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いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

チーム・バチスタ4~螺鈿迷宮 第2話

2014-01-15 22:32:26 | ドラマ


第2話

『院長一族の過去』





螺鈿細工をする患者たちから

情報を聞きだそうとしたグッチー。

碧翠院にはいよいよ死ぬ時が迫った患者だけが入れる

『螺鈿の部屋』という特別な部屋があると言われる。

それを聞いた白鳥はグッチーと共にその部屋へ。

行方不明の男を隠しておくには丁度いい場所だと。

ここに立花がいるかもと疑う白鳥。

そこへ小百合が来て鍵を開けてもらい中へ。

中には母親の華緒がいた。

ここの螺鈿細工を作っているのも、

患者たちに螺鈿を教えてるのも母だと小百合。

白鳥は華緒に話しかけるが返事をしてくれない。

気に入った人じゃないと話さないとのこと。

グッチーが話しかけると反応し食事にまで誘う。

誘われてない白鳥が約束を取り付けた。



外へ出たグッチーと白鳥。

グッチーは白鳥に来た手紙を自作自演じゃないかと疑う。

疑われた白鳥はガッカリした。

けど前科もあるしと。


「確かに終末期の入院患者に仕事を与えるなんて

ちょっと変わったシステムだなとは思いますけど。

みんな楽しそうに仕事してるし問題ないんじゃ?」


「はぁ~・・・常にそうやって相手のいい部分だけを見ようとする

そのグッチーの大らかすぎる視点は感心するわ。 時々だけど。」


「相手の悪い部分ばかり探す白鳥さんよりはマシかと思いますけど。」


その時、白鳥にタチバナという差出人からメールが。

しかも添付画像付き。

画像は太ももと手のCT画像だった。

死後に撮ったCTか生きてる人のものか・・・

白鳥は島津先生に送って調べてもらうことに。


「あの立花って放射線科医はなんらかの理由で身を隠してる。

でも何かを僕に伝えたいと思ってる。

そして彼が伝えたい何かはきっと・・・この碧翠院に関することだ。」



グッチーは毎週土曜に来るトクさんの息子たちと会う。

3人の息子たちと会えて嬉しそうなトク。

そんな中、長男が家を売る契約書の判子を迫り、

次男、三男と口喧嘩になってしまう。

良かれと思って口を出したグッチーも怒られる。

ギスギスした様子を見たトクが宥め、

長男には来週には用意しておくと言い、

次男、三男には兄と仲良くするよう言う。

息子たちを見送ったトクに

グッチーが家を売ってもいいのかと聞いた。


「来週になったら、また忘れるよ。」



病院の噂を探る白鳥。

『碧翠院は極楽への最短コース』だと聞く。


島津からの返答が。


『例の画像について

死後に撮られた可能性が高いが断定は出来ない。

大腿部の筋肉量が多く人差し指が薬指より短いから

男性である可能性が高い。』


送られて来たメアドを調べたらフリーアドレスで、

誰かが立花になりすまして

送ってきたメールである可能性が高いとのこと。

誰がなんのためにこの画像を送ってきたのか・・・



具合が悪そうにしていたトクに声をかけた小百合。

白鳥は何を調べてるのか聞くトク。


「立花って男のこと聞かれた。 大丈夫言わないから。

あの日、小百合先生が会ってたなんて言わないから。」


トクは立花と小百合が会っていたところを目撃していた。

その後、トクは腹腔内出血を起こしたようで容態が急変。

その頃、白鳥は立花の親戚と偽って、

立花の部屋に入れてもらっていた。



グッチーと白鳥は約束通り桜宮家を訪問。

母親が誘ったことを疑うすみれ。


「グッチーがお気に召したようで。」


「母が患者以外の他人と口を利くなんて。

田口先生、どんな手で母に取り入ったの?」


会話もなく食事が進む中、白鳥が発言。

巌雄がお喋りは嫌いだと言ってもお構いなし。


「東城医大にいた頃は外科医として将来を嘱望されてたんだって。

それが何故法医学の道に?」


「世の中には死を司る人間も必要だ。」


「死を司る・・・おお~。

それで僧侶にまでなっちゃった訳ですか。」


「僧侶?」


「驚いちゃったよグッチー。

巌雄先生は外科医で法医学の道にも詳しくて

僧侶の資格まで持ってらっしゃるんだって。」


林の向こうに妻の親戚がやってた寺があり、

住職が亡くなる時に誰も跡を継がなかったからと。


「医者も患者も出来るだけ死から遠ざかろうとする。

ただ命を長らえようとする。 傲慢極まりない。

そこに気が付いたから法医学を学び僧侶にもなった。

己の傲慢を忘れないためにもな。」


「あの・・・それってどういう意味ですか?」


答えを聞く前に華緒にお茶を誘われるグッチー。

白鳥の質問はまだまだ止まらない。

食卓の空いている椅子は息子のものと判明。

息子の葵は8年前事故で亡くなったそう。

白鳥は立花の部屋で写真を見つけ、それを出して見せた。


「葵は心が優しくて誰からも愛される子でしたから。」


「ほぉ~。 その辺はグッチーにちょっと似てるかも。」


「いいえ。 葵は特別な子です。

田口先生みたいな平凡な医師と一緒にしないで。」


「でも何かが似てるんだと思う。

少なくとも母さんにとっては。

あんな楽しそうな母さん、何年振りに見た?」


立花は葵の家庭教師だったと巌雄。

