nanakusa

長崎の佐世保から

岐阜:飛騨高山

2007-10-27 | 多治見/中部





高山市の街の中にひっそりと佇む飛騨国分寺は美しい…雨がまた似合う。




大銀杏があり、すべての葉が一晩でどっさり落ちるとその年は大雪が降ると言われています。最近の母情報では今年はある日の午前中に一気に落葉したそうですので、高山、今年は豪雪やもしれません。

大木にものすごく茂った葉の数をみれば「掃除が大変」という旅館の仲居さんの話にも納得。この樹に触れると女性は母乳が出やすくなると聞き、友達の分と未来の自分の分とを想い、なでなで。




高山陣屋も見どころが沢山。一時間くらい(自分の好みの時間で頼めるらしい)で解説しながら回ってくれる無料ガイドさんが居るので頼んでみるのもお薦め。高山陣屋の見学は幼い頃より数えて、多分三度目くらいだったと思うけど、ガイドさん付きで見て回った今回が一番印象的だったし楽しく学べました…あれでガイド料無料はお得すぎます。まずは高山は江戸時代は天領だった、そこから学びましょう。

波佐見町:コスモス街道

2007-10-25 | 長崎・東彼ライフ

長崎でコスモスを見に行くとしたら諫早の白木峰や佐世保の展海峰が人気。

そんな人出の多い名所もいいですが、波佐見町の「コスモス街道」もなかなかです!金屋郷一帯の川沿いを中心にコスモスの道がずーっと続いています。ドライヴ、散歩、どちらもおすすめです。一番上の金屋神社下には沢山コスモスが咲き乱れたお花畑があります。眺めもとても良いです。写真を撮ったのは二、三週間前になるのでちょっとシーズン遅れですが…。










今年も長崎くんち!

2007-10-05 | 長崎の祭/行事/旅

今週末10月7日~9日は「長崎くんち」!

このブログでも昨年と一昨年のおくんち情報はこの眼でしかと見て、体験して、大興奮して載せてきました。しかし今年は市外、それも結構遠い所へ引っ越しでしまい、くんちの練習や庭見せ、人数揃(にいぞろい)などのイベントごとが味わえず、「おくんち気分」はテレビや新聞からしか伝わってこない(もやもや)!引っ越し先も良いところで楽しいですが、おくんちだけはやっぱり長崎です。(ちなみに小規模ながら「川棚くんち」も近々行われます♪)

でも嬉しいことに、長崎市内に住む夫の両親が今年もくんち観覧券を購入していてくれたので、くんち前日(まえび、初日)の早朝に観覧して即帰るという(夫仕事のため)強行スケジュールで本番だけは見に行くつもりです。

写真は、九月末の長崎市内アーケード街。偶然「銀屋町(ぎんやまち)」の「鯱太鼓(しゃちだいこ)」が披露されていました。すごい熱気と迫力で鳥肌が立って、ひとり鼻血まで出そうになり…夫に電話するこの手を止めることが出来ず、その掛け声や歓声を伝えてしまいましたー!喜びや感動は誰かと共有すると倍になりますー!



太鼓を叩く子どもを乗せたまま、御輿が宙に舞ってます!長崎くんち出し物で一番人気の「コッコデショ」にもちょっぴり似た感じでしょうか。自分が出る訳でもないのに血が騒ぐ~!!

岐阜:長良川の鵜飼

2007-10-04 | 多治見/中部

岐阜と言えば「長良川鵜飼(ながらがわ うかい)」!
毎年5月21日~10月15日まで夜な夜な行われています(中秋の名月の夜と、川の増量など悪天候の日を除く)。

全国13都市に鵜飼の伝統が残っているようですが長良川は特に有名。以前から鵜匠(うしょう)さんのあの素敵な「こしみの」スタイルに興味はあったんですが、七月に初めて見に行って来ました。緑色をした長良川は私が思っていたよりずっと雄大で豊かな水量をたたえ、美しい川水の中には魚影が濃く映っていたのでした。そして鵜飼とは、とてもおもしろくて奥が深い世界なのでした。



金華山(きんかざん)と長良川。岐阜市の風景です。夜にはこの川のこの辺りで、鵜飼が見られるわけです(観覧船に乗らなくても河原からも見られるようです)。山の頂には岐阜城がちょこんと建ってますが…小さすぎて見えない??斎藤道三の居城でしたが、後には天下統一を狙う織田信長のものとなりました。


■鵜飼とは…

鵜飼の歴史は1300年もあり、鵜が採った新鮮で美味しい鮎(あゆ)は高値がつくそうです。岐阜県の長良川(6人)と関市(3人)の鵜匠さんは「宮内庁式部職鵜匠」という職を世襲しており、日本で唯一皇室や伊勢神宮、明治神宮などにも鮎を献上しています。

