Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ドーサ。

2010-03-19 13:01:32 | 料理
ここのところアジア系料理をよく作っているので、今回はインド料理に挑戦。
インド料理というと、カレーやサモサが代表的ですが、以前も書いたようにインド料理も南と北で料理の種類がかなり違います。
南インド料理をアメリカのインド街で食べたときにその種類の豊富さと奇抜さがとても印象的でした。ちょっとスパイシーだったので、もう少し辛味を抑えて自分で作ってみたいとかねがね思っていました。

最近は新しい御用達書の発掘とその検証をしているところで、今回はアメリカの有名グルメ雑誌"Bon apetit"の姉妹版"Epicurious"(以後の記載は"Epi"に省略。)に載っていたレシピを参考にしてみました。

今回は南インド料理系で"ドーサ"。まだ日本ではなじみのないインド料理ですが、インド版"バインセオ"といった感じのカレー風味の具材のクレープ包み。

まずはフィリングを作ります。

ヒヨコ豆は水に数時間漬けて、柔らかくなるまで茹でておきます。

ジャガイモは皮をむいて一口大に切り、水にさらしておきます。

にんにくは薄切り、玉ねぎは荒みじん切り、しょうがはみじん切りにしておきます。

ココナツをフライパンで軽く色づくまで乾煎りします。

ココナツを取り出して、同じフライパンで香味野菜と香辛料を炒めます。
"Epi"のレシピでは香辛料と油をミキサーでピュレにしてから野菜に加えて煮ていましたが、今回は量があまりにも少ないためピュレにせず、手順を少し変えて直接鍋に加えて煮込むことに。

フライパンに油とにんにくとしょうがを加え、少し炒めてから、クミン、シナモン、ターメリック、塩、グリーンカレーペーストを加えて香りを出すために軽く加熱します。

ここへ水を加えて水気を切ったジャガイモとひよこ豆と玉ねぎ、塩を加えて、じゃが芋が柔らかくなるまで15分ほど煮込みます。

ジャガイモを煮込んでいる間に生地を作ります。
ボウルに薄力粉と上新粉、セモリナ粉、クミン、水を加えて混ぜ合わせます。
バインセオの場合は米粉だけで生地を作るのですが、今回はセモリナ粉を加えるのが特徴。本来はアタという豆の粉で作られるのですが、"Epi"ではセモリナ粉で代用しているようです。

ジャガイモが柔らかくなったら仕上げにグリーンピースを加え、ココナツとコリアンダーを加えて火から下ろします。

フライパンに油をぬり、予熱しておきます。
作った生地を流し込んでフライパンの底面にクレープ状に大きく広げます。
思ったより生地が固まりやすく、さらさら流れていかないので薄いクレープ状にするのは困難でした。ちょっと厚めの生地になりましたが、薄くしすぎると破れやすそうな生地なので注意が必要ですね。生地の濃度はもう少し調整の余地がありそうです。

生地が固まって、端が色づいてきたらひっくり返して両面に焼色をつけます。

ほぼ生地が焼きあがったら、ジャガイモのフィリングをのせて、3ツ折りにして盛り付けて完成。
生地は大きく焼くので、仕上がりのボリュームは満点です。

味は肉不使用のビーガン仕立てなので、コクには欠けるものの、見た目の迫力に比べ、あっさりとしていてピリ辛なためアッと言う間に食べてしまいました。カレー独特の食べた後のずっしり感もないので、女性向きかも。

ジャガイモを少し潰すか汁気を飛ばして粉ふきぐらいに煮詰めると生地とのなじみもよかったかも。生地に関してはアメリカで食べたものより、皮が分厚く、カリッと感には欠けましたが、モチッとした食感でこれはこれでおいしいと思います。小麦粉はやめて米粉を増量した方がいいかもしれません。本場では"アタ"という豆の粉を使っているようですが。。。
バインセオの時もそうでしたが、やはり皮の焼き方はもう少し修行が必要ですね。

この日はもう一品、"チキン・ビリヤニ"を作りました。
この様子はまた次回。

この"ドーサ"を作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon ジャガイモとヒヨコ豆のドーサ。 by PCWP



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