Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ベジタブル・トルタ。(後編)

2010-06-20 15:12:47 | 料理
前回に引き続き、トルタの組み立てから。

野菜の脱水、荒熱とりをしている間に卵液を作ります。
ローストして荒熱をとったにんにくマッシュに卵を加えよく混ぜ合わせます。
御用達書ではフードプロセッサーで卵液を混ぜ合わせていますが、我が家は少量製作なので手混ぜにしました。

牛乳、ピザ用チーズ、レモン汁とタイムを加えて混ぜ合わせます。
御用達書では生クリームを使用し、チーズはアメリカ産アジアゴチーズを多量に加えていますが、生クリームは少量なので、牛乳で代用。チーズも量を減らしてピザ用のものを使いました。御用達書によれば、アジアゴ・チーズはイタリア産ではなく、アメリカ産の圧縮成形ものを使うほうがドライな風味でよいらしい。

下準備ができたところで、トルタの組み立てに入ります。
ケーキ丸型にオーブンペーパーを敷き込み、サンドイッチ用の薄切りパンの耳を切り落として、高さの幅に切り分けて側面と底に隙間なく並べます。
御用達書では、パン粉と粉チーズ、バターを混ぜたクラムを貼り付けていくのですが、使用している型はスプリングフォーム型で側面がはずせる型。
普通のケーキ型では側面に張り付けるのが難しいように思われ、底取れの型なので液が漏れる心配も。
そこでパンを粉にせず、そのまま貼り付けることにしました。

パンの器が出来たらナスを並べます。粉チーズを振りかけてズッキーニを並べます。
また粉チーズを振り掛けます。

これをもう一度繰り返します。

パプリカをのせ、卵液の半分量を流し込みます。

型を傾けて卵液を型全体に分散させます。

残りのナスとズッキーニを重ねて粉チーズを振りかけて、残りの卵液を流し込みます。

トマトを外側から少し重ねながら敷き詰めます。

上から手で軽く押して、全体をなじませて、パン粉を振りかけて組み立て完了。

180度のオーブンで30分間焼きました。

焼き上がりは温度計を刺してみて中央部が85度以上になっていればO.K.。
水分がしっかり抜けていないと本焼きの際に水分がにじみ出てきて、内部が固まらなくなります。
今回はレシピの下準備方法をかなり忠実に再現しましたので、うまく焼くことができました。

荒熱をとってから型とオーブンペーパーをはずし、切り分けます。
切り口は色とりどりの野菜が見えて、レシピの写真どおりに完成。

味の方も大量のチーズを使っていないので、ライトですが、卵っぽい味ではなく、にんにくの風味が利いて大人味。野菜に塩を振った以外は調味料を使っていないのですが、味を薄く感じることもなく、ライトな野菜の甘みとうまみを楽しめる一品でした。
ローストにんにくがデリ風に引き上げているんでしょうね。
少し家庭的とはちがう味になりました。
手間はありますが、家でうまく作れるとかなりうれしい一品です。おもてなしにはもってこいですね。

この日の献立は、ベジタブル・トルタ、キャベツと鶏のシチュー、オレンジとほうれん草のプンテ・ヌーデルンでした。
プンテ・ヌーデルンはドイツのショートパスタ。幅広の短いパスタでモチモチした食感でマカロニ的な使い方ができます。デパ地下でひっそりと売られていたのですが、サラダや付け合せなどにも使え、茹ですぎによるノビがないので便利です。

このトルタを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon ベジタブル・トルタ。 by PCWP



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