医学部に入るためにと葵が望んだことのよう。

放射線科の技術に興味を持っていたと。


「葵くんの事故の原因は何だったんですか?」


「厚労省の管轄外だろ。」


「当時の記録を調べてみたんですけどね、

帰宅途中に崖から転落したとしか記録されてなかった。

ただその転落した崖っていうのが

葵くんの通学路からは相当離れた場所だ。

どうしてそんな所に行ったんでしょうね。」


「さあね。」


「もしかして葵くんの事故には立花先生が絡んでたりして。」


「白鳥さん?」


「家族全員に愛された葵くんが亡くなったのは

立花先生のせいだった。

その立花先生が碧翠院に舞い戻って来て

桜宮一族に復讐された。 違いますか?」


「全くの的外れだ。

葵が何故あの時あの場所に行ったのかは

今となってはもう分からん。

発見されてここに運ばれた時は既に危篤状態だった。

俺は必死に蘇生を行なった。」


「あの子の心臓は再び動き出した。

でも・・・意識が戻ることはなかった。

人工呼吸器に繋がれたまま命だけを延ばされる。

もう痛みも感じてなかったかもしれない。

脳死状態に近かったからな。

でも実際は本人にしか分からない。

父親が行なった延命処置で

あの子は余計な苦しみを味わったかもしれない。

そうじゃないと誰が証明出来る?」


「でも医師として当然のことをしただけですよね?」


「医師としてはな。

人工呼吸器と薬で命を繋ぐだけの葵の姿を見てるうちに

妻がどんどん無口になった。 事故から半年。

丁度18歳の誕生日の夜、多臓器不全で死んだ。

あの時、僧侶になることを決めた。

この写真、もらってもいいか?」


「どうぞ。」



トクが危篤になり螺鈿の部屋へ。

連絡を受けた息子たちが駆けつけた。



白鳥は天馬に葵のことを聞く。

葵が死んでから桜宮家は変わったと天馬。



グッチーは巌雄に声をかける。


「先生の気持ちは伝わったと思います。

葵くんを救いたいっていう先生の・・・

父親としての願いはきっと本人にも伝わっていたと・・・」


「心療内科医だな。」



トクが亡くなった。



翌日、泣いているトクの長男を見かけ声をかけるグッチー。

トクが死んだと聞き驚く。

今、院長が解剖して調べてくれていると。



碧翠院で亡くなった患者は必ず解剖するそう。

そうしないと本当の死因が分からないとのこと。


「死から学ぼうとしない医者は一流にはなれん。」


費用は院長の自腹。

葵が亡くなった後、決めたことだと。

トクの死因は子宮ガンんから来る腹腔内出血だそう。

白鳥は解剖所見を見せてくれと言うが断られる。

今から通夜の準備だと行ってしまう巌雄。



患者仲間も参列し通夜が行われる。

仲間たちがトクは幸せもんだと言うが、

長男は大きな病院で治療を受けられたら、

もっと生きれたかもしれないのにと。

しかし長く生きるより幸せなことがあると仲間たち。


長男はこんな時でも家を売る話をし、また兄弟喧嘩になる。

またグッチーが仲裁に入った。

グッチーは今朝言っていた長男の言葉を思い出す。

長男が家を売ってお金を作ろうとしていたのは

自分のためではなくトクのためだったんじゃないかと。

トクはワザと忘れたフリをして契約書にサインをしなかったと。


「ホントはトクさん契約のこと忘れてなかったと思います。

でも家を売ってまで他の治療を受けることを望んではいなかった。

あなたは家を売ったお金でお母さんに少しでも長く生きて欲しかった。

そうですよね。」


トクは息子たちの気持ちを分かってくれていた。



「最後まで諦めずに治療法を探し続けるか、

碧翠院のような病院に入るか。

白鳥さんならどっちを選びます?」


「さあねぇ。 取り敢えず碧翠院は遠慮したいな。

同じ敷地内にお寺と火葬場まであるなんて準備良すぎでしょ。」


「私有地を町に貸して火葬場にしてるそうですね。」


「病室から墓場まで確かに極楽への最短コースだよね。」


立花から2通目のメールが。



ちゃっかりグッチーの部屋にソファーを運んでもらう白鳥。

メールに添付されていた画像は胸の写真だった。


「胸から腹、足とキレイに繋がったよ。 前回のと。

大動脈に層が出来てる。 血液が固まってたってことだ。

つまりこの画像はこの人物が死んだ後に

撮影されたものだってことだね。」


「じゃあ、やっぱりこれは長野の患者さんのAi画像?」


「グッチー忘れちゃったの?

長野の患者は狭心症だったって言ったよね。

その患者は心臓の動脈に強い石灰化がある冠動脈狭窄だった。」


「えっ・・・」


「このCTを見ても冠動脈にはどこにも異常がない。

つまりこの画像は長野の病院のデータベースから

消えた患者の画像とは別物だ。」


「じゃあ、一体誰の?」


「それはまだ特定出来ないね。

しかしこれじゃまるでバラバラ遺体を送りつけられてるようなもんだな。

あれ? これって・・・まさか。」





深まる碧翠院の疑惑・・・


いい病院に見えるけど、やっぱりどこか怪しい・・・


トクの急変も怪しく感じる。


葵の死も謎のよう。


そして立花は何処へ?


メールのタチバナは誰?


あの画像は一体?


気になることが多すぎる。





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