京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

「写楽 幻の肉筆画」/江戸東京博物館

2009-08-14 | 美術・芸術・写真

写楽 幻の肉筆画
江戸東京博物館

 

 
 8月8日(土)     HP  「写楽 幻の肉筆画」 

 

昨年、「写楽の肉筆画発見」というニュースが飛び込んで来てビックリ
そして今回ギリシャ国立コルフ・アジア美術館で所蔵されていた
写楽の浮世絵をはじめ約150点の日本美術がこの夏里帰りしました

こういう展覧会を見るたびに、日本古来の芸術品・美術品の多くが
海外に流出していることが残念でなりません。
くだらないところに税金を垂れ流すぐらいなら、
日本の国の面子をかけて、海外へ流出した芸術品・美術品を
取り戻しす努力をして欲しい

 
【展示構成】
1.日本絵画
  近世初期~江戸後期まで、狩野派を中心に展示。

2.初期版画
明和2 年 (1765年) より前の時代
墨摺絵から筆彩を経て、 紅摺絵(べにずりえ)まで。

3.中期版画
 浮世絵版画がカラーで、極彩色の錦絵に生まれ変わった時代
錦絵初期の鈴木春信や司馬江漢、礒田湖龍斎や歌川豊春、
鳥居清長、喜多川歌麿、一筆斎文調や春章・春好・春英。

4.摺物・絵本
 摺物とは、注文制作による非売品の版画。  

5.後期版画
 19世紀前半の後期浮世絵版画を中心に、歌川派の実力絵師たち、
美人画で異彩を放った菊川英山、渓斎英泉や、葛飾北斎等。

 


写楽の作品と断定された肉筆画が一般公開されるのは、世界初です






四代目松本幸四郎を描いたものだそうです。
扇絵ですが、言葉が違うかもしれませんが、
生々しい、歌舞伎の躍動感と存在感がありました

少し前に日本で版木がほぼ無傷(経年変化はあるが)な状態で見つかり、
実際に色付けして復活させる様子をTVで見ましたが、
この時代の本来の色彩は、現存するものよりも色鮮やかだったようです。
従って、この写楽の扇絵も、この状態で非常に色鮮やかですが、
その時代にはもしかしたらもっと派手な色使いだったが想像されます。

一人でこの前に10分くらい佇んでいました(笑)
このほかにも北斎を初めとする貴重な展示がありましたが、
この写楽の肉筆画を見るだけでも相当の価値はあると思います
同じ日本に生きる人間として。

時間が許せばもう一度見てもいいかなぁ~


 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
迫力 (うさみ)
2009-08-14 21:05:44
あの肉筆画の迫力は、すごかったですね。
ほんとあれだけでも見に行く価値があったと思います。

遅ればせながら、ブログ5百万ヒットおめでとうございます!
継続は力なり、ですね!これからも楽しみにしています。
返信する
迫力~ (cyaz)
2009-08-15 08:26:10
うさみさん、コメントありがとうございます

>あの肉筆画の迫力は、すごかったですね。
ほんとあれだけでも見に行く価値があったと思います。
ホント、やはり実物のパワーはすごいと思います。

>遅ればせながら、ブログ5百万ヒットおめでとうございます
ありがとうございます^^
長くやっていれば、それなりにってところでしょうか(汗)
返信する
Unknown (よしりん)
2009-08-15 17:39:47
cyazさん

こんにちは!
ブログ5百万ヒットですか!
すごいですね。
おめでとうございます!

写楽展の記事にTB
ありがとうございました。
本物が見られて、よかったです。
他にも、菊川英山の「風流夕涼三美人」などが魅力的でした。
楽しめる展覧会でしたね。
返信する
実物に~ (cyaz)
2009-08-16 21:45:13
よしりんさん、TB&コメントありがとうございます。

>ブログ5百万ヒットですか!すごいですね。
おめでとうございます!
ありがとうございます。

>他にも、菊川英山の「風流夕涼三美人」などが魅力的でした。楽しめる展覧会でしたね。
そうですね!
やはり実物に触れるということが大切なことではないでしょうか^^
返信する

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