5月中旬、石友と洞戸鉱山へ行きました。
そういえば、すぐ近くに最近有名な「モネの池」があるので立ち寄りました。
シーズン前だと言うのに、朝から大勢の方が来られています。キレイだけど小さな池、そんな長時間見る様なものでもない。我々はこの後、鉱物採集という目的があるが、この方々はこの後どうするのだろう?アユでも食べにいくのかな。
池をあとにして、杉原坑跡近くの河原の露頭に行こうと、川岸の小径に来ると、
「立ち入り禁止、地元民に限る」といった旨の札がかかっていました。
なぜ?板取川に降りるのに立ち入り禁止も無いだろう、と思いましたが、この日は敬遠することにしました。
そして、
杢助抗に行って見ることにしました。
2009年の夏に行って以来、実に8年ぶり。ズリまで登るのがしんどかったので行ってなかったのです。
林道を走って砂防ダムへ。
最初、一つ手前の砂防ダムと間違えて登りかけ、なにか記憶と違うと引き返しました。
正しい登り口の砂防ダムへ到着。
ズリまでの道はやはりひどい。
前日までの雨で、足場の岩が滑りやすかったです。
なんとか到着。距離は200mくらいのはずですが、こんなに息が切れるのは運動不足のせい!?
以前来た時は夏だったのでズリは草に覆われていましたが、今はまだそれほど草がなく、石がよく見えました。
雨上がりで見やすいので、しばし表面採集。しかし大したものは見当たりません。
雨のおかげで沢に水が結構流れていました。
フルイ掛けしようかと、沢に降りて辺りを物色。
(ここから下は閲覧注意。山蛭の写真があります。)
5分ほどして、首筋に違和感を感じ手ではらうと、山蛭がたかっていました。
ぎゃおー。沢から出て体を見ると、ズボンにもう一匹登ってきていました。
石友に全身チェックしてもらい、もういないことを確認。
以前来た時は山蛭見なかったがなあ。
沢は危険だ。
沢が危険なので、斜面を登ってみました。
すると、大きな坑道跡が。
縦穴もある。かなり大きくて深いです、落ちたら死ぬかも。
なんだ、こっちが本命の坑道だったのか。
前来た時は下の方の狭い坑道しか見てなかったなあ。
ということは、この下の斜面は全部ズリか。
その後は下りながらズリを這いずり回っていました。
しかし、ズリ表面もよく見ると、山蛭がいました。何匹も。
自分の存在を察知すると、猛スピードで向かって来ます。
速い尺取り虫の様な、それでいて頭を持ち上げてウネウネとサーチしている動きが大変キモい。
動きを止めると長靴を登ってきます。またかと振り払い。
ズリの下まで来ると、今度は耳に違和感が。
石友に見てもらうと、やっぱり耳に山蛭が登ってきてました。
慌てて叩き落とし。
ああ、もう嫌だ。(なぜか自分にばかり蛭が登ってくる。)
大したものは採集できていないけど、蛭に心を折られました。
早々に引き上げ。
山を下っていく途中も、足元をよく見ると山蛭が4匹まとまってウネウネしていて、
内、一匹が長靴に取り付きました。
ああ、と、叩き落とし。
なんとか下山。
車に乗る前に互いに蛭チェック。OK.
噛まれはしなかったけど、こんなに何匹も蛭に取り付かれたのは初めてでした。
雨上がりという条件もあったのでしょうが、もう温かい季節には2度と行きたくない。と思ったのでした。