ぐ~たらEVERYDAY

平凡な日常を愉快に楽しく!

オジイの色

2023-05-13 18:15:38 | オジイ

2年前の今日、虹の橋を渡ったオジイ。


たった5日だけの我が家での暮らし。
してあげたかったことがたくさんあります。
悔やむことがたくさんあります。
保護した日から普通にくつろいでいたオジイの姿を鮮明に覚えています。
あの当時を思い出すと、いろんな気持ちがよみがえって胸がキュッとなります。


たまたまオジイのためにと仲間がくれた首輪(一度も着けられなかったけど)も、骨壷カバーも水色だったから、なんとなくオジイの色はブルーって勝手に決めてて、お供えのお花もブルーにしました。


だよね〜(,,>᎑<,,)



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オジイ一周忌

2022-05-13 18:21:19 | オジイ

去年の今日、オジイが虹の橋を渡りました。


やっと保護出来たのに。
やっと外の過酷な世界から、安心出来るおうちに入れたのに。
やっと星野オジイになれたのに。


我が家で過ごせたのはたったの5日でした。
あとは入院の日々で、弱っていくオジイになんとか転院で輸血もしてもらったけど、もうオジイの体は限界でした。

オジイの最期を穏やかに看取るつもりで保護したのに、結局苦しめちゃった。
家猫として何もお世話してあげられなかった。
今でも後悔ばかりが込み上げます。


火葬前にはオジイを可愛がってた人たちがうちに来てくれて、オジイの棺はお花とフードと写真でいっぱいになりました。
それでも心のどこかで「生きてる間にもっとしてあげられることがあったはずなのに」という思いが拭えませんでした。
今、まるこを保護してからの日々の中でも「オジイにもまること同じような生活をもう少し過ごさせてあげたかったな」と常に思ってしまいます。

オジイ…
もう空腹も寒さも暑さも怖さも苦しみもない世界に慣れて、のんびりしてますか?
うちでオジイと過ごした日々は短かったけど、それまでの餌やりはオジイとの濃密な時間だったよね。
ちゃんと食べてもらうの大変だったけど、毎日会うのが楽しみだったよ。


オジイ…
またいつか会おうね。
その時はずっと一緒にいようね。



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オジイ四十九日

2021-06-30 18:45:00 | オジイ

今日はオジイの四十九日。
魂が本当に旅立っちゃうって日なの?

オジイ、おまえも夢にすら出てきてくれないね。
我が家の猫はこぞって薄情…!(இωஇ)


オジイ、今でもついね、外でおまえの姿を探してしまうんだよ。
いつもいつも気にしてたから。
ご飯に来ないと「どうしているのかな」
ご飯の時間以外は「どこにいるのかな」
「具合悪くなってないかな」
外では常にオジイを探してたから、もう癖になっちゃったよ。
で「あ、もういないんだった…」って今でも思っちゃうんだよ。

オジイ、仲間の猫たちは元気だよ。
ちゃんとご飯食べに来てるよ。
シャーやララァは、オジイみたいにいつまでも居座ってるよ。
そんな時、やっぱりオジイを感じるよ。
だから毎日オジイを思い出してるよ。

オジイ、いつかまた会おうね。
その時は、よだれの垂れてない元気な姿でね。
あ、舌は出しててもいいよ。
オジイってすぐわかるようにね。
いっぱい撫でて、いっぱい遊んであげたいよ。


外の仲間たちのこと見守っててね。



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オジイ月命日

2021-06-13 10:34:00 | オジイ

昨日はさちの月命日。
今日はオジイの月命日。

我が家は命日がくっつく傾向にあるのかね…(;^_^A

オジイが虹の橋へ渡って1ヶ月。
オジイがいなくなってから、ブログには書き切れてないけど怒涛のような日々を送っていて、本当はもっとオジイとの思い出に耽っていたかったのにさ…。゚(。ノωヽ。)゚。

でもね、外猫のご飯タイムでは、ララァを撫でながら、シャーを撫でながら、新入りのジョーを見ながら、オジイに親しんでた猫たちを通して、オジイを重ねて思い出してるんだよ。

今日は、偶然かな?
地域猫仲間の1人がたまたま私の餌やりの時間に来てくれて、シャーやララァの話の中で自然の流れでオジイの想い出話もしたんだよ。
オジイがまた導いたりしたの?


