22日の夏至の日の前後、こちら波佐見町でも「100万人のキャンドルナイト」イベントがありました。電気を消して、環境のことを考えながらキャンドルの灯りで楽しく過ごそうということです。
県内では長崎市の女神大橋など、大きな橋のライトアップをおやすみしたりしたそうです。しかし観光立県だけに観光客の方から「なぜライトがついてないのか」と苦情もあるようで、眼鏡橋は消灯に踏み切れなかったそう。一方で、5年目となったこのイベントも参加する団体、施設がグンと増えたとか。少しずつ考え方が浸透していくには時間もかかるのかもしれないけれど、きっと変わっていくと信じたい…。
さて、23日は波佐見町のやきもの公園にて写真のようなキャンドルナイト。階段にはハート型に並べられたキャンドルも。なんでも一人の青年が準備から点灯までをしたそうです!友達のお手伝いも少しはあったのかもしれないけど、すごいです。その人は会場でテンツクマンの「豪快な号外」を配っていました。これ、欲しかったのです。紙面では、このまま温暖化が進むとどうなるのかを分かりやすく漫画で説明しているほか、温暖化防止のための世界的な動きなどを紹介しています。
とっても優しげな淡い光を放っていたこれらのキャンドルは、Candle JUNEというキャンドルアーティストの作品だそうです。
こちらは21日の夜に波佐見町のカフェ「モンネ ルギ ムック」で行われたキャンドルナイトのイベント。店内の電気を消して沢山のキャンドルに火が灯る中、アフリカの楽器「カリンバ」の演奏に耳を傾けました…オルゴールみたいな音色。ホントはその逆でカリンバはオルゴールのルーツといわれているそうですね。
カリンバ奏者の近藤ヒロミさんという方もほんわかしていて、音楽はそのまま人柄が出ていたような。子守歌みたいに優しい音楽なので、前列に集まった子ども達はそのうちに眠りに入ったりゴロゴロしだしたりしてしまうほど。店内がとってもくつろいだ気分にさせてくれる空間になっていました。キャンドルはすーーーっごくきれいでした!写真は建物外から撮ったものなのでほんのちょっとの雰囲気しか分かりませんが…。
家の外でゴミの片付けをしていた時。ふっと横目に入った黒い物体…私の肩にペットのようにちょこーん!!!ぎゃー!ゴミの作業中だっただけに、よく見もせずに「ごき○り」と即断です。ぎゃー!ごきー!いやーあ!!
触れたくないのでとりあえずわめきーの、服をはたきーのしていると、パチコーン!と地面に叩き付けられた黒者。よく見たら、なーんだ、カミキリムシじゃん。突き飛ばしてごめん。小学生の時、よくとっつかまえてましたワ。にわかに郷愁が湧き、夫が帰ってくるまでとりあえず捕獲。
「おっ、カミキリムシ♪」一瞬少年になった夫。ついでに「今年の夏はカブトムシを捕りにいく」とか「飼う」とか言い出して。そりゃ、いつまでも少年心は忘れて欲しくないけれど、家の中で樹液とか垂れると厄介ですね…。
川棚町小串郷(おぐしごう)付近と思われる海岸から、きれーな夕焼けが見えるスポットがあります。太陽がちょうど沈んでいくところはまだ見られていないのですが、すごいことになっているに違いない。
みよ!この静かな海面を…。でっかい池じゃなくて、これが噂の大村湾ですよ。ほんとーに穏やかです。
上の絶景夕陽スポットの近くには「国民宿舎くじゃく荘」や川棚町営温泉の「しおさいの湯」があります。新しくてきれいな「しおさいの湯」は、露天風呂から毎夜ハウステンボスで上げている打ち上げ花火が見えます!時間は21時の15前あたりが目安。眼鏡を取っていて全然気付きませんでしたが、この前sunflowerちゃんが教えてくれて初めて知りました。写真は温泉施設の正面玄関横にある足湯。絶景とは言いませんが夕陽を見ながらほっこりできます。温泉は500円、足湯は無料です。
旧長崎刑務所の工場群の内部です。どの建物内も、いつ天井からガラスや木片が落ちてきてもおかしくない状況でした。
下二枚は縫製工場の内部。室内の床からも植物がにょっきり生えていました。他は何の工場なのか不明でしたが、下記に挙げたサイトで分かるかもしれません。他のサイトでも書かれていることですが、細かいことまで規則やら苦情やらで縛られたこのご時世に、ここまでボロボロになった建物の一般公開によくぞ踏み切ってくださった!と感謝しなくてはいけないなと思いました…。
■もっと詳しく見たい!知りたい!
