題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

053:妊娠

2008-12-21 | 051-060の歌
「053:妊娠」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

053:妊娠(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
したこともすることもない妊娠を僕に語れと言っても無理だ

053:妊娠(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
殷賑を極むる医家の調度にて妊娠女性の臥せる唐椅子

053:妊娠(アンタレス) (思い出ずるままに)
妊娠を告げられ華やぐ若きらに混ざりて黙す検診われら

053:妊娠 (わたしよきみの風景であれ)
不快なるネットスラング「任天堂信者」を略し「妊娠」と言う...

053:妊娠(みずき) (空)
妊娠を告げる女優の輝いて温き二月の雨降りしきる

053:妊娠(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
我が腹を妊娠五箇月と評したる友も立派なメタボとなりぬ

053:妊娠(船坂圭之介) (kei's anex room)
身篭るといふはお仕置き むすめ独り泣いて縋るも父は赦さじ

053:妊娠(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
妊娠(みごもり)といふはお仕置き むすめ独り泣いて縋るも父は赦さじ

053:妊娠(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
妊娠(みごもり)といふはお仕置き むすめ独り泣いて縋るも父は赦さじ

053:妊娠(小早川忠義) (Just as I am Returns)
「妊娠」の項に付きたる開き癖我が家に残る医学辞典の

053:妊娠(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
妊娠線を気にする妻に見る人は俺だけだよと言った過去あり

053:妊娠(佐藤紀子) (encantada)
たくさんの卵を昆布に植え付けて魚は妊娠しないキャリア派(浦島太郎物語)

053:妊娠(柴田匡志) (スタートライン)
妊娠に仕事を辞する女史はただ「本当は嫌」と涙を零す

053:妊娠(うたまろ) (五と七と五と七と七)
人類に犯され妊娠した星の地響く陣痛 何が生まれる?

053:妊娠(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
陽性の妊娠検査薬を見て喜ぶあなた 女でよかった

053:妊娠(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
妄想を直ちに出産したいので誰か妊娠させて下さい!

053:妊娠(みつき) (みそひと :: misohito ::)
妊娠をしたところです落ち着いて 明日はまだです まだ産まれません

053:妊娠 (穴井苑子) (猫のように純情)
妊娠をしている人をつかまえて語る伝説&武勇伝

053:妊娠(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
妊娠の経験なき身正座して心得を聞く雛の発育

053:妊娠(梅田啓子) (今日のうた)
竹林の根方をおほふ落椿 大地が妊娠したるごとくに

053:妊娠(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
もうすでに宿しています妊娠といえなくもない君への気持ち

053:妊娠(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
彼の女に妊娠したと言われても結婚するかどうかは微妙 

053:妊娠(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
妊娠と響きが似ている人参の気持ちがわかったそんな朝だね

053:妊娠(森山あかり) (言葉の花かご)
ふわーっと雲と浮かんで夢見てる妊娠するってそんな感じ

053:妊娠(ジテンふみお) (雲のない日は)
フォント5の桃色文字で昨日から妊娠したと顔に書いてる

053:妊娠(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
何事も忘れた頃にやってくるそうねたとえば妊娠なんか

053:妊娠(ひじり純子) (純情短歌)
「妊娠」を婉曲に表現したくって「身ごもる」「懐妊」「孕む」「宿る」と

053:妊娠 (minto) (@100@)
男など負けてたまるかランナーは妊娠を経て今に至れり

053:妊娠 (うたよみブログ)
妊娠を夫へ何と告げようか メールの件名「パパへ」と入力

053:妊娠(只野ハル) (Ordinary days)
妊娠の診察付き添った事その後の出来事今は思い出

053:妊娠(はこべ) (梅の咲くころから)
妊娠の猫が闊歩す街角の道の草々何と囃すか

053:妊娠(ことり) (歌)
妊娠ってねおなかの中にほんのりと鈴蘭燈が灯ることホントだよ

053:妊娠 行方祐美 (フーガのように)
妊娠酒(みござけ)の慣のかなしい本を読むあたらしい桜の便り聞きつつ

053:妊娠(蓮野 唯) (万象の奇夜)
縄を掛け重石引き摺る苦しみの妊娠後期ゴールは間近

053:妊娠(わだたかし) (ファミレス短歌)
「簡易版妊娠体験プログラム」わざとメタボな体系なんです

053:妊娠(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
プロポーズ受けた吾にも訪れんいつか妊娠告げられたる日

