我が家のFITも10月29日納車から2ヶ月半が過ぎ、走行距離も1736kmとなり、ほぼ最終な評価ができそうだ。
以下に書いてみたい。
なお、2013年12月20日届出リコールと、12月21日サービスキャンペーンは、去年12月23日に処置済である。
このリコールとサービスキャンペーンの処置後は明らかにFITが変わった。
逆に言えば、それ以前は異常であったと言える。
■ フィットのリコール(平成25年12月20日届出) (HONDA)
■ フィットのサービスキャンペーン (HONDA)
その変化は、サービス工場を出る時から現われた。
で、次の日の2日をかけて以前と同じ条件下の道路でチェックを試みてみた。
以下の評価は処置前後の比較をメインに書いている。
[エコモード & 標準モード]
まず、
停止からの、発進およびバックが、かなり早く動くようになった。
つまり、ブレーキから足を離すと、ほとんど間を置かず発進及びバックするようになった。
アクセルを踏んで発進する場合も、ほとんど違和感を感じずに発進及びバックをする。
プログラムを書き換える以前は、ブレーキを離しても、1秒以上もの間、じっと動かずにいて、なんだか、こいつ、とろい車、一体何考えているのだろう、と思っていた(笑)。
現在では、発進および後退時の違和感は、ほとんど無くなった。
また、(関係あるのか(?))発進直後のモーターの力が力強くなった印象を受ける。
ただし、最初に始動した時は(エンジンが温まっていない時は、だろうか(?))、以前のように、じっとしている。
そして、話は少し逸れるが、40km/hまでをモーターで引っぱるという話は、いまも嘘のようだ。
(もっとも、後続車に迷惑をかけて、よほどゆっくり加速すれば別だが(笑))
つぎに、
処置以前は、登り坂で、停止して、直ちにアクセルを踏むと、異様に、ガックンガックンしてたのだが(つまりは、モタモタ、ガタつく、軟弱なプログラム、との印象を持っていたのだが)、プログラム書き換後は、その状況下で試してみても、そういう現象は現れない。
ただし、現在もなお、素早く、深く、アクセルを踏み込むと、クラッチが空回りするようである。
つまり、エンジンの回転ばかりが上がり、それに応じた加速が見られない。
(これについては、以下に関連を記載しているが、この車、素早い動作は苦手のようだ)
最後に、
「微かな」上り坂での、完全停止後の通常発進で、かなり後退していたのが(つまり、後続車がいる場合には、サイドブレーキが必要だったのが)、 結果、改善が見られる(サービスキャンペーンどおり)。
これは、「微かな」上り坂の場合には、ヒルスタートアシスト機能が動作しないと思われ、このこと自体に変化は無いのだが、今回のプログラム書き換えにより、カバーされたようだ。
現在では、その状況下での後退距離は、ほんの僅かになり、この程度であるならば、後続車がいる場合でも、サイドを使わなくても、ほとんどストレスを感じないで済む。
にしても、ヒルスタートアシスト機能の、傾斜角度への感知センサーが鈍過ぎでは、思うのだが(?)。
さらに付け加えると、このヒルスタートアシスト機能、けっこう気紛れなように感じる。私が、同じくらいの傾斜と判断するのだが、反応する時としない時が稀に有るように感じる(計測できないので不確かだが)。
(これは、完全停止後の、けっこうな傾斜角度と感じる場合での話だ)
もし、そうであれば、気紛れは困る(信頼の低下に繋がる)。
[Sモード]
Sモードに関しては、(当然なのだろう(?))特に実感する変化は感じられない。
相変わらず、エンジン音がうるさいのがSモードの特徴だ(笑)。
話は逸れるが、もしかしたら、ハイブリッドFITには「この」Sモードであるならば必要なかったかも。
で、結局、どうやら、エコモードが一番バランスがいいようである(標準モードよりも)。
つまり、結果論的には、シンプルにエコモードだけにして、全体の矛盾をより少なくした方がよかったのでは(?)。
(リコールとサービスキャンペーンの処置前後に関しては以上だ)
これにより、私が納車前に、FITハイブリッドに抱いていたイメージに少し近づく、いい車に変身した。
書き換え前は、この程度の車なのか、HONDAの技術とはこの程度なのか、と少しガッカリしていたのだが。
そして、それまで、私の、FITに対する、扱い難さや、違和感は、正しいものであったようだ。
(本来のFITハイブリッドの姿ではなかったということだ)
なお、アクセルを瞬時に深く踏み込む発進で、エンジンの回転が遅れて吹き上がるのは相変わらずである。
(ただ、これはHODAの、FITの、現象ではないはずだが)
この現象も、(気のせいかもしれないが)エコモードでは、少し和らぐ印象を受ける(?)。
