Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

マンゴー・チョコソーダブレッド。

2011-03-15 09:09:54 | 料理
日本に知られていないアメリカの祝日の一つが"セント・パトリック・デー"
アイルランド由来の祝日らしく、緑のクローバーがシンボル。
その祝日が今週なので、アメリカの料理サイトでは、現在アイルランド料理の特集が花盛りです。

よって今日の朝食実習は、ソーダブレッド。
アイルランド料理として、最も作りやすく、日本人になじみのある一品かも。
以前から御用達書のレシピで何度も作っていて、私のお気に入りのパンの一つです。
ソーダブレッドも作り方はほとんど同じなのですが、中身の材料が少し異なっていて、大きくは、スイーツ系とセイボリー系に分かれます。

セイボリー系が基本のソーダブレッドで、砂糖、卵、油分は加えず、小麦粉と重曹とヨーグルトなどシンプルな材料で、フィリングはチーズやナッツがベース。スイーツ系は生地に卵やバターを加えたリッチな生地で、チョコやフルーツなどがフィリングになります。
今までセイボリー系のものしか作ったことはなかったので、今回は初めてスイーツ系に挑戦。
"Epi"の"ダークチョコレートとオレンジピールのソーダブレッド"のレシピを手元にあるフィリングに替えて試してみることに。

<材料>(2人分)
強力粉  75g
薄力粉  75g
砂糖   大さじ3
塩   小さじ1/4
ベーキングパウダー 小さじ2/3
重曹   小さじ1/4
バター   大さじ2
チョコチップ  30g
ドライマンゴー  30g
ヨーグルト    1/3カップ


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、砂糖、塩を加えて混ぜ合わせます。
今回は、強力粉と薄力粉は等量配合にし、重曹よりベーキングパウダーを主力の膨張材にしています。

冷やしたバターは角切りに、ドライマンゴーは細かく刻んでおきます。

冷たいバターを粉混合物に加え、粉をまぶしながら指でバターをひねり潰すように粉に混ぜ込みます。

バターが粉の中で細かく混ざって、荒砂状になったら、チョコレートチップと細かく刻んだマンゴーを加えて混ぜ合わせます。
"Epi"では、市販の砂糖がまぶされたオレンジピールとダークチョコレートを使っていますが、買い置きのドライマンゴーとチョコチップで代用しました。

さらにヨーグルトを加えて、ゴムベラで全体を10回程度底から折りたたむように大きく混ぜ、まだ粉っぽい状態で生地完成。

オーブン紙を敷いた天板に移します。
本来は、卵を少々加えるのですが、今回は少量製作のため、削除。"Epi"ではバターミルクが水分として使われていますが、今回は100%ヨーグルトで対応しました。

ソーダブレッドの一番のポイントは混ぜないこと。
ヨーグルトを加えたとき、全体に水分が行き渡らず、まだ粉っぽく、半まとまりの状態で天板に移し、手で上から押し固めて、強制的に山を作ります。
いつもこれで固まるのだろうかと心配になりますが、なぜかこの状態で焼くとパンになるので不思議。

山のようにこんもりと固めた生地に包丁で大きく切り込みを入れて、170℃に予熱したオーブンに入れて30分間焼きました。

生地を混ぜない分、焼時間は少々長め。ヨーグルトと粉を混ぜ合わせたらすぐに成形して焼くのが2番目のポイントです。

基本的にはほとんど大きさは変わらず、他のパンやクイックブレッドに比べて膨張しないのも特徴。
焼き上がりは表面がカリッとして、少々中が柔らかい程度が目安。竹串を刺して何も付いてこなければ、O.K.です。

網の上で荒熱を取って、少しクラムも固まってきたら、切り分けます。
"Epi"では、完全に冷ましてから切り分けて食べるとの記載でしたが、私は焼き立て派。
ちょっと柔らかめのクラムで切りにくいですが、モチッとして柔らかく、ホカホカのソーダブレッドがおいしい。

今回はスイーツ系でしたが、ドライマンゴーの酸味とチョコの甘さの対比がよく、どっしりと重めで粉の味を味わうソーダブレッドが軽く、柔らかい食感を楽しむものになっていて、美味。
生のフルーツを加えるより、ソーダブレッドは水分が少なめなので、ドライフルーツが合いますね。そのまま食べるより、さらにドライマンゴーの酸味が強くなって、チョコの甘さを引き締め、加熱で風味もUp。

セイボリー系もおいしいですが、やはりリッチ生地はフィリングの味が加わってさらにおいしい。軽食にも、ティータイムにも朝食にもなる万能なクイックブレッドですね。

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