053:妊娠(陸王) (Always Walking with Yu)
妊娠のお題、男子は外へ出てソフトボールで三振・四球

053:妊娠 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
あの人はたぶん男だそれなのに妊娠したいとクローンを作る

053:妊娠(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
妊娠をしている可能性に〇をして僕の動悸を測ろうとした

053:妊娠(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
妊娠をしているような食感の水羊羹は夏に冷たい

053:妊娠(畠山拓郎) (あいうえおあお)
産み月は夏になるのかもうすでに妊娠している歌集の子

053:妊娠(ウクレレ) (十線譜)
ラーメンを食べつつ妊娠告げられてナルト見つめる眼鏡が曇る

053:妊娠(迦里迦) (香飄)
懐妊と妊娠の差をかんがみるに 守らるる腹 脱がさるる腹

053:妊娠(ふみまろ) (光る風の記憶)
妊娠の努力せぬまま難産を繰り返しおりまだ首を見ず

053:妊娠 (新井蜜) (暗黒星雲)
夕顔はひそやかに咲き待っている妊娠線を越えたあたりで

053:妊娠(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
妊娠で変えられてゆく内面は涙もろさをまず覚えたり

053:妊娠(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
妊娠を一度もしたことないように人生にはまだハジメテがある

053:妊娠(Yosh) (☆生短歌☆)
俺、妊娠するくらいの驚天動地の世界あると太古の彼方に仏、説きおかせらる

053:妊娠(さかいたつろう) (流星文庫)
想像で妊娠できるあたしたちだからたまには優しくしてね

053:妊娠(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
葉桜の下に告げられゐたりけりまなこ合わさぬねこの妊娠

053:妊娠(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
妊娠の報せに嫌悪感抱く僕はまだまだコドモなのだろう

2009題詠blog053:妊娠(はづき生) (生さんま定食)
妊娠をしないことには産めないということくらいわかってはいる

053:妊娠(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
女ならいつかは妊娠してみたい命つないでみたいと思う

053:妊娠(理阿弥) (車止めピロー)
弱腰の釈明として妊娠の重さを諭し 今この空気

053:妊娠(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
夕立のような妊娠 ケータイに繋がれてある勾玉ひとつ

053:妊娠(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
もうずっと妊娠を続けています膣も無いので吐き戻すだけ

053:妊娠(かりやす) (彼方探訪)
野菜しか食べぬ夕食テレビには妊娠検査薬のコマーシャル

053:妊娠(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
王朝はもはやこれまでふたなりの后(きさき)には妊娠も叶わず

053:妊娠(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
妊娠も一人歩きする時代、吾が子「ノーバディグッドマン」言い

053:妊娠(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
綴じ込めたはずの( )から滴った涙で月は妊娠をする 053:妊娠(題詠100首2009)

053:妊娠(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
妊娠をもたらすことの生涯にひとたびにして子もひとりなり

053:妊娠(春待) (三感四音)
若すぎて喜べなかった妊娠を痛み堪えて諦める朝

053:妊娠(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
僕たちを結ぶ絆は妊娠のごとくゆっくり育んでゆく

053:妊娠(藻上旅人) (創作のおと)
人類を妊娠していた地球には今のことなど思えぬままに

053:妊娠(のびのび) (のび短歌)
「妊娠は可能なのです、なのですが」事務的に告ぐ産科医の声 参照記事:053:妊娠

053:妊娠(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
妊娠を告げる時には大天使ガブリエルにもなれる気がして

053:妊娠(原田 町) (カトレア日記)
卒業より妊娠のほうが先だったあなたも今は四児の母に

053:妊娠(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
遠くても君と居るという確かさのひとつとして在るこの妊娠線

053:妊娠(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
もうひとつのあなたとわたしができあがる妊娠初期の鼓動

