6月中旬 中津川の石切り場をあちこちと探索していました。
ほとんどの所は、稼働停止から久しい石切り場ですので、目ぼしい物はあまりありません。
良い感じの水晶などほぼ皆無です。
しかし、大雨の後など、埋もれていた物が顔を出すことがあります。
泥から一部覗いた部分に、ペグマタイトが見られる岩がありました。
長石と煙水晶が見えます。
ペグマタイト標本として欲しい所ですが、岩がでかいので観察だけに留めます。
地面を見ながらウロウロしていると、丁度いいサイズのペグマタイト標本が落ちていました。
水晶はあまりないですが、長石は結構落ちています。
ただ、結晶の良い形をした長石はそれはそれで、なかなかありません。
長石は脆く風化に弱い様です。なので機会あるごとに気をつけて探すようにしています。
長石の結晶をいくつか拾いましたが、今回はなかなかいいのがありました。
ほぼ完全な単晶です。後ろに煙水晶が付いています。
典型的なバベノ式双晶。
それから、割と大きめな雲母がありました。
良い水晶はなかったですが、長石の良晶を得られたので、ま、良しとするか。