願わくば、魂となったオジイの存在を感じさせてほしいなぁ。
「なんでもっと早く助けてくれなかったんだよ!」って文句でもいいから言いに現れて来てくれないものかなぁ?



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やり残した事

2021-05-30 18:45:00 | オジイ

オジイが亡くなった後もやることは結構あって。
人間の時のように書類系の処理はなくとも、片付け作業はその存在をどんどん消していくみたいで嫌ですね…。゚(。ノωヽ。)゚。


オジイを看取った病院にお借りしていたバスタオルを返しに行きました。
受付で「お名前は?」と聞かれ「えっと〜私のですか?」「いえ、ペットのです」
あはは…そりゃそーだ!(;◔ᴗ◔;)
「星野オジイです」と伝えたら「あ〜オジイちゃ〜ん♡」とスタッフさんが笑顔で答えてくれて。
菓子折りに院長先生やスタッフさんへの手紙も添えてきてたので、受付で渡して帰るつもりだったのに「今、院長先生お呼びしますね」と。
え、お忙しいでしょうに、なんか申し訳ないな。
院長先生が処置室に案内してくれました。
私が「オジイが最後に自力で食べた様子の動画をメールで送ってほしい」とお願いしていたんだけど、容量が大きすぎるのか携帯にもパソコンにも送れなかったら、わざわざ先生、CDーRに焼いてくれてたんです。


「ちょっと動画がギクシャクしちゃってるかもしれないんですけど…」
いえいえ、先生、そこまでしてくださってありがとうございます!
家で確認したら、ギクシャクもそれほど気にならない程度で、しっかり見られました。
管をつけた痛々しい身体でも、起き上がって自分の足で立ってモリモリ食べてるオジイの姿…(இωஇ)
母と一緒に見て、オジイの雄姿を胸に刻みました。

入院していた病院からも後日、お花が送られてきたんです。
「あれ、オジイが亡くなったことはこっちの病院には伝えなかったのにな」と思っていたら、メッセージカードに「霊園からご連絡いただきました」と。
お世話になってる霊園とこの病院は連携してるようで、霊園の方がオジイを迎えに来た時、どこの病院にかかっていたか聞いてきたんですよね。
さちがこの病院で亡くなった時も、家に連れ帰るのにキャリーに入れられなくて、副院長先生がこの霊園の棺箱を出してきてくれて、それに丁寧にさちを入れてくれたこともあって。
いろいろあったけど、お花は有難く仏前に飾らせていただきました。  


そういえば、オジイのよだれが酷くて、毎日ブラッシングしても翌日には胸元の毛がガビガビになっちゃうので、猫の介護用のよだれかけをネットで購入したんだけど、未だに届いてないぞ!?
もう使うことなくなって虚しいとはいえ、お金だけ取られて商品届かずとか勘弁だぞ!?(๑꒪⍘꒪๑)

買い物に出ると、ついペット用品コーナーで、オジイにいいなって思うものを物色してしまう。
入院中も「これから暑くなるから冷却マット買っとこうかな」とか「エアコン買っといてよかったな」とか、オジイが真夏まで生きてるなんて普通は思えないくらいだったのに、先々のことまで想像しちゃって。
今でもその癖が抜けない…(TωT)

そして最後に。
オジイのことを気にしていた人はきっと大勢いたはずだし、オジイを保護する少し前から、私の自転車付近に置き餌が多かったんですよね。
おそらく、具合悪そうにしてたオジイを心配して、ご飯を置いてく人がいたんだろうなって思って、オジイが急に消えてしまったことに心痛めてるんじゃないかと思い、オジイのことを知らせる貼り紙をラミネート加工して、自転車猫ハウスの裏側に貼っておきました(私の自転車、もうチンドン屋みたい)