053:妊娠(こうめ) (はこにわ相聞歌)
我知らぬ世界はやさしい 妊娠を経てゆっくりとしゃべる友達

053:妊娠(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
妊娠の月日をはるかに超えて居るまだ見ぬ母より目の前の母

053:妊娠 (七十路ばば独り言)
妊娠を避ける知識も知らざるか押入の中嬰児の骸(むくろ)

053:妊娠(フウ) (easygoing.)
妊娠をめぐって密かに隣人は青い芝生を比べあってる

053:妊娠(イマイ) (ゆびおり短歌)
妊娠はしないままかもしれないと大きい方の缶ビールを手に

053:妊娠(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
妊娠はあした見る夢 海からの風に翻弄されるパーカー

053:妊娠(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
店頭のメロンパンに波状の妊娠線が寄せる七月

053:妊娠(nnote) (白い箱から)
ひとひらの秘密を抱えひだまりを猫と分け合う妊娠を知る

053:妊娠 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
(欲張りね)私の子も欲しいだなんてきみの娘(こ)も妊娠できる歳でしょ

053:妊娠(祢莉) (suger drop)
なぜ泣くの笑顔じゃないの妊娠を告げるべきなのそうではないの

053:妊娠(ゆき) (ひたぶる君を)
妊娠はあきらめたけど赤ちゃんができたら…なんて今もなおふと

053:妊娠(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
来月に妊娠してもゆるされるチャイナカップの妻たるわたし

053:妊娠(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
妊娠の 事実を告げる 医師の声 聖なる命 動き始める

053:妊娠(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
まだ遠い台風の位置聞くような気持ちで知った君の妊娠

053:妊娠 (水口涼子) (FANTASIA )
 妊娠のけだるく眠い幸福よいのちはかくも儚いひかり

053:妊娠 (村木美月) (うたりずむ)
夕立に妊娠の猫震えおりビニール傘をさしだすOL

053:キッチン(短歌サミット2009.笹本奈緒) (短歌サミットブログ)
キッチンで今日が明日になっていく妊娠中のししゃも見つめて 

053:妊娠(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
妊娠を思わせるお腹メタボくん痩せなくっちゃぁと思う毎日

053:妊娠(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
カルティエもまつげパーマも妊娠もアロマも要らぬ 女心だ

053:妊娠(あみー) (正直なたましい)
スカートに跳ねたりしても大丈夫 ヨーグルトでは妊娠しない

053:妊娠(tafots) (1年で1000首をつくる)
想像の妊娠をして想像の子を育ておりプードルのロロ

053:妊娠(音波) (短歌のなぎさ)
「妊娠をしてみませんか」ベーコンを除ける手つきのままで貴方が

053:妊娠(青野ことり) (こ と り ご と)
妊娠を告げられてもうマタニティドレス着たくてそろそろ歩く

053:妊娠(ほたる) (ほたるノオト)
「妊娠」と書かれた箱が笹舟で運ばれている夢を見た朝

053:妊娠(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
母さんが妊娠したのは二十三で、その歳のときつまずいて     いま

053:妊娠 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
なんだかなぁ妊娠しそうな予感する年に一度の七夕だから・・・

053:妊娠(月下燕) (a swallow under the moonlight)
赤ちゃんが生まれましたかそうですか妊娠中のあなたを知らない

53:妊娠(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
妊娠の予定は本当にないですが名前辞典が本気でほしい

053:妊娠(O.F.) (O.F.)
夏だから留守番だからラッパ飲む麦茶が通る妊娠の腹

053:妊娠(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
『妊娠だ。どうしたらいい』『どちらでも』産まれなかった雨粒ひとつ

053:妊娠(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
「僕は、ほら、見つめるだけで、妊娠を、させる眼を持つヒトだから、あの、・・・」

053:妊娠(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
私という宇宙を妊娠した宇宙三十九年前のほほえみ

053:妊娠(emi) (時計をはずして)
「望まれて産まれてきたと言うのです」妊娠を知る娘に説く母

053:妊娠(都) (miya-momoの日記)
友の知る妊娠出産子育てがかつてまぶしく今は近しく

053:妊娠(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
妊娠を聞きてしんそこ戦慄す継がれゆくのかあの遺伝子が

