楽!鉱物収集

趣味で鉱物採集しています。鉱物の収集品の観察や採集記、他を書いています。

田口のパイロクスマンガン鉱4

2010-04-30 22:28:10 | 鉱物
天気も良さそうなのでまた田口鉱山に行きました。
天気は良いのですが、まだ山は寒かったです。あまりの寒さに日向での作業ばかりになります。
今回は他の鉱物には目もくれずパイマンの分離結晶だけを狙いました。


採集品を水洗いしたところ。赤みが見える物があります。


ポッカレモン洗浄後。

一番大きいので、長さ約10mm。
小さいですが色がキレイなのが、20個ほど採れました。
パイマンらしい結晶形状もいくつか見られます。
やっと分離結晶ならば狙って十分拾えるようになりました。
次の目標は、サイズUPと、母岩付だな。

ズリにおられた地元の方の話では、この辺はたまに熊が出るとか。
私は念のため鈴やラジオを常備していますが、正解だったのか。
田口鉱山におでかけを予定されている方は、これからの季節くれぐれもご注意ください。


田口のパイロクスマンガン鉱3

2010-04-25 22:50:22 | 鉱物
前回、小さいですがパイマンの結晶をゲットできたので、今週も行きました。

このズリは来る度に景色が変わるのですが、倒れていた杉の木はキレイに枝打ちされていました。


ズリの途中に1mくらいの穴が掘られていました。
普通は、誰かの掘り後はカスですが、ここでは掘り後の方が良いようです。特に雨の後は。

今回の採集品。

これまでは、パイマンを探すも見つからないので、キレイ目のバラ輝石やリヒター閃石を探して石を割っていたので、帰りは荷物が結構重くなっていましたが、最近は手のひらに乗る程度の小石ばかり。一番良く使う道具はハンマーからピンセットに変わりました。

ある意味、楽で良いのですが、ズリの斜面にはいつくばって、じっと地面を見ているのは腰にきます。

採集品を水洗いし、ポッカレモン洗浄したところ、10個くらいありました。

残念ながら透明度の高い結晶はありません。サイズは左の赤いのが約18mmです。
数とサイズはUPしましたが、キレイな結晶はなかなか難しいです。

ズリの上の林に、キノコがいっぱいはえていました。

キノコは詳しくないので種類不明。
毒々しい色をしてるけど食べれるのだろうか…。





ちんの峠でポケモン

2010-04-18 22:57:47 | 自然
4/10にちんの峠に行ったときのこと。
ズリのどこで水晶を探すか考えながら、ふと足下の大きな石を動かすと…、

ポケモンがいました。
水晶を入れるためのザルですかさずゲットです。


う、ウパー、いやどちらかと言うと、ヌオーか?


こんな所にサンショウウオがいるとは!
ブチサンショウウオかな。
生息地と、尾が短いことから考えると、コガタブチサンショウウオの様ですが詳しいことは分かりません。
撮影後すぐ近くの水場にリリースしました。
この日は、水晶よりもサンショウウオを見た事の方が、うれしい気がしました。



田口のパイロクスマンガン鉱2

2010-04-17 23:04:28 | 鉱物
雨上がりで天気も良くなりそうでしたので、約半年ぶりに田口鉱山に行きました。
朝8時頃現地に到着。するとすでに車が何台かいて、4名ほど先客がおられました。お話を聞くと地元の方のようです。
ズリで一番に目を引いたのは、上部の掘られ方のすごさです。また杉の木が倒れていました。


いつも真っ黒でなにも見えないズリ表面ですが、雨上がりは黒い埃が洗い流されていて良く見えます。


今日はハンマーなど使わずに、ひたすら表面を見続けました。
去年、黒い状態のパイマンの外観を目に焼き付けましたので、黒くテリのあるような、これは!?と思う小石があれば片っ端から拾いました。

天気は良かったですが、思ったよりも気温が低く寒くてたまりません。
早めに切り上げました。
そして、自宅で採集品の洗浄です。

本日の採集品の小石。あいかわらず真っ黒。


ポッカレモンにつけて約1時間。その後水洗いをすると、何個かパイマンが含まれていました。

一番大きいのが約9mm。
田口鉱山としては、まだまだ小物ですが、やっと狙って採集できるようになったので、ひとまず良しとします。
やっぱ、雨上がりだな。と実感しました。



中津川ちんの峠の水晶

2010-04-12 22:08:04 | 鉱物
2009年11月に、半年ぶりに、中津川のちんの峠に行きました。
ここは、数年前からマイブーム?で良く行っていました。
何と言っても、他とは比べ物にならない(量、質、手軽さ)で水晶が採集できたからです。
しかし…、


一番奥の試掘坑付近のズリです。
ここは、キレイな煙水晶を拾うことができました。
今は、ご覧の通り激しく掘り返されています。


最も奥の試掘坑。
この辺りで「南洋美人」と呼ばれるスモーキーファントムの水晶が良く採れました。
その性もあってか、この穴の手前部分は何回掘り返されたか分かりません。行く度に深さ1mくらいの穴ができたり、埋められたり、またすぐ近くが掘られたりとを繰り返しています。


元々山肌が斜面になっていましたが、掘り返され新しい横穴が開いていました。


以前は、表面採集で十分良い水晶を拾えましたので、子供たちも楽しめました。今はカケラがやっとです。

今でも、少し以前に書かれたHPを見て、ちんの峠に家族づれで訪れる方も多いようですが、あまり期待しない方が無難です。
表面採集で採れるのは小さなものばかり。大抵の場所はすでに誰かが掘った後ですので少々掘っても良いものはめったに出ません。
ふもとの鉱物博物館の「水晶さがし」で見つかるサイズなら、今でもいくらでも採れますが…。


やっと、母岩付水晶をいくつか見つけました。
以前は捨てていたようなレベルですが、今は貴重です。


お手軽な産地でしたが、今では、十分な装備と根気が必要です。


恵比寿鉱山の輝水鉛鉱

2010-04-11 23:06:44 | 鉱物

久々に更新します。鉱物採集に行ってはいたのですが…。

1年ぶりに、中津川市蛭川の恵比寿鉱山に行きました。
狙いは、輝水鉛鉱、トパーズなどです。
林道脇に車を停めて、林を50mほど進むと、ズリに出ます。
林一帯がズリみたいなものなので、ポイントを絞りにくいですが、石が露出している所を中心に探します。


他の人気のある採集場所とは違い、一年前とあまり変わらない状況です。
写真のズリの上の方を丹念に見ると、銀紙の切端のような輝水鉛鉱が落ちています。また、目の荒い石英を割ると輝水鉛鉱が含まれています。

写真中央の石の中ほどと、右端の方に10mmくらいの輝水鉛鉱が付いています。何度見てもガムの包み紙に見えます。
このようにして、小さな物なら適当に採取できますが、大きい結晶は見つかりませんでした。

ズリの下の広場?でお弁当を食べる子供たち。

弁当を食べているときに、ふと足下を見るとトパーズのカケラが落ちていました。トパーズが採れると聞いてはいたけど、本当だったんだ。
じっくり探せば良い結晶も見つかるかな。

ズリの上部に蛇(ジムグリ)がいました。


暖かくなってきたので、これからはマムシなどにも注意しなければ。