Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

クラブミート・キッシュ。

2010-06-01 09:13:02 | 料理
昨日の続きで、先週末に友人宅でのポットラック会の持参品の製作報告第二弾。
今回は"クラブミート・キッシュ"。

キッシュは大好きな料理なのですが、なかなかうまく作れない料理の一つ。
パイ生地というのが苦手で何度作ってもなかなか納得のいくものが安定してできないのが悩み。
フードプロセッサーなどを使えばそれほど難しいものではないはずなのに、なぜか作りはじめるまでハードルの高い一品です。

様々なレシピを試しているのですが、今回も御用達書からキッシュ用の"Prebaked"のパイ生地のレシピを参考にして作ってみることに。

パイには3種類の焼き方があって、一度型にパイ生地を敷きこみ、重しを入れて空焼きをして、加熱がほとんど不要のフィリングを入れて再度短時間二度焼きするタイプと生地もフィリングも同時に焼く1度焼きタイプ。パイ生地を完全に空焼きして、フルーツなど非加熱のフィリングを詰めて仕上げるタイプの3種類。

今回は二度焼きするタイプで作ってみることにしました。

<材料>(15cm型2台分)
・パイ生地
  薄力粉      175g
  塩        小さじ1/2
  バター(冷)    80g
  冷水       大さじ3

・フィリング(1台分)
 カニカマ      100g
 卵         1個
 卵黄        1個
 牛乳        80cc
 カイエンヌペッパー 一つまみ
 生クリーム 60cc
 塩    小さじ1/4
 コショウ 少々
 ラム酒  大さじ1


まず問題のパイ生地を作ります。
フードプロセッサーに薄力粉、塩を加え、角切りの冷たいバターを加えて軽く粉と和えます。

フードプロセッサーを小刻みに5回ほどかけてバターを細かく粉に切り混ぜ込みます。

ざらざらとした砂状になったら厚手の袋に入れて、冷水を振り掛けて袋の上から粉となじませるように混ぜ、一まとめにします。

混ぜているとバターが溶けてくるので、手早くまとめて袋の空気を抜いてそのまま冷蔵庫で1時間以上寝かせます。冷凍庫に入れてもO.K.です。

バターが再度冷えて生地全体が固まったら麺棒で袋一杯に伸ばします。厚みはできれば3mmくらい。

袋が小さければ、袋を切り開いてラップに挟み込んで麺棒で大きく伸ばします。

型より一回り大きく伸ばして型にしきこみます。
今回は先日道具屋筋で買い出してきた新しい角パイ型を初使用。

パイ型に生地をひっくり返してのせ、型の立ち上がり角部分に生地を入れ込むために、片手で生地を持ち上げながら底部の生地を押し込むように詰めていきます。

そのまま側面の波型部分にも底側から親指で軽く押し出すように貼り付けます。
型に貼り付けた頃にはまたバターが溶け出してくるので、型ごと冷凍庫にいれて1時間ほど冷やします。
ここまでは前日に作業しておいた方が楽ですね。

生地の準備ができたら、から焼きをします。
冷凍して固まった生地にアルミホイルを敷き、パイ用の重石を入れて185度に予熱したオーブンで15分ほど焼きます。
重石も昨年アメリカで購入してきたものを初使用。セラミックのパイ用重石で日本でも売っていますが、半額で購入できました。

生地の端がやや色づいてカリッとしてくるまで焼き、オーブンから取り出して重石とアルミホイルを取り除き、さらに5分ほど空焼きして底面をカリッとさせます。

その間にフィリングを作ります。
本来はカニのむき身で作るのですが、先日頂いた高級カニカマを使って作ってみることに。

ボウルに卵、卵黄を加えて軽く解きほぐします。

牛乳、生クリーム、ラム酒、塩、コショウ、カイエンヌペッパーを加え混ぜ合わせます。

荒熱のとれたまだ温かいパイ生地にほぐしたカニカマを散らし、その上から卵液を流し込みます。

再度オーブンに入れて20分ほど焼き、フィリングがほぼ固ったところで焼き上がり。
型から出して冷ましたおきます。

焼き上がりはまだフィリングがややトロッとして半生的ですが、冷めると固まってきます。
チーズケーキと同様、固まってしまうまで焼くと、焼きすぎになります。

すぐ食べる場合であれば多少長めに焼いてフィリングを固める必要がありますが、常温で食べる際は焼きすぎに注意です。
焼き加減はほぼベスト。

会場に持っていって切り分けると、確かにフィリングがかろうじて固まっているような感じでトロトロでした。
食感は滑らかでいいのですが、やや味が薄かったかも。フィリングはカニカマだけでしたが、シンプルで野菜などがごてごて入ったものより、ホワイトソースの滑らかさが堪能できるのでよかったと思います。

パイ生地はさっくりとした感じですが、もう少しカリッとしていた方が理想。ちょっと水分が多かったのかもしれませんね。
失敗はしませんでしたが、納得のいく仕上がりにはあと一歩といったところでしょうか。
もう少し作り慣れる必要がある料理だと思いますね。

ディープディッシュ風のキッシュが今月号に掲載されていたので、そちらも一度作ってみようと思います。




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