□作品オフィシャルサイト 「HACHI 約束の犬」
□監督 ラッセ・ハルストレム
□脚本 スティーヴン・P・リンゼイ
□キャスト リチャード・ギア(声:北大路欣也)、ジョアン・アレン(声:真矢みき)、サラ・ローマー(声:高島 彩)、ダヴェニア・マクファデン(声:柴田理恵)、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ジェイソン・アレクサンダー、エリック・アヴァリ
■鑑賞日 8月9日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
渋谷駅前のハチ公に悲しくも愛しい物語があることを、待ち合わせでハチ公の前に集まる人たちのどのくらいの人たちが知っているのだろうか。
その昔、仲代達也主演で観た『ハチ公物語』。 涙なしには観れない映画だった この浪花節的要素のある素材を、なんとリチャード・ギア主演でラッセ・ハルストレムが監督をするという。
予告で「ハチ~」と呼ぶリチャード・ギアにはやや違和感を持っていたが、いつも観るチネチッタでは吹替版だけ。 “犬”テーマだけに幼児が多いと嫌だなぁと思いつつも客席は年齢層高し(笑) 思わずこれは先に泣いた者勝ちかなぁと内心思った。
実話に勝るものはないというが、日本とアメリカの環境の違いこそあれ、人間と犬の交流とその家族との絆については、国の違いはないようだ。 とりわけ内容も大きくディフォルメしたわけではなく、ラッセ・ハルストルムのややメッセージ性の強い“灰汁”は殆どなく、素直に泣ける内容になっていた。 多少内容がチグハグ知る部分も感じたし、一番盛り上がらなければならないラスト付近も小さな感動の積み重ねだったように思った。
リチャード・ギアの妻ケイト役を好きな女優の一人ジョアン・アレンが演じていたが、あのラストシーンで3匹目(この映画では3匹の犬を準備したらしい)の老いたハチを、久しぶりにベッドリッジ駅に降り立ったケイトが見つけ、駆け寄ってハチを抱く一番感動のシーンとなるはずなのに、ハチがソッポを向いてしまうような形でスルーしてしまったこの映画に携わるスタッフは、なんとも思わなかったのだろうか? 少なくともジョアン・アレンも直前までスキンシップを取り、ハチが素直に彼女になつくようなその瞬間を取り直すべきだったのではないだろうか。 そこが残念なところだった。
吹替えについては、北大路欣也は役者としては素晴らしいが、このギアの吹替えについてはとてもいただけない。 ギアの高い軽い声に、ドスの聞いた声は不要(笑) それならいっそのこと石田純一のような軽めの声で「愛してるよ」って言わせたほうがよかったのでは。 北大路欣也の「愛してる」なんてセリフは聞きたくもない。
時間があれば字幕で観直してみたいと思う。
余談だが、実際にアメリカで秋田犬を飼ってい有名人はいるそうだが、スティービー・ワンダーもその一人のようだ。 吹替版主題歌は青山テルマ(「忘れないよ」)が歌っていたが、字幕版のエンディングは誰が歌ったのか知らないが、スティービーにこの映画製作の話を事前にしていたら、もしかしたら歌ってくれたかも(笑)
もうひとつ、ハチの剥製は今も国立科学博物館(上野)に展示されていて、先日も訪れたときに見たばかりだ。 本物のハチは意外に小さいのだけれど・・・。
ところで秋田犬って、ボール投げても拾いに行かないってホント
今、わが町の映画館で上映してます。
行こうか? 迷っているのですが・・・
あくまでも自分の意思で動くハチは、
忠誠心とかいうのとは違う気がしました。
その反面で、パーカーが好きだという気持ちはこれでもかと全身で表現する。
秋田犬の習性を使ってうまくアメリカナイズされた?
でも、このほうが私はすんなり受け入れられたんですが…。
静かなピアノを主体にした楽曲でしたので、映画の余韻に浸れました。
オリジナルの方が悲劇的な展開で、特にラストが秀抜でしたが、リメイクの方が実話に忠実で素直な解釈だと思います。
大型犬が飼い主を失って虐げられながら10年も生き続けることは不可能でしょうし、だいいち衛生上行政が徘徊し続ける犬を放置するわけがありません。
リメイク版のように駅周辺の人達が世話し続けたという筋書きの方が納得出来ますし、人間側の視点プラス犬側の視点も描いていた点に製作者サイドの誠意と動物への真の深い愛情が感じられました。
吹き替えでは観なくて良いけどね。
ちなみに、カリフォルニアでは秋田犬、けっこう多いよ~!私の犬友達の1人(1匹)にも、秋田犬がいた。
>仲代達也主演の映画もテレビも見ましたが、まったく内容が同じなんでしょうね。
内容はあまり変わらないと思います。
単に日本とアメリカという環境の違いだけで。
>今、わが町の映画館で上映してます。 行こうか? 迷っているのですが・・・
字幕でしたらご覧になられてはいかがでしょうか^^
>ギア様の方が這いつくばってボールくわえてたらどっちが主人だか。(笑)
たしかに(笑)
>あくまでも自分の意思で動くハチは、忠誠心とかいうのとは違う気がしました。その反面で、パーカーが好きだという気持ちはこれでもかと全身で表現する。
そうかもしれませんね。
>秋田犬の習性を使ってうまくアメリカナイズされた? でも、このほうが私はすんなり受け入れられたんですが…。
なるほど^^
>エンドクレジットには歌が流れませんでした。静かなピアノを主体にした楽曲でしたので、映画の余韻に浸れました。
そうでしたか^^
情報、ありがとうございました。
>オリジナルの方が悲劇的な展開で、特にラストが秀抜でしたが、リメイクの方が実話に忠実で素直な解釈だと思います。
なるほど^^
>大型犬が飼い主を失って虐げられながら10年も生き続けることは不可能でしょうし、だいいち衛生上行政が徘徊し続ける犬を放置するわけがありません。
それもそうかもしれません。
ただ実際、あの時代の背景ではどうだったのでしょうかねぇ・・・。
>リメイク版のように駅周辺の人達が世話し続けたという筋書きの方が納得出来ますし、人間側の視点プラス犬側の視点も描いていた点に製作者サイドの誠意と動物への真の深い愛情が感じられました。
そこはさすがにアメリカという土壌がそうさせたのかもしれませんが、深い愛情という面では差はないと思いますが・・・。
>ちなみに、カリフォルニアでは秋田犬、けっこう多いよ~!私の犬友達の1人(1匹)にも、秋田犬がいた。
そうなんですか^^
じゃあ秋田犬も馴染みがあるんですね!