□作品オフィシャルサイト 「あの日の指輪を待つきみへ」
□監督 リチャード・アッテンボロー
□脚本 ピーター・ウッドワード
□キャスト シャーリー・マクレーン、クリストファー・プラマー、ミーシャ・バートン、スティーヴン・アメル、ネーヴ・キャンベル、ピート・ポスルスウェイト、ブレンダ・フリッカー、グレゴリー・スミス、デヴィッド・アルペイ、マーティン・マッキャン
■鑑賞日 7月26日(土)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
こんなことが起こるのは、まさに運命ではなく宿命だったのかもしれない。
主人公エセルを演じるシャーリー・マクレーンが、まさに抑えた演技で若き日の情熱と、50年もの長い間の愛する人への“想い”を、見事に演じていました。 指輪の発見にともに再び甦る彼女と、同じ頃に共に楽しみ苦しんだ彼女に関わる人々との“想い”を描き出した秀作だ。
彼女をスクリーンで観たのはキャメロン・ディアスの主演した『イン・ハー・シューズ』やニコール・キッドマンと共演した『奥さまは魔女』以来だが、やはり気持ちの起伏をこらえて演じるところを、紛争に巻き込まれ爆弾で被爆した男性の手を握るシーンに戦争で愛する人を奪われたその50年の怨念を上手く表現していたように思える。
最も大切なものを戦争で亡くしてしまったというその心の痛みは50年の月日を費やしても、決して消えるものではない。 回想していく中で描かれている強い想いと一つの指輪が、その50年という月日の長さと“想い”の大きさを語っている。
エセルの若き日をミーシャ・バートンが演じているが、なかなか今回は清々しい感じで、しかも彼氏を取り巻く戦友たちは、その後の彼女の長い人生にも加担している。 今回、特に男性陣には嬉しい美しいヌードも披露してくれたりして(もちろんストーリー上必要と思われるが)。
そしてエセルのよき理解者であり、若い頃から彼女のことを好きだったジャックを演じたクリストファー・プラマーも渋い演技でこの作品を締めていた。 彼のこういう役って過去にあまり観たことがなかったような気がして儲けものだった。
ピート・ポスルスウェイトも若き日のテディとの約束はジミーに譲る形になったが、しっかりジミーをフォローしていた。
ジミーの祖母エレノア役のブレンダ・フリッカーはその昔ジャックと繋がっていたところも面白い。 彼女、オスカー女優だったんですね~
アッテンボロー作品も久々な感じがするのだが、老いて益々主人公の心情描写が巧みだった。
しかしながらエセルの娘を演じたマリー(ネーヴ・キャンベル)だが、どうしても彼女の顔を観るとスクリームシリーズを思い出していけない。 これは別なキャストでお願いしたかったところだ。
壁に飾った彼との想い出の数々も長い間、上から打ちつけ新しい壁をつくり封鎖していたエセルも、まさか戻ると思っていなかった指輪の発見に心の封印を解き放したのだろうか・・・。
偶然、爆弾被害に合い死にそうな若者をの手を握るシーン。 愛する人を戦争で奪われ長い年月を過ごして来た彼女のそのシーンには涙がこぼれ落ちた。
どうしてもこの類の映画を観ると、内容は違うがトーンが同じの『きみに読む物語』 を思い出してしまうのだが・・・。
心理描写の巧みさがよく出ていたなぁって思いました。
私は彼の作品の中では「コーラスライン」が一番好きなんですが、見てないものもたくさんあるので、未見のものを見てみたいなぁとこれを見て思いました。
そうそう、「きみに読む物語」も彷彿とさせてくれる
作品だったですね~。cyazさんの記事を読んで、あ~と思い出しました。
いろいろなことが絡み合ってて、あ~、そうだったんだ~・・ということもあり、私の好きなタイプの作りでした。
ちょっと納得が出来ないところもあったけど、
エセルもあまりにも悲しみが深すぎて、こんな風に
しか生きていけなかったのかも、あれが彼女ができた
限界だったのかも、と思ったりしました。
やはり自分が生きて行かなくてはならない、そのためにはいろいろな感情を抑えたり、妥協したり・・
そういうあきらめにも似た気持ちも自分を守るために
正常に生きていくために必要だったのかも。
そんなこんな、見終わっていろいろ考えた映画でもありました。
>私は彼の作品の中では「コーラスライン」が一番好きなんですが、見てないものもたくさんあるので、未見のものを見てみたいなぁとこれを見て思いました。
僕も『コーラスライン』は大好きな映画です! 『遠い夜明け』や古くは『戦場にかける橋』も名作でした^^
>そうそう、「きみに読む物語」も彷彿とさせてくれる作品だったですね~。cyazさんの記事を読んで、あ~と思い出しました。
淡々としている中に結構色んなメッセージがあったと思います。 静けさの中にかなり重いメッセージも。
>ちょっと納得が出来ないところもあったけど、エセルもあまりにも悲しみが深すぎて、こんな風にしか生きていけなかったのかも、あれが彼女ができた限界だったのかも、と思ったりしました。
シャーリー・マクレーンの絶妙の演技と、一途というか我儘と言うか、そこが彼女のいいところでもあり悪いところであり・・・。
>やはり自分が生きて行かなくてはならない、そのためにはいろいろな感情を抑えたり、妥協したり・・そういうあきらめにも似た気持ちも自分を守るために正常に生きていくために必要だったのかも。そんなこんな、見終わっていろいろ考えた映画でもありました。
そうですねぇ、素直に自分の人生と重ね合わせながら思慮する映画でしたね^^ だから映画っていいのかも(笑)