Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

メイヤーレモン風コーヒーケーキ。

2010-03-22 08:55:49 | 料理
今週の料理課題は"レモン調味料"。
レシピブログさんの企画でPokka社の「ポッカ100」と「レモンひとふり」のレシピモニターです。テーマは『春を感じる♪朝ゴハン&休日ブランチ』というもの。

まずは初めて目にするレモン粉末調味料「レモンひとふり」を使ってみることに。

ちょうど連休ということで、休日ブランチに使える一品を作ってみることに。
アメリカに住んでいたころ、この時期自宅でできるレモンをよくあちこちからいただいたものですが、そのレモンが日本でよく見かけるレモンとはちょっと違ったものでした。
味もレモンのようなそうでないような酸っぱいけれど、一般のレモンほど強くなく、風味も甘い感じで見た目のレモンよりオレンジ色がかった丸みのあるものでした。

メイヤーレモンはレモンとマンダリンを掛け合わせたような風味のフルーツでオレンジのような見た目で皮が薄く、香りが濃厚とのこと。

このレモンの時期にあわせて、よくレモンを使ったレシピを見かけるのですが、ちょうどメイヤーレモンを使ったコーヒーケーキがマーサのレシピで見つけたので、これを手元の材料を駆使して再現してみることに。

もちろん、メイヤーレモンが日本で売られているのをまだ見たことがないので、これに近い風味に仕上げるようにレモンとオレンジを組み合わせて作ってみることにしました。

コーヒーケーキは、コーヒー風味、味のケーキではなく、バターとサワークリームのはいった重めの生地にさくさくのストロイゼルがのったケーキのこと。どちらかというとクイックブレッドに分類され、食べ応えがあるしっかりとしたクラムが特徴。ふわふわとはしていないので、軽食や朝食などに向いています。

まず、コーヒーケーキには不可欠なストロイゼルを作ります。
ボウルに薄力粉、甜菜糖、塩を混ぜ合わせ、冷たいバターを加えて、バターが小豆粒くらいになるまで粉をまぶしながら切り混ぜます。程よい大きさに切り混ぜられたら、冷蔵庫に入れておきます。
ストロイゼルはサクサクした食感がウリなので、小麦粉は薄力粉を使用しました。

今回は久しぶりにペイストリーカッターを使用。バター粒の大きさがこのストロイゼルのポイント。あまり細かくしすぎると、焼いている間に溶けてしまってサクサク感がなくなるので、小豆粒より細かくしないようにするといいですね。お好みで大きめ粒にしてもいいですが、あまり大きいと量が足りなくなるのと、ガリガリな食感になる場合もあるので、ほどよい細かさが必要です。

次に生地を作ります。ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、塩を加え混ぜ合わせておきます。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加え、白っぽくふんわりするまで泡だて器でよくかき混ぜます。

ここへ本来はレモンの皮を加えるのですが、「レモンひとふり」を加えました。レモン皮はどうしても農薬などの心配のある材料なのですが、「レモンひとふり」にすれば、その心配もなく、レモン汁のように水っぽくないので、粉へ加えることができとても便利。味よりも風味の利く調味料なので、レモン皮代わりに使うのには最適だと思います。

泡立てたバターに卵を1個ずつ加え、その都度よくかき混ぜます。

さらにここへ、先に混ぜ合わせた小麦粉類とサワークリームを交互に3回に分けて加えます。

この生地はクリーム法で作るクイックブレッドに近いので、できれば小麦粉を加えて終われるように小麦粉は3回、サワークリームは2回に分けて加えるといいですね。
つまり、小麦粉→サワークリーム→小麦粉→サワークリーム→小麦粉の順で加えます。

生地が完成したので、オーブンを170度に予熱しておきます。
型はマーサのレシピではエンジェルフード型、日本のシフォンケーキ型なのですが、我が家は持っていないので、真ん中に穴の開いた同様の型で形が似ている"バンド型"を使うことにしました。10カップ用のテフロン加工のバンド型に油を塗りこんでおきました。
問題は生地がきちんと外れるかどうか。。。バンド型は曲線構造なので敷き紙が使えず、型も1枚ものなので逆さにして取り出すしかないので、張り付きやすい生地の場合はやや問題。不安は抱えつつもとりあえずはやってみることに。

準備した型に生地の半量を敷き詰めます。

その上に本来はメイヤーレモンの薄切りの水煮を敷き詰めるのですが、今回は皮をむいたオレンジの超薄切りを生のまま重ならないように敷き詰めます。

その上にまた残りの生地を重ねてゴムベラでオレンジが隠れるように広げ、その上にまたオレンジ薄切り
を敷き詰めます。

最後に冷蔵庫に保存しておいたストロイゼルをたっぷりと振りかけて、表面を埋め尽くし、オーブンに入れて40分間焼きました。

この生地はあまり大きくは膨らまず、どちらかと言えば、焼き上がり後に沈む傾向があるので、型いっぱいに生地が詰まっても大丈夫です。今回はストロイゼルが思ったより多量だったので、半量を最初に振りかけて焼き、10分ほど焼いてから取り出し、残りをケーキ表面に再度散らしてオーブンに戻しましたので、ストロイゼルが型に入りきらない場合は二度に分けるとよいと思います。

竹串でクラムの焼け具合をチェックして、型ごと30分間休ませ、荒熱を取ります。
ストロイゼルは焦げやすいので、焼き時間が長いため、表面が焦げそうになればアルミホイルを早めにかぶせるといいですね。今回はかぶせずに済みましたが焼き目は強くなってしまいました。春向きのケーキなので、色は淡い方がよかったのですが。。。。

焼きたてはかなりクラムが柔らかいので、冷めて固まるまでは触らない方がよさそうです。
冷めてやや生地がしっかりしてきたら、型と生地の間にゴムベラを差し込んで生地をはずしアルミホイルで表面を覆ってから、ひっくり返して型からはずします。

なんとかするっと型から外れて一安心。ただ生地が重いので、冷めてケーキが固まっていないと自重で割れそうでした。
2時間ほどさらに寝かせてから切り分けて完成。

オレンジが層となり、切り口は綺麗で春らしい仕上がり。
マーサのレシピよりサワークリームを半減させ、砂糖を減量したので、ヘビーに仕上がりがちなコーヒーケーキも軽く、柔らかくめに仕上がりました。
味はレモンの酸味のある風味ととオレンジの甘さがとても上品で二つの風味が合わさることでメイヤーレモン風に。またストロイゼルとクラムの柔らかさの食感のコントラストがよかったです。市販の甘く、クドいバターケーキとは比べ物にならないですね。
以前に作った御用達書のストロイゼルコーヒーケーキよりこちらの方がおいしいと思います。

さらにこのケーキは時間が経つほどおいしくなるので、焼き立てよりは翌日の方がおいしいですね。作りおきに向いているので、休日前に作り、休日のブランチには最適です。パーティやポットラック用にも使えると思います。

このコーヒーケーキを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon メイヤーレモン風コーヒーケーキ。 by PCWP

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