また(試乗車もそうだったが)通常走行時に、アクセルを瞬時に深く踏んだ場合、空ふかし状態となることがる。
(これも、クラッチが空回りしている印象を受ける)
この車は(に、限らないかも知れないが)、じわっと深く踏み込んでやる必要があるようだ。
さらに、クラッチの空回りとともに、プログラムが急なアクセルワークには付いて行けなくて、シフトアップができないと感じる時もある。
このアクセルワークでのタイムラグは、他車が存在する場合には、ストレスとなる。
それと、発進時にアクセルを踏んでも動かないことが1回と、走行時にアクセルが反応しないことが1回あった。
この現象は、この2回だけだが、これは何が関係しているのだろう(不思議で、自分を疑う)。
以下は、どうでもいい話だが、
ダッシュボードの天板仕上げが不満だ。
直射日光の反射がフロントガラスに映って、視界を妨げる。というか、これは、フロントガラス性能の問題なのかも知れない。あるいは、私が繊細なのだろうか(笑)。
(現在、黒い布を敷いている)
あと、ワイパーが雨をきれいに拭き取れない。
バッテリー表示が、フル充電表示となったことが1度しかない(これで正常(?))。
さらに細かい話をすると、
後部座席のドアを強く締めると、安っぽい音がする。
三角停止板の収納スペースサイズを、もう2mmほど広かったらありがたかった。
(三角停止板のケースを削るのにかなり時間を要した(笑))
タイヤがエコ仕様ということで(ガソリンスタンド談)、空気が抜けたように見えるのが嫌だ。
(現在、+ 0.2気圧アップで走っている)
ボディー(外観)の車高を、もう少し低くしてもよかったような。
ヘッドライトはハロゲンだが、色が黄色くて、暗く感じる(やはり白がいい(笑))。
なお、肝心であろう燃費に関しては、まだ給油を3回しかしていなくて、しかも普通の走り方をしていないので、何の参考にもならないが、24km/Lと、14km/Lである。
(1回目が四国への往復を含み、2回目の数字は、なんだか変だが、テスト走行の関係かも知れない(?))
次回給油時の計算が、かなりノーマルな日常生活での走行燃費に近いものとなると思う。
(おそらくは、20数km/L以上は、あるだろうと思われる(?))
以上、長々、不満や問題点ばかりを書いたが、足のよさ、抜群の加速性能などに文句は無く、総合評価として、FITハイブリットの点数は、優の下あたりの、80点ぐらいを付けたい。
その不満をも含めて、走ることが楽しい車だ。
少し質問があります。「アクセルを瞬時に深く踏み込む発進で、エンジンの回転が遅れて吹き上がる」と「通常走行時に、アクセルを瞬時に深く踏んだ場合、空ふかし状態となることがある」とは、もう少し細かく言うとどんな状態なのでしょう。また、それは操作のたびに起こっているのですか? よろしければお聞かせください。
「アクセルを瞬時に深く踏み込む発進で、エンジンの回転が遅れて吹き上がる」
私の感覚(想像)では、アクセルワークは機械的ではなく、コンピューターへの信号発信のようなものなので、おそらく、(素人考えでは)判断・処理時間が遅い(判断できない(?))のではないかと思っていますが。
(大体が、何でも、すぐに出来ない子のようで(笑))
つまり、運転者の早く加速したい気持ちに、コンピューターの決断が遅い(って、感じです)。
この違和感は、じわっと、深く踏み込んでやれば無くなります。
まあ、過去のマニュアル車の個人的経験でも、エンジン能力によって遅れて加速しますが、FITハイブリットの場合、きっちり0.5~1秒くらい遅れて、急に力強く加速するので、面白い(笑)。
(つまり、エンジン自体は、吹きあがりのいい、素晴らしいエンジンかと)
これに関しては、「操作のたびに」起こります。
「通常走行時に、アクセルを瞬時に深く踏んだ場合、空ふかし状態となることがある」
これは、オートマチック車だからなのでしょうか(逆に質問)、アリオンの時でもあったように記憶します(?)。
素人感覚では、クラッチが滑っている感じで、マニュアルでない以上、そうなることもあるのかと(逆に質問)。
これは、「操作のたびに」かどうかは、何度も試していないので何とも言えませんが、息子が試乗車に試乗した時も含めて、4~5回ぐらいは経験しているかと思います。
なお、ご質問いただいていませんが、燃費に関して、ある程度見えてきましたので書き添えておきます。
(ディーラーには、もう1回計測してメールする予定ですが、ここでは中間報告的に)
結論(ちょっとだけ、早いですが)、どうやら、FITハイブリッドはハイブリッド車ではないようです(笑)。
以前のアリオン1800ccと、同じ道、同じ走り方で、FITハイブリッド(1500cc)を比較した場合、アリオンの燃費が9km/L前後であったのに対し、FITハイブリッドは15km/L前後のようです(たぶん、最終数値(?))。