人通りのあまりない方の通路だけど、ここを通る人はオジイを知ってるはずだし。
後日、やっぱりオジイのことを心配していたおばあちゃんが「ありがとね」って言ってくれたんだけど…
「あの猫のこと、片付けてくれてありがとね」
か、片付けてくれて…って!Σ(O∇O|||)
ニュアンス的に「世話して看取ってくれてありがとね」って言いたかったんだと思うけど、よりにもよって言葉が…!(;^_^A

どれだけの人が読んでくれたかわからないけど、私が一番伝えたいのは最後の6行。


なんだかんだ言っても、野良猫は自由気ままなんかじゃないです。
その日を生きるのに精一杯。
野生動物じゃないんです。
人間がお世話しなければ生きていけないんです。
だから、もうこれ以上、可哀想な野良猫は増やしたくないんです。


オジイの死で、その思いがより強くなりました。 
オジイ、私に出来ることなんて限られてるけど、頑張るからね!



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オジイメモリアル

2021-05-27 18:11:00 | オジイ

オジイが虹の橋へ旅立ってから2週間。
ずっとバタバタしてて、オジイへの想いに耽る時間もなかった。

オジイと出会って10ヶ月。
短かったけど、濃密だったね。


初めてオジイが私の餌場に現れたのが去年の夏。
まるで最初からメンバーだったかのような振る舞いに、シャーだと勘違いして普通にご飯あげちゃったよね。
最初から物怖じしてなかった。
この時からもう舌は出っ放し、ヨダレも垂れてて、身体も汚れてた。
病気かな…
毎日、ここに来ればいいのにな。
「明日もおいでね」
でも、ずっと来なくて、忘れた頃にふいに現れる。


常連になったのは秋になる頃だったっけ?
他の猫たちが来なくなってもオジイだけは雨の日も寒い日も待っててくれた。
食べるのが遅いから、他の猫が解散した後もずっと一緒にいたね。
他の猫のお皿を気にして邪魔して。
それだけ食べるのに必死だったのかな。
オジイ、よく私のところに来てくれたね。


私はオジイの過去を全く知らない。
ずっとこの地域にいたの?
捨て猫だなんて噂もあったけど、本当はどうなの?
シャーとそっくりだし、シャーの仲間から一目置かれてるように見えたけど、ボスだったの?
血の繋がったおじいちゃんだったの?


どんな子猫だったの?
若い時はどんなふうに過ごしてたの?
いつから病気になっちゃったんだろうね?
何も知らない。


オジイは地域猫仲間の間では「北大路欣也に似てる」って評判だったんだよ。
カッコいいね♡


やっと保護出来て家に迎えたあの5日間。


オジイのリラックスした姿や、甘えてくる様子を見て、皆喜んでたんだよ。


あまりのクサさと汚れには参ったけれど、そのうち全然へっちゃらになっちゃった。


オジイがいなくなって、そのにおいが消えてしまって、むしろ寂しいよ。
オジイの存在が本当に消えてしまったみたいで。


咄嗟に決めたオジイの誕生日。


病院で2009年5月12日生まれにしてもらったよ。
12歳。


まさか誕生日の翌日が命日になっちゃうなんて思いもしなかったけど。


ボロボロで限界の身体なのに、最後の最後まで自力で食べて、生きようとしたオジイ。
また星野家に戻りたいって思ってくれたかな。


看取り覚悟で保護したけれど、結局入院ばかりでごめんね。


でも、もっと一緒にいられるって思いたかったんだよ。
もっといろんなことしてあげたいって思っちゃったんだよ。
欲が出ちゃってダメだね。


オジイは紛れもなく星野家の5番目の猫。
私を慕って毎日食べに来てくれてありがとね。
私にとって特別な猫として、ずっと忘れられない存在だよ。




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オジイが旅立つまで②

2021-05-19 18:56:00 | オジイ

転院先の病院に着くと、すぐにスタッフさん達がオジイを処置室の方へ。
診察の間、私は問診票やら入院手続きやら、いろいろ書類に記入。
先生に「誕生日を決めてください」と言われ、あまりに急だったから、今日から状態が上向きになることを信じて「じゃあ、今日で!5月12日」
オジイ、私の一存で5月12日生まれになっちゃったよ。

