ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

無頓着な講師

2007-10-31 18:11:21 | ブログ

 今朝いつものように大学に行き、所定の机の上を見てびっくり。ぼくがいつも使わせてもらっている机の上にはどなたか他の講師が使用される資料がうず高くしかも乱雑に積んであり、整えておいたぼくの授業の資料が消えてしまっていた。どこを見てもない。仕方がないので、失礼だったが、講師の詰まれた中から、丹念にめくって探した。

 隣の机はその講師が使われるようで、もう何日も前から膨大な資料が日に日に高くなっていくのをみる。そして今朝とうとう侵食されたのだ。ぼくが使う机はいつもきれいに整理してどなたでも使っていただけるように配慮しているつもりだったが、今朝には驚いた。多分この講師、どこに行ってもこんな調子で、仕事をしているのだろうか、と思ってしまう。ちょっと不快な思いになって紛れ込んだぼくの授業の資料を探し出して事なきを得た。

 毎回毎回資料を持ってきて印刷機にかけるより、2,3回分を先に印刷して準備しておくのがぼくのやり方だが、これではいつの間にか捨てられてしまうのではないかと、ちょっと不安になったのと、この講師の周囲への心遣いをほんの少しだけしてくだされば、あわてずに済むのに、と思う。それでも一生懸命取り組んでいる先生を思うと、誰もみんな似たところがあるのだろう。きっと。ぼくだって。

やさしいタイガー


恥を忍んで絵画展

2007-10-29 09:05:52 | ブログ

 ぼくの友人の中に結構絵を描く人が多い。しかも何度も個展やグループ展を開いている。いつも鑑賞するたびに落ち込んでしまうのだが、仲間の一人が、あるとき「一度は二人展でもやりたいですね」といっていたことが、「まあ今年の秋くらいにでも」と話半分に流していた。 ある日「いい会場が見つかりそうですよ」と言うと、あわてたように「ほんとにやるの?」と念押しされて、相手にすっかりやる気を起こさせてしまった。

 友人は早速取材に、とイタリアにいってしまった。彼は外国で見た来た情景を描き、ぼくはもっぱら札幌の近辺や今まで行ったところをリメイクして描き始めた。ところが、その会場で経営者の方から「一度絵を拝見してこの喫茶店にあうかどうかプロの方にお見せして・・・・」といろんな条件がついて、話がだんだん大きくなり、すっかり尻込みをする羽目に。

 丁重に会場をお断りして別の場所の壁をお借りして行うことにした。こうなったら恥を忍んで自分たちの絵を客観的に見ようということで11月17日からを予定している。友人の夫人は、「100名くらい集めてくるわよ」と言われ、また重圧を感じてしまった。でもやってみることにした。決まれば又ブログで。一度ご覧あれ。

やさしいタイガー


不快感を与える人

2007-10-27 21:09:16 | ブログ

 あなたの周りには、なんでもすぐに口にに出して言ってしまいがちながちな人は居ないだろうか。そんな人は大抵していることはどんなに正しくても、周囲の人は必ずしも受け入れているとはいえないのではないか。本当は相手に言ってあげることで「あ、そうか」と自戒することが出来ればよいのだが、かえって感情を悪くさせることもある。

 人がどのようなときにどのような言葉を選んで話すか、その環境は聴くに相応しいところか、それは夫婦関係においても同じだろうと思う。夫婦であるからこそ、どんなことでも処かまわず言えばいいというものではないだろう。やはり人は常に相手のことを考え、慎み深く言葉を選び、相手の感情を逆なでしたり、相手の自尊心を失わないような配慮のできる人こそ、素敵な人間と言えるのではないかと思う。どんなに知識があり、理路整然と話してもそこには優しさや心の広さを持ち、こんなことを言えば相手はどう思うだろうかと考えることの出来る人はよいとしても、結局その人は孤独で寂しい人生を送ることになりかねない。

 ふと考えると寂しいのは言いたいことを言う相手の感情に聞き耳を立てない無味な人かもしれない。この2,3日ちょっと寂しい思いをしたので触れてみた。

やさしいタイガー


コミュニケーション・ネット

2007-10-25 18:59:35 | ブログ

 いろんなところで耳にする「コミュニケーション不足」は、果たして訓練で解消できるものかどうか。ある友人が「コミュニケーション・ネット」を創ったらどうか、との話をしてくれた。「それなに?」ときけば、要するに人が何らかの形で集まって、何かを話したり、聴いたり、悩みを共有しあいながら、関係を深め共感や共鳴を得る体験をしていく場、だと言うことだ。それをホームページやブログで呼びかけ、集まってもらってはどうか、という話。

 加齢と共に、話す相手が少なくなり、家に閉じこもってしまう人。子育てで悩んでいる人、夫婦間の問題、たまには料理を作ってみたり、何でもいいのだ。それをコーディネーターが呼びかけて共感するものを集め、みんなのアイデアで進行する、面白そうだ。やってみませんか。さしあたってぼくがその役を担う覚悟で。

 もしご興味がおありなら、やってみますか。ご意見ください。qqw88e59@ceres.ocn.ne.jp 

 やさしいタイガー


備長炭で松茸を焼く

2007-10-23 21:14:00 | ブログ

 外国に居る娘から松茸を送ってきてくれた。はじめは「高いからいいよ」と一応断ったふりをして、「香母酢(かぼす)を焼いた松茸にジュワジュワとかけて食べると最高ね」と催促を促すようなメールを打ったら、案の定、箱に詰めた松茸がどっさり送られてきた。してやったりとにんまりした妻は、ススキノで備長炭の炭を買ってきてベランダで早速焼いた。さぞ隣近所に迷惑な匂いを漂わせたことだろう。

 真っ赤な炭火で焼けた松茸に香母酢をしぼっていただくとそれは日本人ならではの美味としかいいようがない。残り火で鮭を焼き、そして秋刀魚を焼いてワインと一緒にいただくと幸せが充満しているような気分になった。娘には勝手なことを言ったなあと思いつつ、ぼくたち親が喜んで食べてくれる姿を想像して、元気でいることが嬉しいといって喜ばせてくれる。遠くに居ても親子の絆はきちんと結ばれているように思った。

 夕陽も落ち、外は真っ暗になり、残り火の炭の赤々さがとても美しく見えた。

やさしいタイガー