アメリカGAYライフ American Gay Life by an expat Japanese

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お客様対応

2006-05-07 14:59:55 | ゲイ事情
日本はゴールデン・ウィークが終わりかけ?去年のこのブログを振り返ってみたら、「ゴールデン・ウィークは日本からやたらと出張者が多くて、夜のお付き合いもあるからウザイ」みたいなことを書いていました。それがなんと、今年は出張者がゼロ!なにゆえに~?こういう年もあるんだねぇ。日本の景気回復はうちの会社にはまだだってこと?

でも、同僚が日本からの訪問者に合わせて他州に出張に行っていたから、まああったといえばあったんだ。それに当初ゴールデン・ウィーク頃と予定されていた大きな訪問団が、6月に延期になったという連絡があったし。

それをいいことに、僕は会社に来ているのにとってものんびりした一週間でした。日本から緊急電話もかかってこないし、これまでたまった本や資料をのんびり読んで1週間が終わったって感じで、こんな仕事具合でお金もらっていいのかなぁ?って思ってしまうくらい。(後で泣きを見ないことを祈ってマス・・・。)

仕事ではこんな具合だけど、プライベートでは訪問客が多いのなんの。2週間前にはジェームスの弟デービッドとその息子スタンリーがやってきたけど、今週末は、昨年12月のクルーズ旅行で知り合ったゲイ・カップルのダンとトムがやってきた。(そして5月末のメモリアル・デーには、これまた同じクルーズ旅行で知り合ったボブとジョン、そして彼らの友達がオハイオ州クリーブランドからやってくる予定。)

<<ゲイ・クルーズAtlantisの広告写真>>


彼らはウィスコンシン州のミルウォーキーの在住で、10年以上連れ添ったパートナー。特にダンは仕事の関係で日本に出張したことがあったり、つい先週もシンガポールに10日間の出張に行って来たばかりだとか。なので(?)アジア人の僕にもとても親切。

土曜日、観光スポットを一緒に回って、夜はゲイ・バーめぐりをした。正直、ゲイ・バーをはしごするなんて1年ぶりくらい。マジで~、信じて~。――あ、そういえばこの3月に二丁目でゲイ・バーをハシゴしてました・・・。だけど、アメリカのここ地元では、本当にゲイ・バーはご無沙汰してた。「20代の集い」に行かなくなったことや、禁酒しているジミーとつきあってたというのが大きな理由だけど、年取ったせいか、「ゲイ・バーってそんなに楽しくないし時間の無駄」って思うようになったというのも理由の一つ。(これって完全に年取ってきた証拠でしょ!!!)

だけどミルウォーキーの田舎から出てきた二人に、このアーバン・ゲイ・ライフを見せてあげなきゃ!と思い、とびきりのゲイ・バーを4件ピックアップしてハシゴした。

そしたらやっぱり二人は少し驚いてましたね。

「僕らが住んでいるところは、ミルウォーキーから30マイル離れたところにあって、ゲイ・バーなんてないからね」と言うトム。

「でもミルウォーキーにはゲイ・バーがあるでしょ?」と聞いてみる僕。

「少しはあるけどね」とトム。そしてトムもダンも、長身で短髪のバーテンダーに目が釘付け。おいおい、大丈夫かなぁ・・・二人の関係に悪影響が出なければいいけれど、なんて妙に不安になってしまった。


僕がクルーズ旅行で知り合ったカップルは、全員がそれなりの年齢で、30代後半~40代。しかも、1組を除いて3組が10年以上連れ添っているというパートナー関係。ま、以前にここでも書いたとおり、クルーズ旅行って半年以上前から予約しないといけないから、不安定な関係にある恋人とは行けない代物なんだよね。そしてクルーズ旅行で知り合ったこれらカップルたちは、全員が地方在住。

ニューヨークやロス、ボストン、マイアミ、ワシントンDC、フィラデルフィア、シカゴ、サンフランシスコ、、、アメリカには沢山大都市があるけど、僕がクルーズで出会ったゲイ・カップル全員が、地方、それもド田舎系の出身者・・・。僕とジェームスが一番アーバンな出身だった。

だけど、「だから」彼らは長年連れ添っていけてるのかもなぁーって思った。都市部に住んでて、周りを多くの若くてカッコいいゲイに囲まれて生活していると、一人のゲイに出会うことで感じる希少価値が低い。難しい言い方をしてしまったけど、要するに「一人と別れても次がすぐ見つかる」っていう気持ちになるから、努力して恋愛関係を続けようとか、そもそも恋人関係になろうっていう気にすらならないゲイが当然増える。

事実、僕もジミーとの関係を諦めて次の出会いを求めているわけだし・・・。もし僕が住んでいるのがモンタナとかアイダホで、周りにゲイ・バーもなく、ゲイ人口も超少ない土地だったら、多少無理してでもジミーとの関係は続けていたと思うんだよね。そういう状況だったら、そもそもジミーも「1、2年後には別の人とセックスしたい」なんて言わなかったかもしれないし。

ゲイが多い地域に住めば、きっと理想の恋人に出会うチャンスが高まって幸せになれるって思ってきたけど、ゲイ人口が高い地域では遊び人が増えるっていう悪影響もあるんだなぁって、ウィスコンシン州の田舎から来たラブラブな二人とゲイ・バーをハシゴしながら考え込んでしまった。



P.S.
トムが出張の途中、乗り継ぎ場所のデトロイト空港に到着したとき、偶然にもクルーズ旅行で一緒だったボブに遭遇したとか。そのとき、来年、またこの5人でクルーズ旅行に行こうという話が持ち上がっているというのを話したらしい。僕一人だけ新しい恋人と参加したらひんしゅく買うかなぁ~。



【おまけ】
ゲイ・クルーズの写真が結構ネットで公開されている。やっぱり(?)現実はカッコいい体を磨き上げたモデル(上の広告写真のモデル)みたいな人ばっかりじゃなくて、普通のゲイも沢山ゲイ・クルーズに行ってるんだって少し安心・・・。

写真集1
写真集2
写真集3


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