053:妊娠(sora) (追憶~娘へ)
微かなる違和感抱き過ごしゐる妊娠初期の飴色の時間

053:妊娠(佐藤羽美) (hinautamemo)
風や詩や四月や星を(白昼夢)妊娠したまま朽ちる妹

053:妊娠(すいこ) (すいこのうたおきば)
独身にて妊娠出産未婚の父妄想加速する一人の夜

053:妊娠(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
未来とはベルセルクが完結するかふたりエッチが妊娠するか

053:妊娠(都季) (31pieces)
妊娠とか結婚だとか程遠くトイカメラ持って海に出かける

053:妊娠(振戸りく) (夢のまた夢)
ミキミキと皮膚の広がる音がして妊娠線が伸びてゆきます

053:妊娠(遥遥) (たんかのきりかた2)
一心に妊娠安心でも三振指針誤診で気分一新

053:妊娠(Re:) (プリズム)
初恋の人が妊娠したと聞きあの頃のままじゃないことを知る

053:妊娠(市川周) (ミルミルを飲みながら)
うっかりと妊娠中にテコンドー(きりがよいので七七はなし)

053:妊娠(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
妊娠の意味をわかってほしかった 皆既日食ばかり見ないで

053:妊娠(藤野唯) (Sugarmint)
罪深い妊娠だけど殺してはいないのいつでも会いに来てね

053:妊娠(酒井景二朗) (F.S.D.)
觸るだけで妊娠するといふ像の表情がもうよく判らない

053:妊娠(間遠 浪) (少女らせん)
憧れて戦いて聞くきみ専用美少年妊娠顛末記

053:妊娠(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
なにを孕む なにを生むそしてなにを知る 「妊娠したの」というキーワード ○「すっぱいものが食べたいの」の言葉に心の臓をわしづかみ...

053:妊娠(風天のぼ) (でんでんむしの夢)
妊娠の妻は西瓜を子の分も食べてなおまだもの欲しげなり

053:妊娠(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
妊娠したかもと言ったら笑ってた 違ったと言ったらもっと笑った

053:妊娠(村上はじめ) (雑感)
妊娠しました結婚しましょう卵が先か鶏が先か

053:妊娠 (みなと) (海馬)
一分でわかる妊娠検査薬つばめよつばめ 慈雨にぬれるか

053:妊娠(橘 みちよ) (夜間飛行)
はじめての妊娠したる雌猫はわれにすり寄る太き腹ごと

053:妊娠(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
またふられ泣いてる俺や妊娠の夢などみずにティッシュで眠れ

053:妊娠(珠弾) (seven seas tac)
妊娠と言われた時点で気付くべき 私は夢を見ているんだと

053:妊娠(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:053:妊娠 妊娠告げられ君のパンティが小さいパンティ産み落としたよ

053:妊娠(花夢) (花夢)
この地球の妊娠しない生き物のなんて自由な愛なんだろう 地球=ほし

053:妊娠(暮夜 宴) (青い蝶)
妊娠はしないからだと打ち明けて直に感じていたい体温

053:妊娠(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
失敗の妊娠をして中絶の成功をした彼女の不幸

053:妊娠(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
キスだけで妊娠すると思ってた もっと近くにいってもいいの

053:妊娠(こゆり) (おかっぱ短歌)
女って妊娠検査をしただけで勝ったつもりになるからいやだ

053:妊娠(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
妊娠の自覚なかりきをさな妻緋色の毛糸玉もてあまし

053:妊娠(眩暈丸) (コギト過剰の歌)
妊娠で酒と煙草を止めてみる胎児はこの世に産まれる止めた

053:妊娠(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
妊娠に至つた学級担任を男子生徒がぐるりと囲ふ

053:妊娠(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
「すいかバー何本いった?」「ひみつです…」妊娠線とするにらめっこ

053:妊娠(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
妊娠の記憶ぐるぐる肘鉄は腹壁を刺す小さな主張

