Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

トマトジュース・ケーキ。

2011-03-07 08:51:20 | 料理
本日の朝食実習は、"トマトジュース・ケーキ"。

昨年あたりから野菜を使ったお菓子がちょっとブームになっているようですが、日本のレシピを見ていると、あまり野菜を入れる意味がないくらい少量だったり、風味をそぎ落とすような工程が多かったりと、野菜を生かしたレシピが少ないようで、あまり参考にしたり作ってみることはないのですが、アメリカのレシピでは、甘みやスパイスで風味を消すので、そちらを調整することで、野菜をがっちり練りこんだものが作るので、作ってみる方が多いですね。

野菜をたっぷり使ったケーキというと、日米共にキャロットケーキが一般的。
こちらもたいてい砂糖やスパイスを入れすぎて、人参の味がほとんどしないものも多いいので注意が必要ですが。。。

今回のレシピは、"Bite"から。
レシピの中では、トマトを使ったケーキというのは聞いたことがなかったのですが、意外にこのレシピは、クラシックなアメリカンレシピのようで、本来はトマトスープを使って作る家庭のB級グルメケーキらしい。しかもクラシックではトマトジュースではなく、濃縮トマトスープ缶を使うようですが、"Bite"では"V8"というトマトジュースを使って作っています。数年前までは、近所のスーパーでも"V8"ジュースをみかけたことがあるのですが、今は普通のトマトジュースしかなく、ちょうど完熟のトマトがあったので、これをすりおろして生トマトジュースで作ってみることにしました。

<材料>(15×15cm角1枚分)
強力粉         60g
薄力粉         60g
ベーキングパウダー 小さじ1/3
重曹           小さじ1/3
塩            小さじ1/8
バター          20g
砂糖           25g
シナモンパウダー  小さじ2/3
クローブ        小さじ1/8
ナツメグ        小さじ1/8
卵           1個
トマト        (中)1個

・フロスティング
 塗るチーズ     大さじ2


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、塩を加えて混ぜ合わせます。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加え、クリーム状にふんわりするまで泡立てます。

さらにシナモン、クローブ、ナツメグを加えて混ぜ合わせます。
使用するスパイス類から見ると、かなりキャロットケーキに近い感じですね。

そこへ卵を加えよく混ぜ合わせます。
気温がちょっと低いため、卵を入れると液温が下がり、バターが分離した状態ですが、そのまま進めます。

卵液に小麦粉混合物の半量を加え、混ぜ合わせます。

トマトを荒くすりおろして、生地に加えて混ぜ合わせます。

残りの小麦粉を加えてゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせて、生地完成。
人参ケーキよりすりおろしが楽で生地の作り方は楽ですね。

角型のセルクルにオーブンペーパーを敷きこみ、生地を流し込みます。
一般のケーキ生地よりかなり固め。
小麦粉の量がやや多い配合のケーキで油分が少ないのも特徴。キャロットケーキは油分と砂糖をかなり入れるものが多いので、どんな風に焼きあがるか楽しみです。

170℃のオーブンに入れて15分ほど焼きました。
焼き上がりを竹串でチェックして、何も付いてこなければ焼き上がり。

型からはずして、網の上において冷ましました。

本来は冷ましている間にクリームチーズのフロスティングを作るのですが、今回はし市販の"塗るチーズ"を使ってみることに。
ちょっと塩味が効いたクリーミーなチーズスプレッドですので、甘さ控えめのトマトケーキに合うのではと思いました。
見た目はクリームチーズフロスティングを同じ。。。。

冷ましたケーキの上にチーズスプレッドを塗り広げ、四角に切って完成。

早速試食。。。。
予想以上においしい。トマトの風味は意外になく、とても不思議。
"Bite"の触れ込みどおりで、トマトは"秘密の材料"と言えるほどケーキだけを味わってもトマトを使っているかは判りにくい。
甘みはオリジナルよりかなり減らしているので、スパイスもクドク感じず、甘みもほんのりといった感じで、フロスティングの塩気のあるチーズとの相性もいいですね。

クラムも硬くなるかと心配でしたが、意外にふんわりしていて、食感も問題なし。
かなり美味でした。

キャロットケーキよりもこちらの方が作りやすく、おいしいかも。
今度はクラシックなスープ缶で作ってみたいですね。

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