@nifty:デイリーポータルZ…「衝撃の廃墟/旧長崎刑務所を訪ねる」正門や独房など写真付きで詳しく紹介しています。諫早の地元市民団体への問い合わせ先も。
九州ヘリテージ 雑記帳…「旧長崎刑務所一般公開 報告」
築100年になるという「旧長崎刑務所」。刑務所が同じ諫早市内の別の場所へ移転して以来15年間、空き家状態で放置され荒れ果ててしまいました。この明治の赤レンガ建築が間もなく取り壊し工事(今日にも開始になるかも…)へ入るということを本当に残念に思います。
この旧長崎刑務所の存在、私は全く知りませんでした。先月長崎新聞に取り壊しの報道記事が載り、わずか三日間の内部公開中に駆けつけたのです。記事によると、「明治政府が建設した国内五大監獄の一つ」に数えられるそう。有名な監獄というと…網走しか思い付かないけど…諫早にこんな建物があったんですね。監獄の存在を美化したりするつもりは全くありませんが、純粋に建物だけ見た時にまず凄い!と圧倒されました。そして明治政府が建て、ほんの15年前までは使われていたという歴史。壊すには本当に惜しい…というのが本音です。
明治建築の保存…というと多治見出身の私は愛知県犬山市(いぬやまし)の「明治村」を思い出します。明治時代を始めとする昔のレトロ建築群が村内に数多く移築保存されています。最初に何を見たのか忘れるくらい沢山の見どころがあってとてもおもしろい村(テーマパーク)です。刑務所建築も見た覚えはありますが、こんな赤レンガの立派なものではなかったような…。明治村のウェブサイトには「ご意見・お問い合わせ」のフォームがあるので、なんとか訴えてみたいと思います。
しかし万が一、一部保存は可能になったとしても、取り壊しは免れない状況です。広大な敷地の一部を市が、また一部を東京の不動産会社が保有しているとか…きっとマンションが建つんでしょう。ここまで朽ちてしまった建物を保存するには、もうほとんど手遅れだということ。それは素人でも実状を見てなんとなく分かりますが、こうなる前になんとか出来なかったのかと思うととても残念です。もちろん地元の方々には保存に向けて動いたグループもあり、また一方で近隣の方々はこの巨大な空き家の存在に脅かされてきたことも多かったようですから、このような結末を迎えるのは避け難いことなのかもしれません…。
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私と夫はなぜか裏口から見学ルートを辿ってしまったようで、肝心な見どころ…中心部から放射状に広がる建物群や洋風の入り口などなど…を見落としています。作業工場や体育場などばかりを見てきたのです。それでも言葉に表せないほど大きな衝撃を受け、物凄い迫力に圧倒されてきました。帰宅後もしばし呆然、です。ここに載せているものは携帯写真ばかりですが、雰囲気だけでも伝わればと思います。3日間シリーズしますのでどうか最後までご覧下さい。
■写真■
トップ:草木の生い茂る中に赤レンガ建物が映える
下の写真、上から順に…
1.外壁(裏口だと思われる付近)
2.縫製作業場の裏手
3.縫製作業場の間の道、電灯もそのまま残る
4.ぽつんと佇む赤レンガ
5.この空を見上げていたのだろうか
夫のおばさんの一人は福岡在住。長崎の実家へ戻って来る度、福岡銘菓を届けてくれます。母からもらうそのおすそ分けのお菓子は食べたことがないものばかりでちょっと楽しい。
この前は如水庵(じょすいあん)の「筑紫(つくし)もち」をいただきました。不織布の小さな包みを開けると、中にはまた小ぶりの黒文字が一つ。それでもって、小さなケースの中から黄な粉もちを一つ掬い上げてパクッと一口にいただきます。三つ入りの小さな黄な粉もちには添付の黒蜜をかけても美味しい。お腹的には決して満足のいく量ではないけど、小さいものを少しずつ食べるのも楽しくて大好きになりました。写真のようにではなく、ケースから出していただいた方が粋でしょうね…。
長崎に来てから九州各地のいろんな銘菓をいただくようになっておもしろいです。ここには書いてないけれど、色々楽しんでます。(下さった方、ありがとう)
お取り寄せ、できます♪
■「五十二萬石 如水庵」
創業1587年の老舗和菓子店。昨年のNHK大河ドラマ「功名が辻」にも登場した、もと豊臣秀吉の軍師黒田如水(官兵衛)と息子長政は、関ケ原の戦いの功により家康から備前(福岡)52萬石を与えられました。店名からも分かる通り、この黒田家とのゆかりが深い店のようです。ウェブサイトを見てるだけでも楽しめます。