CURRY_SAMBA

カレーにまつわるエトセトラ。

福井 de カレー!

2007年01月03日 | 行った!お店カレー
地方のお店口コミ情報というのは、貴重なものである。
雑誌やネットで調べても載っていないような店を旅先で見つけるのは至難の業。
あとはバッタリ運にまかせるしかない(←これもこれで楽しい)。

そこで今回、福井に詳しい友人(と、その地元の友人!)に、福井のカレー事情について
旅行前に教えてもらうことにした。

あるある!福井のカレー!
教わった3、4店に加えて、地元の情報誌「URALA」(←これも教わったもので、
別冊の食べもの編がある。)を見たら、福井駅周辺にもいくつかカレーを出す店があった。

そこで北陸カレー第二回は福井駅から徒歩5分の「モーニングトマト」。

地元の友人がいきつけという、口コミ情報によるお店。ちなみにこの日は大晦日で、
たいていの店は閉まっていた中の営業だったので、聞いておいてホントに良かった。

だるまや西武(何故かだるまやが付く)のすぐウラ、
トマトの看板を目印に階段を上がって2階へ。なんだか懐かしい雰囲気だなあと思ったら
「1960年創業」とある。奥には、中庭みたいな不思議な空間も…。

カレーのメニューがまたすごい。
すごい数!主にきのこやチーズ、ナスといった洋食系の素材を組み合わせたバリエーション。
迷いに迷ってナスとひき肉カレーを注文。
ルーはごはんと別に出てくる欧風系である。
トマトベースの誰にでも食べやすい味だった。上にかかった生クリームが女心をくすぐる。
店主によれば、スパイスの中にココアも入っているらしい。
深いお味。

それと特筆すべきは、通常のビーフカレーやポークカレーとは別に、
「スペシャルビーフ」や「スペシャルポーク」があること。
素材やスパイスが違うみたいだ。
…なんだかスペシャルが優等生みたいで、通常のカレーにもがんばれ、と声援を送りたくなった。
(通えるものなら食べ比べたかったけれど、今回はうちの旦那さんが注文した
「スペシャルポーク」を少しもらうと、確かにぶた肉がやわらかくておいしかった。)

店の名前にモーニングと付くものの、開店はこの日11時だった。
そんなスロウな感じも地方ならではの良さかもしれない。

福井では、ほかにも名物の「おろしそば」「ソースかつ丼」を食べた。
「ソースかつ丼」とは、うすくて小ぶりのカツが特製ソースにどっぷりと漬けられ、
ごはんの上にのっている丼。ソースがフルーティで、おいしい!
元旦のお昼に、駅前のアーケードを入ったすぐの居酒屋で食べたので、地元ムード満点だった。

ちなみに私の地元山梨では、「かつ丼」を頼むと、ふつうのカツがごはんにのって出てくる。
キャベツものっているが、玉子ではとじられていなくて、玉子でとじた、いわゆる「かつ丼」は
「煮かつ丼」という。

福井には、東尋坊→雄島→芦原温泉→福井市→勝山→永平寺で年越しと、約3日間滞在した。
なんとなく、福井と山梨は似ている感じがしていたのだが、中心となる福井駅の大きさ、
駅前の活気ぶりでは福井がリードしていた。市電があったのにもおどろいた。
でも、なんか安心できるいい街だった。
口コミ情報を送ってくれた友人に感謝!!

この後は、石川に向かいます。

(写真/福井「モーニングトマト」/ナスとひき肉のカレー/1050円)