処置室に案内されると、オジイは酸素室の中で寝返りも打って動いていました。


院長先生は、入院していた病院での検査結果を見て「やっぱり厳しいのは変わらない」と。
あとは「輸血で一時的にでも体調が回復すれば…」と。
「延命を望んでるんじゃないんですけど、あともう少し希望があるなら…」
院長先生は「この病院に輸血ドナー登録してくれている猫はいるけど、すぐに見つかるわけでも、血液型が合うわけでもないから、出来るだけ候補の頭数が多い方がいいので、自分たちでもドナー猫を探してほしい」と。
とても前向きに治療してくれそうな頼もしさを感じました。
オジイに声をかけ、体を撫でて、院長先生にオジイを託し、帰宅してから輸血に協力してくれる猫を探しました。
地域猫仲間も保護団体さんのツイッターでドナーを募ってもらえるよう頼んでくれました。
後で知ったんですが、このツイッターでの呼びかけで、すぐにドナーに名乗り出てくれた飼い主さんがいたみたいなんです。
スゴイ、ツイッターの拡散力と影響力!

翌日のお昼前に面会に行く段取りで、私は夜、眠りにつきました。

朝6時頃、私の携帯に電話が…!
こんな時間に電話なんて嫌な予感しかない!
飛び起きて出れば院長先生で「オジイくんの呼吸が小さくなって来ています。今から来られますか?」
「すぐ行きます!」
自転車を飛ばして、雨の中、病院へ。
奥に通されると、オジイはもう心臓を止めて、台の上に横になっていました。
院長先生が懸命に心臓マッサージをし続けてくれています。
「オジイ!オジイ!やっとおうちが出来たんだよ!?オジイのおうちが出来たんだよ!?」
「ごめんね!いつも後手後手で!おうちで看取ってあげたかったのに、ごめんね!」
そのままオジイは呼吸を吹き返すことはありませんでした。
先生がオジイにつけた医療器具や管を外す間、私は誰もいない待合室で無遠慮に泣き続けました。

院長先生に再び処置室に案内され、私たちが帰ってからのオジイの容態を話してくれました。
あれから院長先生は、ご自身の猫ちゃんからオジイに輸血をしてくれたそうなんです。
ラッキーなことに血液型が合ったそうなんです。
そして、輸血してもらったオジイは、自分でご飯を食べたんだそうです。
その時のオジイの様子を動画で見せてくださいました。
モリモリ食べてる!
オジイが自分でモリモリ食べてる!
その動画をみて、嬉し泣きでまた号泣。
先生もオジイのその様子に、持ち堪えてくれるかなと期待していたそうですが、残念ながら、朝方、呼吸がおかしくなったと…

「オジイを家で自分が看取る」
その願いはとうとう叶わなかったけど、こちらの病院で最善を尽くしていただいたことは本当に感謝しています。
だって、オジイに最後に食べるという生きる力を与えてくれたんですから。
オジイも食べて元気になって、またうちに戻りたいって思ってくれたんじゃなかろうか。
オジイは野良の時もどんなに辛い体調だって「食べる」ことは諦めなかったから。

先生は「体を綺麗にしてみたんですけど、これが限界で…」と。
前の病院でも入院中のオジイの体をかなり綺麗にしてくれていましたが、もうサラサラのふわふわで、あんなにこびりついてた泥のような黒い塊もニオイも完全になくなっていました。
すご〜、どういうケアしたんだろう?
治療費の精算は「後でいいですよ」って言ってくれました。


オジイをダンボールに入れて、自転車の後ろカゴに入れたら、雨に濡れないようにその上からバスタオルを被せてくれました。
お昼にまた治療費の精算に訪れた時に、オジイの検査結果を丁寧に説明してくださいました。
やはり肝臓のダメージが大きかったようです。
貧血も黄疸も、他のいろんな症状も肝臓のダメージから来るものだったようです。


