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京の昼寝~♪

なんとなく漠然と日々流されるのではなく、少し立ち止まり、自身の「言の葉」をしたためてみようと・・・そんなMy Blogに

『人類資金』

2013-10-26 | 邦画

 

□作品オフィシャルサイト 「人類資金
□監督・脚本 阪本順治
□原作 福井晴敏
□キャスト 佐藤浩市、香取慎吾、森山未來、観月ありさ、岸部一徳、仲代達矢、
     オダギリジョー、寺島進、石橋蓮司、豊川悦司、ユ・ジテ、ビンセント・ギャロ
     
■鑑賞日 10月27日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5) 

<感想>

 徳川埋蔵金発掘の話はよくTVでやっていたし、今も追い続けている人がいると聞く。
 “M資金”とは、第2次世界大戦終戦の直前に、旧日本軍の手によって秘匿されたと
 いう埋蔵金で、時価10兆円とも言われている。 戦後、連合国軍最高司令官
 総司令部(GHQ)の手によって接収され、戦後復興や賠償など極秘裏に運用されて
 きたと言われている。

 M資金の名を語り、戦後、企業の経営者や実業家といった社会的地位のある人々を
 騙す詐欺が横行、またM資金自体、その存在は認められたことがなく、「豊臣秀吉の黄金」
 や「徳川幕府の御用金」と同様、ありもしない「黄金伝説」として、都市伝説化している。
 このM資金が実在していたとしたらという仮説に基づくのがこの映画だ。

 M資金詐欺を繰り返してきた真船雄一(佐藤浩市)は、M資金専門の詐欺師だった父が、
 殺害される間際に遺した「M資金は本当にあった」という言葉が気になり、いつしか
 自分も父親同様M資金詐欺に加担し、本当にM資金が存在するのかどうか疑問を
 持っている。 そんなある日、真船の前に石優樹(森山未來)と名乗る男が現れる。

 M資金の利権を巡って複雑に絡む人間関係が、それは日本はもちろん、アメリカ、ロシア、
 タイと展開する。 ここに関わるそれぞれが人間同士が騙し騙され合う中で、
 真のM資金の存在を明らかにしていく。 その展開は、ノンストップで繰り広げられ、
 そこに深く根を張った組織との対決も見物だった。 今回は国連本部会議場でもロケが
 行われた。

 また、防衛省の秘密組織の人間・高遠美由紀(観月ありさ)とその部下・辻井(三浦誠己)。
 他に、香取慎吾、豊川悦司、寺島 進、オダギリジョー、仲代達矢、岸部一徳、ユ・ジテ等、
 クセのあるキャスト陣が物語の真相解明に絡んで際どい演技を見せてくれる。
 不思議だったのは、嘗て一世を風靡したヴィンセント・ギャロも出演していた。
 自身が監督出演した『バッファロー'66』あたりはカッコ良かったけどなぁ(笑)
 それでもやっぱり仲代達矢の燻し銀の演技はさすがだったなぁ
 佐藤浩市、最近出過ぎじゃないの(笑)
 


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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おはようございます。 (タケヤ)
2013-10-26 07:39:10
cyazさん、この作品僕はダメでした。。。
どうも見せ方が悪いというか・・・
ドキドキしませんでした。

話自体のスケールは大きんですけどね。
この中では森山さんの演技がピカ一で
それだけを追ってましたね。
返信する
違うテイスト~ (cyaz)
2013-10-26 08:10:58
タケヤさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>この作品僕はダメでした。。。
どうも見せ方が悪いというか・・・ドキドキしませんでした。
確かに、そういう部分は否めませんでしたね。

>話自体のスケールは大きんですけどね。
この中では森山さんの演技がピカ一で
それだけを追ってましたね。
彼、しばらくどこかに演技留学してたとかいうことを
聞いたことがあります。
そういう意味では今までと違った彼のテイストが見られました^^
返信する
こんにちは (kazu)
2013-10-26 13:01:23
惹かれるテーマで
スケールは大きくても
心揺さぶられるというのは
あまりなかった気がします。

佐藤浩市ほんとよく出ていますね。
次は清洲会議ですね。
返信する
裏切らない~ (cyaz)
2013-10-26 20:12:27
kazuさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>スケールは大きくても心揺さぶられるというのは
あまりなかった気がします。
そこがこのキャストを要して、残念なところでしたね。

>佐藤浩市ほんとよく出ていますね。
次は清洲会議ですね。
監督の意向を裏切らない役者なんですよね、きっと?
返信する
出ずっぱり (NAO)
2013-10-26 23:53:56
佐藤浩市さん、ほんとに今年はいっぱい出てますよね。
去年の香川照之さん並みに出ているのでは??

