世界よこれが俺たちの勝ち方だ。
■監督 ロニー・ユー
■脚本 クリスティン・トー、クリス・チョウ
■キャスト ジェット・リー、中村獅童、スン・リー、ドン・ヨン、ネイサン・ジョーンズ、コリン・チョウ
□オフィシャルサイト 『SPIRIT』
病弱だった少年フォ・ユァンジア(ジェット・リー)は、やがて成長し天津一の格闘家となるが、その傲慢さゆえに恨みを買い、家族に向けられた凶刃によって悲劇のどん底に落ちていく。 いくつもの苦悩と、数知れない戦いの果てに、彼を待受けていたのは歴史に残る大舞台。 史上初の異種格闘技戦だった。 全世界から集まった屈強な男たち。 会場に渦巻く興奮と野望。 しかし、彼の胸にある思いは、勝者の栄光を掴むこととはまったく無縁の、静かにたぎる情熱だった…。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
久しぶりにジェット・リーのカンフー・アクションを観た。 ジェット・リーというよりも時代背景やその環境からリー・リンチェイの武術を観たといったほうがいいのかもしれない。 昨年観たリュック・ベッソン脚本、モーガン・フリーマンと共演した『ダニー・ザ・ドッグ』とは違う、本来のジェット・リーらしい映画だった。
物語自体には特に新しいものがあったわけでもない。 むしろありがちなストーリーだったと思う。 だが、節々で彼らしい小気味よいアクションには魅せられた。
もちろん、この映画の見所はジェット・リーのアクションには違いないが、変色のないこの物語に厚みを持たせたのは二人の人物の存在だろう。
一人は幼馴染のノン・ジンスン(ドン・ヨン)だ。 小さいころからフォと共に生きてきて、いつも陰日向になって彼のことを思う。 調子に乗るフォを突き放しながらも、打ちひしがれどん底から立ち上がって来る間も彼の家を守り、そして最後は彼の夢のために私財を投げ出して彼の成功にかける。 対立しながらも心底には彼を信じて疑わない力強い男臭い演技には感動した。
もう一人はフォが立ち直る一番の存在となったユエツー(スン・リー)だ。 それまで経験のない小さな農村に身を委ね、目の不自由な彼女のやさしさに触れて、どんどん人間らしさを回復させていくフォ。 観ているこちらまでが彼女に癒されてしまった。 劇中ではその後の二人は描かれていないのだが、おそらく彼が心身ともに王者となったとき、新たストーリーがあったのだと思いたい。
中村獅童もこの映画の“売り”なのだろうが、特に期待できるものもなかった。
残念なことは原田眞人のイモ演技だ。 桶屋は桶屋なのだからおとなしく監督業に専念していてほしい。 監督として自分の演技を観た時、恥ずかしくないのだろうか・・・。
『ダニー・ザ・ドッグ』で新境地を開拓したジェット・リー。 今作品では“水を得た魚”的演技だったが、かつて『リーサル・ウェポン4』で見せたキレた悪役もまた観てみたいものだ。
この手の映画は、ブルース・リーに始まり、ジャッキー・チェンもしかりだが、観ているあいだ中、力が入ってしまう映画だ(笑)。
フォとジンスンの友情は、良かったですよね。
フォを宴会に招待したのが、ジンスンだった時は、泣きそうになりました。
以前と違うフォに、ジンスンも嬉しかったことでしょう・・・。
村でユエツーと出会えたのも、フォにとっては奇跡みたいなものでしたね。
自然の景色も素敵でしたし!
主題歌差し替えさえなければ、もっと感動できたはずなのに・・・残念です(泣)
李連杰 の最高傑作!です!
空さまがおっしゃるとおり、
最後の歌、サイテーでした、、、
彼がいなかったらユァンジアはどうなっていたのかと思うと・・・。
精神的にも経済的にも。
原田真人・・・なんなんでしょうね~
あの人をわざわざ使わなくても、いくらでもいただろうに・・・
ジェット・リーにはいろんな映画に挑戦して欲しいものです。
大コーフンしてしまいました。
高潔な父親、陰から支えてくれた親友ジンスン、癒しのユエツーなど脇の人たちもとっても良かったです!
原田真人は「ラストエンペラー」で味をしめちゃったんでしょうか?
リーさんのアクション、挫折した時に訪れた小さな村の長閑さ、親友の存在などなど、ググッときましたねー。けっこう好きなタイプの映画でした。
でもやっぱり、最後の日本語の歌はいらない。一気に興醒めしちゃいました。残念!
>フォとジンスンの友情は、良かったですよね。
この件がなければ厚みのない映画になっていたかもしれませんね^^
>フォを宴会に招待したのが、ジンスンだった時は、泣きそうになりました
フォが居ないときに彼の家を守ったのもジンスンでした。
言葉とは裏腹にフォを心底信じていたんですね!
>村でユエツーと出会えたのも、フォにとっては奇跡みたいなものでしたね。自然の景色も素敵でしたし!
あの出会いは後にもう少し触れて欲しかったですけどね><
>この映画は、李連杰 の最高傑作!です!
そうですね! 珍しく言い切っている猫姫さん、珍しいですね(笑)?!
>ジンスンの存在は大きかったですね
そうですね!彼がポイントでもありましたね^^
>あの人をわざわざ使わなくても、いくらでもいただろうに・・・
素人演技にはホントさめてしまいましたよ><
ああいうバカ役は簡単に見えて難しいことを監督経験のある彼がわからないわけではないと思うのですが><
>ジェット・リーにはいろんな映画に挑戦して欲しいものです
賛成です! 要所要所で彼のカンフーが決まるアクションも見てみたいものです^^
>大コーフンしてしまいました
あらら、自分再発見ですか~ミチさん!!
>高潔な父親、陰から支えてくれた親友ジンスン、癒しのユエツーなど脇の人たちもとっても良かったです!
そうでしたねぇ^^ 特にジンスンは堪えた演技が良かったです!
>原田真人は「ラストエンペラー」で味をしめちゃったんでしょうか?
使う側が単に英語が出来るだけで使っているとしか思えないのですが・・・。
>リーさんのアクション、挫折した時に訪れた小さな村の長閑さ、親友の存在などなど、ググッときましたねー。けっこう好きなタイプの映画でした
派手ではなかったですが、いい映画だったと思います。 昔のリー・リンチェイテイストが懐かしかったです^^