やっぱり女医さんは、ちゃんとこちらの話も聞いて、飼い主の気持ちに寄り添ってくださるから安心する。
たった半日しかこの病院にいなかったけど、オジイが今まで辛い野良猫生活を送っていたこと、やっと保護して家に迎えられたこと、再び家に生きて連れ帰ることが出来なかったことの悔しさと申し訳なさ、全部聞いてくれました。

「タラレバ」を言ったらキリがないのはわかってる。
でもやっぱり考えちゃう。

捕獲したあの日に検査出来ていれば…
その後がGWで病院が休みじゃなかったら…
退院した後、そのまま家に連れ帰っていたら…
最初から入院先がこの輸血出来る病院だったら…

でも、逆にこうも思えて。
もし捕獲出来た日に病院で検査出来ていたら、そのまま即入院で、我が家にオジイを迎えてあげることすら出来なかったかもしれない。
一緒に過ごした5日間のないまま、病院で逝ってしまったかもしれない。


あ〜『もしもBOX』がほしい!
オジイにとってどれがベストな選択だったの!?
いや、それを言うなら『タイムマシン』で、オジイがここまで酷い症状になる前に遡って保護してあげられたら…!
今となってはもう意味のないこと…

そして、今回のオジイの件は、地域猫仲間の協力があったからこそ。
オジイが野良猫のまま死んでしまう前に、グループラインで偶然繋がりを持てたおかげで、一緒に考えてくれて、アドバイスくれて、行動を共にしてくれて。
保護も、入院も、転院も、輸血も、私一人だったらままならなかったと思う。
下手したら、私はただオジイにご飯を与え続けるだけで、そのうちオジイが姿を見せなくなっちゃったなんて事になってたかも。
悔やむことはたくさんあって、それを考えると胸が苦しくなるけれど、ただ1つ、オジイを外で、ひとりぼっちで、私たちが知らない間に野垂れ死にさせずにすんだことだけは私の救いです。


地域猫仲間、転院先の院長先生とスタッフさん方、ずっとオジイを見守り励まし祈ってくださった方々に感謝申し上げます。


あ、そうそう、オジイが最後にモリモリ食べてた動画を院長先生に送ってくださいってお願いしてるんだけど、携帯のメールでもパソコンのメールでもうまくいかなかったみたいで未だ届かず…!
先生もそういうのに疎いらしくて(笑)
でも、オジイの生きようとした最後の姿、どうしてもほしーーーーい!



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オジイが旅立つまで①

2021-05-18 15:56:00 | オジイ

少しずつ、オジイが頑張った証を残そうかと。


オジイの面会、毎日の日課でした。
入院5日目。


オジイはさらにしんどそうでした。
院長先生から、ちょっと治療法を変えたら貧血の数値が少し良くなり、ちゅ〜るを1本食べられたと聞かされ、話してる間にもオジイがむっくり起き上がったと思ったら、おしっこかウンチをしてる様子も見られました。
オムツをしているのでわからないけど、しっかり立ってやれていました。
その後、お水を飲みそうな素振りを見せたんだけど、辛いのかすぐにカゴの中で寝てしまいました。
体を撫でても反応なし。


院長先生に輸血の相談もしてみました。
近くの別の病院で輸血ドナー登録制度を導入していて、そちらでオジイの輸血をするのは可能かと。
先生はあまりいい顔せず「猫さえいれば、うちで輸血出来ますよ」
いえいえ、別に輸血の腕に不安があるとかでなく、ドナーがいないから相談してるだけです!
こんなオジイの体で転院させるリスクもあるし、出来るならこのままここで輸血するのがベストだけど、供血猫がいないんじゃ仕方ないじゃないですか!


貧血の数値が上がって、ちゅ〜るを食べたことで少し安心し、この日は帰りました。

翌日の面会、行けばオジイの様子はまるで死んでるかと見間違えるよう。


酸素室の中で目だけ見開いて、呼びかけても撫でても一切反応なし。
お腹の起伏でなんとか生きているのを確認出来たけど、こんなオジイを目の当たりにして平静でいられるわけない。
院長先生に聞けば、なんだかもうお手上げの様子。
努力はしてるけど、なかなか良くならないって…!
え、それでこんな様子のオジイでも、こちらに連絡くれないの!?
それって放ったらかしじゃん!
輸血の相談したじゃん!
他の病院で輸血出来るかもって話したじゃん!

