チーム・バチスタ３ ～アリアドネの弾丸 stage１（第１話）

stage１（第１話）

『心不全トリックの謎』






朝目覚めるとゴミ置き場にいた田口。

そこに男性が倒れているのを発見し、

声をかけるも既に息をしていなかったため、

慌てて救急に電話をする。

現場に来た嘱託医は遺体を見て心不全と判断。



一方、白鳥は日本の遺体解剖について訴えていた。

日本は死因不明社会で、

不審死に対し、たった３％しか遺体解剖が行われていないと。



田口はおぼろげに男たちがいたことを思い出す。

もしかして遺体を運んで来たのではないかと。

けど、そんな曖昧な状況でわざわざ解剖は出来ないと嘱託医。

司法解剖には１体２０万かかると言われる。

そこで田口はある提案をする。


「Aiをしませんか？」


Aiとは死亡時画像診断のことで、

死体をCTし死因を判明させるという。



白鳥も遺体の死因をAiで究明する

Aiセンターを設立しようとしていた。

そのために放射線科の准教授・島津を日本へ呼び寄せた。

しかし法医学の教授や警察庁の斑鳩が反発。



田口は男性の遺体をAiに通していた。

すると、溺死した可能性があるとのことで、

遺体は司法解剖に回されることに。



解剖医は法医学教室准教授の笹井スミレ。

解剖の結果溺死と判明する。



田口が外へ出ると、早速話を聞きつけたマスコミが殺到し、

あっという間に囲まれてしまう。

そこへ白鳥がやって来て、田口はバチスタ事件の功労者だと。

今度からは事件性のある遺体を見過ごさないよう、

東城医大にAiセンターの設立を考えており、

田口もその運営委員の１人だと豪語する。


「私は厚生労働省医療過誤死関連

中立的第三者機関設置推進準備室室長

兼、桜宮Ａｉセンター設立準備室の白鳥圭輔でございます。」


「肩書き変わった・・・」



東城医大で運営委員会が開かれる。

呼んでないのに警察が来ていて文句を言う白鳥。

笹井が呼んだらしい。

警察庁刑事局審議官の北山と、部下の宇佐見だった。

挨拶する北山と、北山に紹介され頭だけ下げる宇佐見。

センター長を誰にするかでも揉める委員会。

笹井は法医学長を薦めるも、放射線科の島津は大反対。

なかなか決まらず白鳥が声をあげる。

中立的立場で人畜無害な人がいるでしょうと。

すると田口に視線が集まり、田口がセンター長となった。



溺死した男性の息子が、

遺体は引き取らないと言い帰って行くのを見た。

玉村刑事に遺体の男性の名前が清原と判明した。

清原は借金を作って家族を捨て、６年も音沙汰がなかったらしい。

そんな人を今更父親だと引き取ることは出来ないと。


田口は玉村にこの事件のお陰で、

東京近郊に運ばれた似たような遺体を調べたら、

路上で溺死していた遺体が２体発見されたと聞かされる。

連続殺人事件かもしれないと・・・



そして一斉捜査がかかることになり、

現場に踏み込む刑事たち。

逃げ出した犯人を見た玉村。

すると犯人が逃げた方から飛んで来た。

宇佐見が現れ、犯人を蹴り、そして殴り続ける。

それを見ていた玉村。



犯人グループは貧困ビジネスを展開していた、

暴力団の末端組織だったと玉村に教えられる田口。

そこで清原も働かされていた。

清原は家族のところへ帰りたかったらしい。

給料の殆どを組織に巻き上げられてたけど、

少しずつお金を貯めていて、

そのお金を持って逃げ出そうとしていたのがバレて、

組織に殺されてしまったと。

他の遺体も清原と同じだった。



田口は清原の息子を訪ねる。

そして清原のことを伝え、お金を貯めていた缶を渡す。

息子が缶を開けて蓋の裏を見ると、

そこには家族の写真が貼られていた。

それを見た息子は田口に遺体を引き取ると。



清原の息子は田口に連れられ、

法医学教室の笹井のところへ。


「間に合って良かった。

父を恨んだまま、何も知らないまま、

無縁仏にするところでした。

間に合って良かった。

焼かれる前に父の気持ちが知れて・・・

本当にありがとうございました。」


笹井に頭を下げ、帰って行く息子。



「ありがとう・・・か。

言われたのいつ以来だろう。

生きてる人と話すこと自体少ないから、私。

最初に見つけてくれてありがとう。

田口先生。」



島津は白鳥に田口のことを愚痴っていた。

そこに田口がやって来る。


「僕はAiのことは何も知りません。

でも、今回のことで分かりました。

死の真相を究明することは、

亡くなった人のためだけじゃない。

生きている人のためにもなる。

そしてAiは、その助けのひとつになるのかもしれない。

だから僕にAiのことを教えて下さい。

お願いします。」


島津はAiのシステムエンジニアの友野に

田口に教えるよう言う。



Aiを教えてもらうために友野のところへやって来た田口。

そこへ宇佐見もやって来た。


「ご一緒させて頂きます。

明日の会議に備えて、自分も勉強しませんと。」


しかし装置を動かしてる間に、

いつの間にか消えてしまっていた宇佐美。



歩いていた宇佐見を車でお迎えに来た北山。


その夜、笹井を訪ねて来た斑鳩。



田口の元に電話が入る。

急いで白鳥と駆けつけると、

Aiセンターで友野が遺体で発見され、

第一発見者は島津だった。





グッチーと白鳥コンビは相変わらず(笑)


センター長、押し付けられてるし。


斑鳩と笹井はどうゆう関係なんでしょうね。


怪しすぎるわ・・・


早々に友野が殺されちゃったけど、


誰の仕業なのかしらね(-_-;)


島津ではないと思われる。


・・・多分。


だって友野いなかったら困るよね、きっと。


斑鳩も怪しいけど、仮にも警察庁のお偉いさんですからね。


北山と宇佐見も何かありそうな雰囲気ではあるけど・・・


やっぱり警察の人間だから殺しはしないような？


しかし宇佐見は怪しすぎるね(‐∀‐；)


あんな福さまもかっこいいけど、


犯人だったらヤダなぁ～。


アップは多かったけど、喋りは殆どなかったね(笑)



これからどうなるのか楽しみではあります。





チーム・バチスタの栄光　　全１１話


チーム・バチスタ２ ～ジェネラル・ルージュの凱旋　　全１２話