11月公開される「清州会議」にも佐藤さん出演されますよね。
しかし、この作品、これだけのキャストが出ていた割には
ちぃと残念な作品のように感じました。
返信する
使いやすい~ (cyaz)
2013-10-27 08:03:35
NAOさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>佐藤浩市さん、ほんとに今年はいっぱい出てますよね。
去年の香川照之さん並みに出ているのでは??
そうかもしれませんね~
でも安定感は抜群ですから、製作側も使いたい俳優でしょうね^^

>「清州会議」にも佐藤さん出演されますよね。
ですね^^ こちらも期待ですよね!

>しかし、この作品、これだけのキャストが出ていた割には
ちぃと残念な作品のように感じました。
あちこち飛び回り過ぎたのでしょうか(笑)
返信する
こんにちは。 (みぃみ)
2013-10-28 09:46:18
大金ゲットの騙し合いを連想させる宣伝文に、
ワイルドスピードやハゲタカ気分のままで観続けると、
ありゃ?ってなっちゃう作品だと思いました。

泥臭い正義と理想の実現を淡々と描く昔ながらの日本映画を
そういう作品で携わってきたであろう仲代さんや岸部さん北大路さん
、若手のオダジョー君や未來君、
綺麗どころにありさちゃんと、
謎な雰囲気の慎吾ちゃんを配する事でバランスをとり、
観てくれる年齢層が広いといいな~的に作ったのかな?と思いました。

わかっちゃいるけど現実には厳しいよね、な「道徳」を、
自分の頭で考え直すきっかけみたいな感じでしょうか?。

地球規模の現実をつきつけられたのはキツかったです。なんもできないんですもの…。

なにはさておき未來君、かっちょよかった~☆。
返信する
たしかに~ (cyaz)
2013-10-28 12:47:05
みぃみさん、TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

>ワイルドスピードやハゲタカ気分のままで観続けると、
ありゃ?ってなっちゃう作品だと思いました。
確かにそうですうよね(笑)

>謎な雰囲気の慎吾ちゃんを配する事でバランスをとり、
観てくれる年齢層が広いといいな~的に作ったのかな?と思いました。
この手に若い層はなかなか集まりませんね(笑)?
シネコン内は年齢層が高かったです><

>わかっちゃいるけど現実には厳しいよね、な「道徳」を、
自分の頭で考え直すきっかけみたいな感じでしょうか?。
それにしてはちと金額がデカ過ぎて、貧民には理解不能です(笑)

>なにはさておき未來君、かっちょよかった~☆。
ふむふむ、やはりそこですか(笑)?
返信する
味。 (BC)
2013-11-02 11:11:09
cyazさん、おはようございます。

>佐藤浩市、最近出過ぎじゃないの(笑)

あはは、確かに今年の佐藤浩市は映画に出すぎですよね。(^-^;
とは言え、50歳すぎて、オファーが次々くるという事は
数々の監督から信頼される人望と実力があるということなのでしょうね。
まっ、彼は主役脇役にこだわらないから、オファーしやすいのもあるだろうけどね。^^

この作品、世間では不評みたいだけど、私は普通かな。
長身のキャストが多かったので日本映画にしては見栄え良かったし。
滑っているジョークとか、深そうなテーマで気取っている感じとか (^-^ゞ
すっかり社会派路線が定着しても阪本監督らしい味が残っているなと思ったりしましたよ。
返信する
らしさ~ (cyaz)
2013-11-02 12:35:24
BCさん、コメント、ありがとうございますm(__)m

>今年の佐藤浩市は映画に出すぎですよね。(^-^;
とは言え、50歳すぎて、オファーが次々くるという事は
数々の監督から信頼される人望と実力があるということなのでしょうね。
裏切らないというか、やはり役者魂をもった、
そしてオヤジさんのDNAも手伝って^^

>まっ、彼は主役脇役にこだわらないから、オファーしやすいのもあるだろうけどね。^^
それもそうですね(笑)

>滑っているジョークとか、深そうなテーマで気取っている感じとか (^-^ゞ
すっかり社会派路線が定着しても阪本監督らしい味が残っているなと思ったりしましたよ。
なるほど^^
阪本先生の良い所をよく捉えていらっしゃる!
でも、いい子いい子ではい阪本先生も観たいですよ(笑)
返信する

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