「もう引き取ることも考えていいですか」と承諾を得て、私はすぐに地域猫仲間のTさんに電話。
実は前日、転院の相談をTさんとしていたのです。
「オジイ、もうだめかもしれない。今日の様子だと転院も体力的に出来るかどうか」
泣きながら話す私に「一度、転院先に話してみるよ。すぐに受け入れてくれるか話してみるよ。星野さんはどうしたい?」とTさん。
Tさんは、転院予定の病院を利用している方なのです。
「もう無理かもしれないけど、輸血で少しでも回復出来る可能性があるなら、お願いしたい」
「わかった!病院に連絡してみる!星野さんはどちらにしてもオジイを退院させて!」

私は入院先の病院に「オジイを今から連れ帰る」と電話。
車で帰るので車が来たらすぐにオジイを運べる準備と、その間に治療費を精算出来るようお願いしておきました。
オジイを入れるダンボールを持って病院へ。
Tさんからは、転院先がオジイを迎え入れる準備をしておいてくれると連絡くれました。
病院に行くと、院長先生がちょうど手術に入ってしまったとかで、なかなかオジイを返してくれない。
他のスタッフさんは不慣れなのか!?
精算もすぐ出来る準備が出来てなくて「じゃあ、後日必ず支払いに来ますので今度でいいですか」と言えば、院長先生が許可してくれない。
Tさんとオロオロいらいら。
ようやく管を外してもらったオジイをダンボールへ。
院長先生は「こうなるとやっぱり愛着わいちゃうなぁ。頑張れよ」なんてオジイに話しかけてたけど、なんじゃソレ!
ようやくお会計。
一瞬びっくり仰天な「え、ケタ見間違ってる!?」って思っちゃったほどの治療費の数字に卒倒しそうになったのをグッと堪えて「カード一括で!」と動じてない素振りで支払いを済ませ、急いでTさんの車へ。

ダンボールの中のオジイに声をかけ、体を撫でたら、むっくり頭を持ち上げて、キョロキョロ見回して、酸素室にいた時の様子とは全然違う。
「星野さん、大丈夫!オジイ動いてるよ!大丈夫!」とTさんに励まされながら、車ですぐ転院先の病院に向かいました。



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おかえりオジイ

2021-05-16 21:45:00 | オジイ

オジイは、昨日の18時に火葬され、今日のお昼頃に我が家に帰ってきました。


オジイは、ついこの間まで野良猫。
いつも青空の下にいたから、青い色に。
オジイのテリトリーには梅の花も植わっているので、梅の柄に。
地域猫仲間がプレゼントしてくれた首輪も偶然ブルーで、とってもよく合っています。


遺影は、まだ出会って間もない頃の、ドアップの上目遣いで私を見てくれている、お気に入りの写真を。
もうお骨の置き場所がいっぱいいっぱいよ〜

なんだかまだ実感がわかなくて…
今でも外猫のご飯に行くと、そこでオジイが待っていてくれてるような気がして…
そうだな、我が家で…というより、外に行くとオジイがいないことにどうしようもない寂しさを感じてしまう。
ララァも1匹でいるところを見ると、なんとなく寂しそうなんだよなぁ。


オジイ、仲間の猫たちもおまえには一目置いてたもんね。
ボス的存在だったの?
この辺の猫たちは大家族って話を聞いたこともあるけど。
一族のおじいちゃんだったの?
皆に慕われていたオジイ。
ここに戻ってきたら、我が家でくつろぐよりも、やっぱり外を自由に駆け回ったりしてるのかな?
オジイ、外にいる仲間の猫たちを見守っててね。


