱とよぶ

083:憂鬱(原田 町) (カトレア日記)
憂鬱とか快濶とかはさておいてジャグジーバスにひと日をほぐす

083:憂鬱(ウクレレ) (十線譜)
憂鬱な梅雨が明けたる朝 蚊取り線香の灰ポトリと落ちる

083:憂鬱(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
携帯と財布を落とし憂鬱にそんな暇なく電話しまくり

083:憂鬱(イマイ) (ゆびおり短歌)
「憂鬱」はチラシの裏を染めるほどびっしりとなりきみは爪切る

083:憂鬱(nnote) (白い箱から)
憂鬱とつぶやいてみる画用紙に見えない白い花はあふれて

083:憂鬱(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:083:憂鬱 憂鬱な放課後僕は夕焼けを君のパンティに突っ込んで寝る

083:憂鬱(藤野唯) (Sugarmint)
憂鬱な気持ちを隠そうともしないあなたの背中を見ているしかない

083:憂鬱 (みなと) (海馬)
店頭のワゴンできみの憂鬱がまるい果物のふりをしていたよ

083:憂鬱(春待) (三感四音)
憂鬱なわけでもないのに泣けてくる涙に理由はいらないようだ

083:憂鬱(佐藤羽美) (hinautamemo)
本棚に誰かが何かが棲んでいる気配を秋の憂鬱という

083:憂鬱(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
憂鬱をパーセンテージで表して大槻ケンヂに見せに行きたい

083:憂鬱(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
とりあえず憂鬱な話しは後にしてふたり無邪気に猫の話しを

083:憂鬱(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
秀吉の顔がいつ何処でみてもサルに見えてしまう信長の憂鬱

083:憂鬱(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
憂鬱といへばなぐさむこの甘き言の葉よ貴腐葡萄酒に似て

083:憂鬱(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
憂鬱はなかなかいいね 思春期に知るトランクス はぁぶらぶら

083:憂鬱(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
憂鬱とつぶやいたあとの唇のかたちでいるから慰めにきて

083:憂鬱(あみー) (正直なたましい)
生きるのが常に憂鬱なんですね しかも漢字で 深刻ですね

083:憂鬱(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
あまりにも現実逃避が長すぎて憂鬱が破壊衝動になる

083:憂鬱(祢莉) (suger drop)
雨の日の午後の倦怠君に愛されることすら憂鬱なのです

083:憂鬱(間遠 浪) (少女らせん)
時にはいっしょに憂鬱なんかになりましょう朝に目覚めて夜は眠って

083:憂鬱(振戸りく) (夢のまた夢)
憂鬱というほど重くないけれどきょうもポストは空っぽでした

083:憂鬱(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
中島の野球の誘い待ちながら日曜夜の憂鬱を飼う

083:憂鬱(青野ことり) (こ と り ご と)
憂鬱をうすぼんやりとながめれば憂いの林に呑みこまれゆく

083:憂鬱(酒井景二朗) (F.S.D.)
休日の血は憂鬱を運ぶもの 晝寢の夢は妖怪ばかり

083:憂鬱(Re:) (プリズム)
憂鬱をメロディーにのせて歌ってる今日も明日も世界は平和だ

083:憂鬱(斗南まこと) (野ウサギのように)
会うことが義務になりゆく憂鬱さ わたしを縛るあなたが悪い

083:憂鬱(珠弾) (seven seas tac)
憂鬱に制海権を奪われたままの私であると思うな

083:憂鬱(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
憂鬱に魂込めて投げるから「カッキーーーン」って空へ運んで

083:憂鬱(都季) (31pieces)
憂鬱はブルーでエコはグリーンで けど恋愛はピンクじゃないかも

083:憂鬱(ほたる) (ほたるノオト)
口紅の輪郭暈ける月曜の朝の鏡に潜む憂鬱

083:憂鬱(市川周) (ミルミルを飲みながら)
三分ともたない憂鬱(鳩なので)(きりがよいので七七はなし)

083:憂鬱(月下燕) (a swallow under the moonlight)
過去形で語られている八月の給湯室に憂鬱を吐く

083:憂鬱(遥遥) (たんかのきりかた2)
遠い国ミサイルが飛ぶぼちぼちと明るい憂鬱に手を洗おうか

083:憂鬱(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
指さして憂鬱風邪と名付けた日 蕾の重さ一ミリグラム

083:憂鬱(こゆり) (おかっぱ短歌)
カップ麺ほぐれるまでの三分も憂鬱に支配されて月曜

083:憂鬱(おっ) (だいえいの短歌専門店)
押し寄せる憂鬱の波はくるぶしでちゃぷちゃぷ遊ぶくらいがいいね

083:憂鬱(かりやす) (彼方探訪)
研修の期間のあさとひるとよる憂鬱質にひたされてをり

083:憂鬱 (村木美月) (うたりずむ)
とりあえず答えが出ない日を棄てる明日は明日の憂鬱を抱く

083:憂鬱(扱丈博) (取扱)
この午後のアルカリ性の憂鬱にビオレのようなうたた寝を

083:憂鬱(蓮野 唯) (万象の奇夜)
憂鬱の源たどれば恋人の歯に衣着せぬ物言いがある

083:憂鬱(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
ため息は月曜日には雲になり憂鬱な雨へ変わるでしょう