053:妊娠(しおり) (ヒロの独り言)
あの人の妻の妊娠知らされて友の目前零れた涙

053:妊娠(紫月雲) (resume 1970-2009)
決定論を腕に抱きつ妊娠を告げる天使が堕ちてゆく夏

053:妊娠(斗南まこと) (野ウサギのように)
例えれば妊娠判定薬が出す陽性反応みたいな静けさ

053:妊娠 (一夜) (短歌るBlog)
喜びを噛み締めていた若き日の思い出残りし妊娠線

053:妊娠(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
妊娠や堕胎のうわさ脱ぎ捨てて波打ち際を駆けるグラビア

053:妊娠(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
新月の夜しか開かないバーがあり 君のカレシが妊娠でもした?

053:妊娠(本田鈴雨) (鈴雨日記)
妊娠をしたことのないをんなふたり凌霄花のなだるる下に

053:妊娠(岡本雅哉) (なまじっか…)
妊娠はまだ、で微笑む できないかしないかはあなたに関係ない

053:妊娠(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
でもそれはわりとごうまん 将来の友を妊娠したいだなんて

[短歌][2009] 053:妊娠(ezmi) (語りえぬことを。)
生き延びる口実とする。妊娠を。まず父であるあなたを殺す。

053:妊娠(ノサカ レイ) (のーずのーず)
きみの子じゃない子を妊娠するあたし 今のあたしを覚えていてね

053:妊娠(吉里) (梢は歌う)
もう一度妊娠せよと言うセリフ「身毒丸」は心貫く

053:妊娠(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
「望まない妊娠なんてゼイタク」と絶滅危惧種が遠くで鳴いた

053:妊娠(香-キョウ-) (Sky on Blue)
悦びや楽しさは2倍 悲しみは2分になるのか 妊娠すれば

053:妊娠(ゆふ) (ゆっくりん)
妊娠とわかった日より白紙(しらかみ)に大きく描いたコウノトリの絵

053:妊娠 (お気楽堂) (楽歌三昧)
縁のない言葉であればわが脳の素通りしたるお題「妊娠」

053:妊娠(おっ) (だいえいの短歌専門店)
弁当にレモンが入っているだけで妊娠疑惑に沸いた教室

053:妊娠(志井一) (日記ホプキンス)
この次に会えたときには君はもう妊娠してるような気がする

053:妊娠(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
同僚の妊娠知るや騎士となり最大限の援助をする吾...

053:妊娠(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
妊娠の二文字抱いて柔らかな横顔がそっと母へと変わる

053:妊娠(駒沢直) (題詠blog参加用。)
百年はすぐ経つけれど僕たちは百年生きない 妊娠検査

053:妊娠(小林ちい) (ゆれる残像)
髪質も爪の形も綺麗だしあなたの子なら妊娠も良い

053:妊娠(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
照れつつの妊娠を聞く また一人船出を見送る心地にて居る

053:妊娠(やすまる) (やすまる)
夫のいないぬるい朝にはしたはらの白い妊娠線を押さえる

053:妊娠(扱丈博) (取扱)
妊娠をしているようなひらがなをふたつ重ねた名前をもらう

053:妊娠(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
妊娠の不安なくなり奔放に生きなほすべし家猫ミイコ

053:妊娠(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
出産後妊娠前の体重に十日で戻り体ヘロヘロ

053:妊娠(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
キスしたら妊娠できると信じてて同じフォークで苺を食べた

053:妊娠(惠無) (なんでもない一日)
爪先は見えず靴下ははけず妊娠で変わる日常ちょっと笑える

053:妊娠(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
妊娠が結ぶ絆もあるけれどまずは私を愛して欲しい

053:妊娠(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
二つの心臓を持って10ヶ月妊娠という奇跡の体験

053:妊娠(村本希理子) (きりころじっく2)
中絶を前提に話す医師ありき わたしひとりが望んだ妊娠

053:妊娠(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
白百合が咲けば陽性。ガブリエル印の妊娠検査薬です。

053:妊娠(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
ひとりでも映画館には入れるし妊娠検査薬だって買える

