現在の佐世保市や川棚町は大戦の頃に海軍関連施設が多く存在し、街の発展が戦争と共にあった土地柄。小さな村だった佐世保が、海軍鎮守府が置かれたのち人口も増大し、村から一気に市へと格上げされたとか。戦後いったんは平和都市として歩み始めたものの、朝鮮戦争などで重要な基地となり、現在に至るまで佐世保の自衛隊駐屯地や米海軍基地など軍港都市として発展せざるを得なかったということです。同じ港町である長崎市とは、県内とはいえ雰囲気、歴史がとても違います。
佐世保から車で30分くらいの川棚町には現在基地はありませんが、以前から紹介している通り、戦時の遺構がポツポツと野ざらしになっています。片島(かたしま)もそのひとつ。小さな島を埋め立てて陸と繋げ、人間魚雷艇の試運転場として利用されていたのがこれらの写真の場所です。
そんな歴史とは裏腹に、穏やかな大村湾の入り江に鏡のように夕焼けが映り、絶景。
辺りには漁船が沢山停泊していて、夕方に赤ちょうちんが灯る店も。魚料理は美味しいそう…。また「遊海(ゆうかい)」という民宿があり、御飯だけの利用やオリジナルのカップアイスクリーム「海の卵」(町内のJAでも販売中)も購入できます。宿泊に興味のある方は「じゃらん」で検索してみて下さい。
人間魚雷って最近小説や漫画から映画化された
なんとかってのがあったよね。
それの舞台とかではないのかな。
しかし海って綺麗だねー。
浄化作用があるんだってね。
この前テレビで映画をやってたからちょこちょこ観ました。
現在の遺構から想像していた風景と、映像を観てからの風景は、
また違う感じがしました。