083:憂鬱(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
素因数同士に宿る憂鬱に1を求むる共通項あり

083:憂鬱(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
飛び込みたいのはここじゃない 憂鬱を溶かせばやはり青色なのか

083:憂鬱(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
涙雨刹那の隙を埋めてゆく きみとわたしと空の憂鬱

083:憂鬱(emi) (時計をはずして)
合い鍵をなくしたままの憂鬱がすべてを語る今日という日を

083:憂鬱 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
一日に何度も雨が降っていたオスロは白夜 憂鬱な星・・・

083:憂鬱(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
憂鬱の画数数え憂鬱な雨の日膝を抱え待ってる

083:憂鬱(本田鈴雨) (鈴雨日記)
憂鬱をいううつと書く午後の空ゆうるりうろこ雲ほぐれゆく

083:憂鬱(橘 みちよ) (夜間飛行)
真夜中に目覚めてドアを開けはなつ憂鬱はおもく喉をふさぎく

083:憂鬱(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
雨降りに手にした自由 憂鬱も傘も持たずに歩いていける

083:憂鬱(村上はじめ) (雑感)
憂鬱と漢字で書くよりカタカナでユウウツとしたほうがしっくりとくる

083:憂鬱(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
コンタクト寝起きに着ける憂鬱を目の良い君は知るよしもなく

083:憂鬱(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
憂鬱に思わせる記事を作るのが何よりきみの得意ということ

083:憂鬱(暮夜 宴) (青い蝶)
憂鬱の種は芽吹けど間引きすらできず指先だけを汚した

083:憂鬱(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
ほんとうの憂鬱を知らぬ思春期の子らが保健室に集ひぬ

2009題詠blog083:憂鬱(はづき生) (生さんま定食)
強烈なひかり全角度より射し影は足下に憂鬱なるも

083:憂鬱(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
時々は雨もあるのさ憂鬱などオイル切れだぜ初期型AIBO

083:憂鬱(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
水脈で伝わるならば公園の遊水池にも溜まる憂鬱

083:憂鬱(岡本雅哉) (なまじっか…)
「憂鬱がうつるからやだ」ためらわずわたしの膝からおりていく猫

083:憂鬱(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
憂鬱の缶ビール酔う与う人でありたしビールください

083:憂鬱(しおり) (ヒロの独り言)
マドラーでくるくる氷掻き混ぜてただ憂鬱に酔いしれる夜

083:憂鬱(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
はんぶんこ 君は言うけど憂鬱な僕は会ったら消えちゃいました

083:憂鬱(都) (miya-momoの日記)
ぬかるみのように足元沈みゆく恐ろしいのはそんな憂鬱

083:憂鬱(駒沢直) (題詠blog参加用。)
憂鬱な窓の外には鳩がいて来るっ苦~とか鳴いていやがる

083:憂鬱(sora) (追憶~娘へ)
水色の不安はすこし濃き色へやがて群青色の憂鬱に

083:憂鬱(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
月曜は憂鬱なりと人の言う 週末も心の休まらぬのか...

083:憂鬱(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
雨の日の弦に耳慣れしギタリスト一晩で書く憂鬱な楽譜

083:憂鬱(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
憂鬱のフラグメンツのはじまりは果実膨らむしこりのあおさ

083:憂鬱 (お気楽堂) (楽歌三昧)
憂鬱をメランコリーと言い換えるほんのちょっぴり憂鬱が減る

083:憂鬱(Ni-Cd) (反実仮想)
憂鬱を食すぎちゃったと君が言う 口をわずかに開けて寝る夜

083:憂鬱(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
おだやかなハワイの歌を聴きながら手懐けてゐる憂鬱いくつ

083:憂鬱(吉里) (梢は歌う)
憂鬱をお手玉にして放り上げ空行く雲よ風よと渡す 

083:憂鬱(夢雪) (浪漫)
憂鬱でふさぎこみたくなる夜は翼の生えた猫と対話を

083:憂鬱(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
曇り空鳴らぬ携帯月さえも見えない夜が憂鬱誘う

083:憂鬱(さと) (すばらしい日々)
憂鬱の姿思案し絵筆執れば薄紫に俯く花

083:憂鬱(今泉洋子) (sironeko)
憂鬱が極まつてゆく白秋にかたぶき深まるロダンの青銅(ブロンズ)

083:憂鬱(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
聞き分けのいい子も飽きて憂鬱をビビッドカラーで塗りつぶす朝

083:憂鬱(紫月雲) (resume 1970-2009)
憂鬱と言うのは簡単だなあつて塾帰りの子つぶやいており

083:憂鬱 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
憂鬱の字は似合はざり ユーウツと明るく云ひて笑む人なりき

