Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

フムス。

2010-04-05 13:07:47 | 料理
先週の宿題2作目。
今回は醤油で、ヤマサ鮮度の一滴レシピモニターに参加です。

醤油は日本人には欠かせない調味料で、スーパーでも様々なブランドがありすぎて、いつもどれにしようかと迷ってしまいます。
それぞれに味や風味、値段がかわるので一度好みのものが見つかると商品が固定化してしまいがちですが、意外に新製品がちょこちょこと出ているようで、モニターを通じて試してみるのはいい機会だと思います。

今回の醤油は、新製品の中でもかなり異色系。「ヤマサ 鮮度の一滴」という"魔法の醤油"。
まず、容器が斬新で洗剤のようにパウチ入り。醤油というと瓶やペットボトル入りが主流なのですが、この商品は『いつでも開けたてパウチ』という開封後何度注いでも中に空気が入りづらい、画期的な容器。かたむけると薄いフィルムの注ぎ口が開いて醤油が出、注ぎおわると注ぎ口が自然に閉じて中に空気を入れません。
よって、70日たってもほぼ鮮度が保てるというので魔法の醤油とのこと。

この醤油の鮮度や味を生かすため、加熱用ではなく、そのまま料理にかけて楽しめる料理を作ってみました。

今回の料理は"フムス"。
まだ日本ではほとんど見かけることはない商品ですが、アメリカではデリには欠かせない存在。日本で言う佃煮的感覚でご飯のお供ならぬ"パン"の供。
地味な見た目なので、デリで見かけてもずいぶん長い間"なんだろう"と思っていた食材の一つ。基本的にはパンに塗るスプレッドで、サンドイッチの具やオードブル用によく使われています。

アメリカで帰国前にL先生が連れて行ってくれたギリシャ料理店で初めて食べたのですが、特別という味でない、素朴な印象でした。でも洋書レシピではよく見かけるもので、ちょっと和風に転換すればもっとおいしいのではと思い、一度家で作ってみました。

作り方も材料もはシンプルなのですが、それだけにおいしいものになかなかたどり着けないという料理でもあるようです。

まずはヒヨコ豆を洗って数時間水につけておきます。

一回り大きくなったら、ザルで水気を切っておきます。

鍋に湯を沸かし、重曹と浸水させたひよこ豆を加え、柔らかくなるまでコトコトと40分ほど煮込みます。

豆が柔らかくなったら、ザルで煮汁と分けておきます。

ひよこ豆の一部を仕上げ時の飾り用として別容器に取り置きしておきます。

フードプロセッサーに茹でたヒヨコ豆を入れ、にんにく、塩、クミンパウダー、カイエンヌペッパーを加えて細かく切り混ぜてます。

計量カップに残しておいたヒヨコ豆の茹で汁とレモン汁を混ぜ合わせておきます。

ぼそぼそのペースト状になったところで練りゴマを加え、レモン汁とひよこ豆のゆで汁を合わせたものを少しずつ加えながらフードプロセッサーで滑らかに混ぜていきます。
本来は"タヒニ"という中東系ゴマペーストを用いるのですが、手元にあった練りゴマで代用、ピーナッツバターでもいいかもしれませんね。ただ練りゴマでは粘度が違うため、水分を多めに添加してみました。
コクのあるものがお好みならば、水ではなく油を増量するとおいしくなると思います。

さらに油を少しずつ加えながらフードプロセッサーを回していき、ペーストを乳化させていきます。
すべての材料を最初からフードプロセッサーに加えて混ぜていくやり方もありますが、ヒヨコ豆は皮が固く、フードプロセッサーで混ぜても食感がざらつきやすいので、ゴマ油を最後に少しずつ加え、乳化させることでマヨネーズのような滑らかなフムスができます。

滑らかさは好みに合わせて水分量を調整し、容器に移して、蓋をして冷蔵庫で30分ほど寝かせ、風味をなじませます。

今回はパンにつけるのではなく、和風サラダ風にしてみました。

サラダ用のほうれん草を皿に敷き、寝かせたフムスを盛り付けて、残しておいたヒヨコ豆を飾って、最後に醤油をかけて完成。

醤油をかけることでパンのお供からご飯のお供になりました。
味はレモンの酸味がさわやかで、醤油との相性もよく、にんにくの風味がほんのり効いて美味。

練りゴマや醤油、ごま油と和の食材で調味しているので、ご飯とも相性がよかったです。
通常のフムスのゴマペーストより練りゴマの量をかなり減らしているので、油っぽくなく、レモンの酸味が効いてさっぱりとしていました。香辛料も色々入らず、にんにくと唐辛子だけなので、食べやすい風味になっていると思います。

食パンに挟んでサンドイッチにしてもおいしいそう。数日日持ちがするので、色々な料理に使ってみたいですね。

この日の献立は、カキときのこの赤ワイン煮、野菜のフリット、トマトと豆腐のスープ、フムスでした。

このフムスを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon フムス・ジャポネーゼ。 by PCWP

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