Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

フラックス・スコーン。

2011-01-10 07:05:55 | 料理
今年の最初の試作報告。
昨年の年末にハワイに行って買ってきた食材を使って作ってみました。

今年の独学テーマは、代替食。
要するにベジタリアンやアレルギーをもっている人用に通常食の特定の材料を除去し、別材料で同様に作ってみること。

アメリカでは、日本よりもやはり栄養学が発達しているので、代替食材も豊富。
ベジタリアン用もアレルギーや病気用の制限食は食材の使い方や種類、作り方もかなり異なっているものが多く、見ているだけでも勉強になります。
先日ハワイの"Whole Foods Market"に行ってそれがよくわかりました。

私的には個々最近mビーガン食にとても興味があるので、そちら方面の食材を探しにいったのですが、アレルギー対策食にも興味がでて、代替食全般を勉強したいですね。
どんな人にでも対応できる食が今年のテーマになりそうです。
実際アレルギーがなくても、アレルギー誘引食材は控えた方がいいですから、知識があって損はないですね。

今回の食材は"フラックスミール"。一昨年イギリス旅行に行った際にもフラックスシードを購入したのですが、粒状の種状態のままだったので、すりつぶすにはミルが必要なのですが、我が家にはなく、手持ちの道具では粉にできなくて、粒ではいまいち使い方勝手が悪く消費に困ったくらい。
栄養価が高く、α-リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)と リノール酸(オメガ6系脂肪酸)が理想的な比率で含有され、植物性エストロゲン"リグナン"が現存する植物の中で最も多く含まれているらしい。特にオメガ6脂肪酸を摂取しやすい食品として注目されています。

あまりに高栄養のため、食べ過ぎると鼻血が出るくらいとか。。。

今回は粉状になったものを購入してきました。粉状になっていれば、小麦粉の代替としても使え、一部卵の代替にもなる食材。栄養価が高いので、ベジ食材としては人気が高く、最近日本でも知られるようになってきました。

ただフラックスシードを使った食品を購入するとこれまた非常に高い。先日のハワイのファーマーズマーケットでもフラックスシードを使ったマフィンが1個300円以上していて、かなり高価。フラックスシードも日本で買うと高いですが、アメリカではそれほど高価な食材でもなく、健康食としてはポピュラーな食材。ベジ用の代用食として使えるような味なのか、どんな味になるのか試してみることに。

まずはもともと卵を使わずに作れるスコーンを作ってみることにしました。
参考レシピは、このフラックスシードの製造会社"Bob's Red Mill"のHPのレシピから。

<材料>(5個分)
薄力粉        90g
フラックスシード粉 15g
砂糖         大さじ2
重曹         小さじ1/4
ベーキングパウダー  小さじ1
塩          小さじ1/2
バター        20g
ヨーグルト      90cc
甘栗         5個
黒豆(甘煮)     20個

フードプロセッサーに薄力粉、フラックスシードミール、砂糖、重曹、ベーキングパウダー、塩を加え、軽く混ぜ合わせます。

そこへ、角切りにしたバターを加え、全体が荒砂状になるまで切り混ぜます。

さらにヨーグルトを加えて、全体がまとまるまで切り混ぜて生地完成。

今回はちょっとヨーグルトが多かったのか、生地がゆるかったので成形が困難なため、天板に直接生地をすくって載せるドロップタイプにすることに。
具材に正月食材の残りの甘栗と黒豆の甘煮を加えて混ぜ合わせました。

天板にオーブンペーパーを敷き、計量カップで生地をすくって載せ、180度に予熱したオーブンに入れて15分間焼きました。


思ったより、生地はふっくら膨れ、柔らかい仕上がりに。
卵を入れていないのですが、中はパンケーキのようなふんわり感があり、外はスコーン特有のカリカリ感でちょっと変わったスコーンに。

フラックスシードは水を吸うと粘りがでるのが特有でオクラのような風味があるように思うのですが、焼き菓子にすると風味は抑えられて食べやすくなります。粘りもほとんどなく、ふんわり感が強調できていいですね。

通常のスコーンより栄養価は高く、食物繊維も豊富でパワースコーンですね。
次はこれに卵の代用粉エッグレプレイサーを使ってマフィンを作ってみようと思います。

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