083:憂鬱(村本希理子) (きりころじっく2)
憂鬱といふほどでないユウウツな午後売れ残りの弁当を買う

083:憂鬱(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
春先の風に混じれる憂鬱にプルーストなどと名付けて飼えり

083:憂鬱(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
君ひとりすら救えない憂鬱を噛みくだく日々救世主なのに

083:憂鬱(茶葉四葉) (ゆざまし)
飼い猫の名を憂鬱と決めてより上手に扱い飼いならせてる

083:憂鬱(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
憂鬱な時こそ花を飾る術いつしか身に付け今を生きてる

083:憂鬱 (一夜) (短歌るBlog)
新型のインフル治るも外出を 許されぬ吾子憂鬱纏い

083:憂鬱(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
憂鬱を絵に描いてみてと君が言う水彩画よりペンキがいい

083:憂鬱(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
例えるなら、残しておいたクレープが食べられていた、くらい憂鬱

083:憂鬱(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
ほんとまじありえないってちょー憂鬱なんですけど伝わんないかんじ? ○伝える気ないだろ

083:憂鬱(花夢) (花夢)
憂鬱なあなたの声をききながら部屋のCO2が濃くなる

083:憂鬱(O.F.) (O.F.)
憂鬱な午後を開けてもまた憂鬱 入れ子式だね憂鬱な午後

083:憂鬱(惠無) (なんでもない一日)
ひどくなる頭痛と憂鬱比例して たまごが先かにわとりが先か

083:憂鬱(桶田 沙美) (31Words Runner)
憂鬱をひとつふたつと数えたらいつしか忘れて寝ていました

083:憂鬱(kei) (シプレノート)
この街のためにも買おう大熊手お酉さまにも憂鬱な日々

083:憂鬱(田中ましろ) (ましたん)
3時からアケミ、4時にはサチ、5時はリョウコにフラれ憂鬱である

083:憂鬱(香-キョウ-) (Sky on Blue)
雨の日が憂鬱だと誰が決めた?雨なら中止のマラソン大会

083:憂鬱(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
憂鬱と一緒に白い錠剤を噛み砕いては飲み込んでいく

083:憂鬱(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
薔薇十字探偵の目の憂鬱はあくびをしている猫にまかせた    

083:憂鬱(内田かおり)  (深い海から)
夕暮れに憂鬱いくつ持て余し夕陽の赤に車を焦がす

083:憂鬱(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
見るからに憂鬱さうな顔をしたをんな映れり地下鉄の窓

083:憂鬱(ノサカ レイ) (のーずのーず)
マグニチュード9.5の憂鬱に備えてリュックにカップラーメン

083:憂鬱(小林ちい) (ゆれる残像)
君を待つ夜の憂鬱やり過ごすメランコリアのような頬杖

083:憂鬱(やすまる) (やすまる)
憂鬱は手の平にある柔らかく握った拳をふらふら振って

083:憂鬱(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
「リンゴ」という漢字が書けないユウウツの形は書ける「憂鬱」という

083:憂鬱(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
田園や都会ではなく、憂鬱は、仮想現実空間のなか。

083:憂鬱(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
憂鬱になろうとしても憂鬱になれない憂鬱があるだろうか

083:憂鬱(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
憂鬱は歯痛のようにぶりかえす 蛇口の水がつめたくなると

083:憂鬱(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
総武線の憂鬱を形にしたのなら使ったままのバイブだろうか

083:憂鬱(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
憂鬱を抱えるたびに生きている意義を頭で咀嚼する癖

083:憂鬱(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
憂鬱をはかる定規がみあたらずかなり根深い僕のユウウツ

83:憂鬱(HY) (天然通信)
憂鬱を色に例えて見たならば秋田の冬の空の色ぞと

083:憂鬱(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
憂鬱に支配ゆるして打ち臥せば静かなり黒白の鍵盤

083:憂鬱 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
夢の中でさえ言葉を飲み込んでいるぼくがいて朝の憂鬱

083:憂鬱(星川郁乃) (Air Station)
憂鬱な母が夜毎に見る夢は辺り一面咲く赤い花

083:憂鬱(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
柑橘の酸味がひろがる鮮やかな憂鬱のせたあわいくちびる

083:憂鬱 (純情短歌)
夜が明ける前の静かな時狙い ふいに襲いし白い憂鬱

083:憂鬱 みぎわ (たづたづし)
遅れきし更年期でせう憂鬱を抱へし子宮このごろ泣かぬ

083:憂鬱(鯨井五香) (くじら(独唱))
憂鬱はレモンの輪切りにまぎれこみフォークの先で薄く光れり

083:憂鬱(ME1) (FILL mobile)
どんよりと切り抜いた空 錆鼠の更ける憂鬱がこんこんと増す

083:憂鬱(志井一) (日記ホプキンス)
雨の日の憂鬱 それを知ったのは外に出かけている時だった

083:憂鬱(ぱん) (向日葵 と 月)
憂鬱は部屋いっぱいに満ちあふれチェーンロックの隙間をもれる

083:憂鬱(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
189番目となる憂鬱はルピナスがどこにもいないこと