…おかえり、オジイ。


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オジイの見送り

2021-05-14 21:54:14 | オジイ

オジイが亡くなってしまい、すっかり気が抜けてしまっています。
自分のしてきたことがオジイのためだったのか、ずっと心に問い続けてます。

オジイの命が尽きるまでの彼の頑張りを記録しておきたいのですが、まだ気持ちの整理が出来ていないので、まずはオジイの見送りから。

オジイを病院から連れ帰ってきて、現実とは受け止められず夢の中にいるような感じで、朝の猫ご飯に。
オジイとよく一緒にいたシャーやララァに「オジイ、さっき死んじゃったよ」って話しかけたりして。


雨が降ってたせいかもしれないけど、いつもと違って、ララァがなんとなく私のそばを離れようとしなくて。
何か感じたのかな。
ララァも突然オジイがいなくなって「どうしたんだろう」って、ずっと思ってたはず。


で、この時、少し離れた場所に住んでるN田さんがフラッと現れたんです。
2〜3ヶ月に1回くらいの率で散歩がてら猫ご飯タイムに来ることはあったけど、まさかこの日に!?
N田さんはオジイをずっと心配してて、私が保護したことをとても喜んでくれてた方。
オジイが亡くなった直後に会えるなんて。
すぐに報告して、2人でオジイ話。
N田さん「いつもならこんな遅くに雨の中、散歩に来ないんだけど」
オジイに導かれたのかな?
N田さんはオジイが外で野垂れ死しなかったことに心から安心し、私に何度もお礼を言ってくれました。

そうそう、私が病院に駆けつけてオジイを連れ帰って来る間、母が仏壇のお水を取り替えてた時のこと。
父と兄の方のお水を替えてた時は何ともなかったのに、猫の方のお水を替えた瞬間に、飾ってあった百合の花の6本あるうちの5本、一気に花びらを散らせたそうなんです。
これから大きく花開くであろう1つさえもバサバサと。
え、これって何かの知らせだったりしたのかな…?

とまぁ、何かにつけ、オジイについ結びつけちゃったり。


オジイを見送る準備が整い、朝会ったN田さんや、地域猫仲間たちがオジイとの最期のお別れに我が家を訪れてくれました。


思い出話して、病院で綺麗にしてもらったオジイの体を撫でまくり「可愛い」「偉い」「よく頑張った」と皆でオジイの猫生を労い、私はずっと泣き通し。


オジイの周りは皆からのお花で埋め尽くされ、生きてるうちにしてあげられなかった首輪もプレゼントしてもらい、胸元に添えました。
せっかくだから首につけてあげたいけど、火葬の時には入れられないので、仏前に飾ろうかな。


箱の中には、皆がそれぞれ食べさせてたご飯、オジイの仲間のシャー・アムロ・ララァが写った写真も入れました。
この日初めて会ったM子さんからはこんなオジイの写真もいただきました。


オジイ、こんな風に思ってくれてたかな?
「もっと早く助けてほしかったよ」って思ってないかな…

皆さん、名残惜しそうで「キリがない」と言って、ずっとオジイを撫でながら各々1時間ほど滞在してくれました。
オジイの姿で会えるのはこれが最後ですからね…


今日は、お昼頃に霊園からオジイのお迎えが来ました。
本当はもう1日、家に置いておきたかったし、出来るだけ遅い時間に来てほしかったけど、コロナ禍で霊園の方も人手を減らしていろいろ大変みたいで、火葬の都合もあり…


最後に、本当に最後に母と一緒にオジイにお別れ。
母もすっかりオジイをうちの猫と思ってくれたみたい。
「お疲れ様。次は絶対野良になっちゃダメだよ。うちにすぐ帰っておいでね。ここはもうオジイの家だよ」
嗚咽でほとんど声にはならなかったけど。

外まで私がオジイの入った箱を抱いて、車に乗せました。
合掌し、車はゆっくりゆっくり動いていきました。

偶然にも、車はオジイの餌場やテリトリー付近をぐるっと廻って去っていきました。
オジイ…いつもおまえがいた思い出の場所…見えたかな。


オジイのいなくなった部屋に戻ると、虚しいため息ばかり。
今度はオジイのお骨を迎える準備をしなくちゃ…

オジイ。
悲しい…
悔しい…
寂しいよ…!



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