053:妊娠(今泉洋子) (sironeko)
小春日はかくもやさしくわが背(せな)に妊娠記憶よび覚まさせぬ

053:妊娠(伊藤真也) (クラッシュボク)
幸せを運んでくれるコウノトリ 月明かりのした妊娠をする

053:妊娠(内田かおり) (深い海から)
目を伏せて胎を庇いつ妊娠を報せし女の肩の寂しき

053:妊娠(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
俺らなら卵で妊娠しそうだね 悲しみ詰まった水色たまご

053:妊娠(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
柑橘類食べつつ読むな恋人の曰く妊娠小説らしく  

053:妊娠(Ni-Cd) (反実仮想)
中指で妊娠線をなぞられてろくがつむいかの蛞蝓になる

053:妊娠(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
妊娠を喜ぶ時は一瞬で薬とともに十月を過ごす

053:妊娠(kei) (シプレノート)
妊娠を告げる医師の目あたたかく十時二十五分の光

053:妊娠(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
妊娠を告げる不安と喜びが交錯してる初めての春

053:妊娠(鯨井五香) (くじら(独唱))
妊娠をうたがう夜にみぞおちをなぞる蛍光ペンのいらいら 

053:妊娠(夢雪) (浪漫)
妊娠をすることのなき少年を何度も愛して肌馴染みをり

053:妊娠(さと) (すばらしい日々)
熱帯び横顔物憂げ 妊娠せし友よきみは偉大な獣

053:妊娠(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
留守電にはづみしこゑは妊娠を告げて切れたり 天のこゑかも

053:妊娠 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
二人の子妊娠(みもご)りたりしその腹につひには癌の宿るかなしさ

053:妊娠 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
二人の子妊娠(みごも)りたりしその腹につひには癌の宿るかなしさ

053:妊娠(茶葉四葉) (ゆざまし)
ばあちゃんの話によれば家の猫 想像妊娠そして出産

053:妊娠(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
メモリが足りなくて辞書が入らない妊娠を望むかのずっと手前で

053:妊娠(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
こんなにも妊娠望むひとがいる白く静かな不妊治療院    

053:妊娠(緒川景子) (ezomijikauta)
昨夜みた妊娠騒動ゆめですが誰も語らぬ乙女の集い

053:妊娠(桶田 沙美) (31Words Runner)
妊娠を気にせず身体重ね合う女を愛する女で良かった

053:妊娠(ぱん) (向日葵 と 月)
妊娠をいつか私もするだろう産毛だらけの顔を持ちつつ

053:妊娠(田中ましろ) (ましたん)
精子らが卵子と出会う瞬間に小田和正が流れて妊娠

053:妊娠 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
妊娠線がやさしくからだを伸ばしゆく をんなのかたちはいつでもかはる

053:妊娠(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
妊娠している亀のあゆみとおもうほどそろりそろりと君にちかづく

053:妊娠(みち。) (滑空アルペジオ。)
その先に妊娠のない交尾する ふしぜんなけものだねわたしたち

053:妊娠 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
花粉症は妊娠すれば治るよと口説かれていた遠い三月

053:妊娠(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
欠片からこぼれた命を受け止めて夜毎繰り返す獏の妊娠

053:妊娠(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
妊娠を告げておんなは花鋏へと手を伸ばす春の陽のなか

053:妊娠(フワコ) (きくとわたし)
肥満児の息子の腹に妊娠線見つけてさらにもやもや増える

053:妊娠(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
妊娠は異物を内に宿すこと茉莉花茶(モーリーファツァー)飲みて眠れり

053:妊娠(星川郁乃) (Air Station)
妊娠は快と不快の間隙に舟を浮かべてゆく旅でした

53:妊娠(HY) (天然通信)
また妊娠したい気あれど孫を待つ方が気楽な年齢となり

053:妊娠 みぎわ (たづたづし)
肉体のほてりいぶかしむ思惟の隅 妊娠の予兆整へられる

053:妊娠(ME1) (FILL mobile)
うぶ声を閉ざした産科 赤紙のごとく妊娠通知に怯え

053:妊娠(なゆら) (リッスン・トゥ・ハー)
偽りの妊娠告げても君はただとんがりコーンの残り気にする