長良川には夕方18時過ぎから観光船が出始め、辺りが真っ暗になった20時前頃より鵜飼がスタートします。上流より漁をしながら鵜舟が下りて来て、それぞれの観光船の前でも漁を見せてくれます。鵜匠の他にも二人が舟に乗り、3人で1組。真っ暗闇の中に浮かぶ鵜舟の篝火(かがりび)、ホウホウという掛け声、もぐっては姿を現す鵜。この古式漁を見ていると現代からタイムスリップしたような感覚に襲われます。演出なのか、周辺で薪能でもあったのか…川岸から能楽が聞こえてきて気分は「武将」でした。




クライマックスは6隻の鵜舟が横並びになって鮎を追い込んでいく「総絡み」。なかなかの迫力でした。







■鵜匠の里と鵜

長良川河畔に鵜匠さんの家が集まった小さな地区があります。道沿いに鵜の小屋があるお宅もあり、一声かければ見学したり、説明を聞いたりできます。私は夕方、鵜飼を見に行く前に寄りましたが、ちょうど鵜の選別作業などを見て一番若手の鵜匠、杉山秀二さんにお話を伺うことができました。ちなみに長良川の鵜匠さん6人中、山下さんが二人、杉山さんが4人です。写真は周辺の鵜匠さんの家の門と、門に付けられた「鵜匠」の札、長良川鵜飼の提灯など。



鵜匠さんは鵜を自宅で飼って世話しています。毎日そばに暮らしているからこそ息もピッタリの鵜飼がうまれるのです。



その鵜がこちら。野生の若い海鵜(うみう)を茨城で捕まえて送ってもらい、飼いならすのだそう。飼われている鵜が繁殖することはないんだそうです。年に一度は予防接種を受けさせたりと健康管理もしっかりするのでなかなかお金もかかるとか。鵜はきれいなブルーアイをしています。

沢山飼っている中で大体のレギュラーは決まっているものの、その時々の体調を判断して元気な鵜を鵜飼に使うのです。ちなみに鵜には必ずペアがあって、夕方籠に入れる時もいつも同じペアで入れてやらないと鵜が落ち着かず鵜飼でも上手く仕事をしないそう。どう見ても同じ顔にしか見えませんが、鵜匠さんには一羽一羽見分けがつくのです。万が一間違えたペアで籠に入れると騒いだりするのですぐ分かるようです。このペアはオスメスとは限らず、とにかく相性の良い者同士で組むそうです。籠に入れた後、漁に連れていかない鵜だけに餌を与えます。出漁時に満腹では鵜もモチベーションが下がるようで…。



篝火用の松割木(まつわりき)。鵜飼のシーズンオフには、これを作るのも鵜匠さんの仕事になるそうです。





■観覧船で見る

ネットや電話で観覧船予約ができます。一日でかなり多くの観覧船が出るのになかなかの人気で予約が取りにくかったりします。今年の鵜飼もあと少しで終わりですので是非どうぞ。観覧船乗り場の前で鵜匠さんが鵜飼について説明してくれますので、ちょっと早めに行くのが良いでしょう。



屋根付きの観覧船(高野槇でできているらしい)。乗船時間によっては夕食を食べる時間がたっぷり設けてあるので、皆さん弁当を持参したり、旅館から届けてもらったりしていました。一番早く出発する便しか取れなかった私たちは、ちょっと上流へ連れていかれて船上で悠々と御飯を食べ、トイレ専用船(!)で用を足して夜に備えました。





御飯を食べ終えた頃、花火やおつまみをどっさり積んだ移動売店舟がやってきます。料理人がお魚を七輪であぶて煙をもくもくさせながらサーっと現れる船もありました。多分旅館やホテルがそういうサービスをしているのでしょう。




■岐阜長良川鵜飼
http://www.ukai-gifucity.jp/ukai/GUJW0100.asp

岐阜市鵜飼観覧船事務所
〒500-8009 岐阜市湊町1-2
電話:058-262-0104

飛騨古川

2007-10-03 | 多治見/中部


高山駅からJRに乗って三つほど富山方面へ向かうと、飛騨古川駅。NHK朝の連続テレビ小説「さくら」の主人公が下宿していたのがこのちいさな古川の街。鯉の泳ぐせせらぎに沿って並ぶ白壁土倉群はとても素敵です。平成の大合併で「飛騨市」が出来、その中心が古川のようです。小さな街なので散策にもさほど時間はかかりませんが、気になる風景やお店がチラホラあるので時間があれば一日ゆっくり過ごしたいもの。酒蔵で試飲などできるようです。高山市内から日帰りで十分楽しめます。






古川に残る和蝋燭「三嶋商店」。あいにく私たちが訪れた日は店休が多くてこのお店にも入れませんでした。さくらが下宿していた和蝋燭屋のモデルにもなっており、ドラマでも看板や店が何度も出てきます。