(14km/L / 15km/L : モードは、1つ目が標準混じりで、2つ目はエコ)
この数値は、通常の1500cc車と変わらず、この車はハイブリッド車ではないと結論付けられるようです。
つまりは(おそらくは)、謳い文句の通りに、40km/hまでをモーターで引っぱれないのが、燃費に関しては致命的なのだろうと推測します。
因みに、この燃費に関しては、アクアの方が勝っているようです。
ネット上で両車のユーザーが記載する数値も(「みんカラ」と「e燃費」)、、
アクアが20km/Lを超えるユーザーの記載が多いのに対し、FITハイブリッドは18~19km/L止まりのようです。
(もっとも、このFITハイブリッドの数値には、旧型のものが混じっている可能性もあります)
まあ、走りがいい分、燃費が悪いのは道理ですが(笑)、
謳い文句通り、現実に、40km/hまでをモーターで引っぱれなかった、HONDAの技術に問題有りかも。
(出足の感覚からすると、かなり力強く、40km/hまでなら問題無いと思えるのですが - 不思議)
これが実現できていれば、20km/L超えは間違いなかったのではないかと思われます。
残念です。
この燃費に関しては、逆に、情報をいただけると嬉しいです。
choongwheeさんのFITレポートに興味を持ったのは、最初に「直進安定性が思わしくない」と書かれたからでした。直安の悪いクルマ(直安を意識せざるを得ない車両、と言い換えたほうがよいでしょう)は走りにくいものです。文面から「(車両選択を)失敗したかな?」というニュアンスも読み取れ、小手先ですけど対応策がないわけでもないかな、と思ったものですから、書き込ませてもらった次第です。しかし、気が付くと年末のリコール騒ぎとなり、FIT自体はなかなか大変な展開になっていましたね(笑)。
大まかなところで話をまとめると、対策後にエンジンの反応がかなりよくなった、ということでよかったでしょうか。新型FIT-HVは新車試乗会のタイミングを逃してしまい、実はいまだに乗っていない状態です。そのうち機会を見てとは思っているのですが、とりあえずこれまで乗ったハイブリッド車を下地に話を進めることにします。
今回のリコールは、内容を見る限り、ホンダ恒例(?)となる初期仕様(セッティング)の変更をやはり初期トラブル対策に重ねて行なったように見えます。明らかに不備(欠陥という言い方はあたっていないかと)と判断できるのは、デュアルクラッチの締結力検知に関する誤信号の発生ぐらいでしょうか。また仕様変更の対策部位を見る限り、軸となるのはデュアルクラッチ回りの制御変更で、これに付随した領域(エンジン系、ミッション系、ブレーキ系)も制御変更を受けているように思います。というのも、現代の車両は電子デバイス系が一括で集中管理されるため、それぞれの部位が関連し合って協調制御の形態が採られるからです。
それにしても、この価格帯の車両でデュアルクラッチ方式のT/Mを採用するとは、ホンダも思い切ったことをしたものです。この際ですので、長くなりついでにデュアルクラッチ方式のT/Mについて簡単に触れておきます。この方式は、それぞれ2本のギアシャフト(奇数段=1/3/5/7速、偶数段=2/4/6速)の先端にエンジン出力を断続するクラッチを設け、片側のシャフト(ギア)をつないで動力伝達(走行)を行っている間、もう一方のシャフトにあるギアがシフトアップ/ダウンに備えて噛み合わせを済ませ、クラッチ操作による切り替えを待つシステムです。本来は任意の操作(パドルシフト形式が主流)による電気信号でシフトアップ/ダウンを行うセミマニュアル方式のT/Mです。(この方式をセミオートマチックと表記する媒体もありますが、構造上はクラッチペダルレスによるマニュアルシフトとなるので、セミマニュアルの呼称が正しいです) ホンダはこのT/Mをオートマチック(シフト操作の自動化)として使おうとしたわけです。
さて、choongwheeさんが気になるとレポートしたエンジンレスポンスの件ですが、今回のFITの対策と関係があるように思います。(断定できないのは、対策の具体的な内容をホンダに確認していないからです) M/T車を除くAT全車に共通する構造的な特徴があります。動力伝達系にフルードカップリング(流体ジョイント)を持つという点です。従来型のギアによるステップアップ式ATのトルクコンバーターがこれに相当します。最近普及の度合いを深めてきたCVTは、基本的にトルクコンバーターがなくても機能しますが、ドライバビリティを重視した結果(CVT単体では駆動伝達のダイレクト感が強すぎるため、従来型のATと同じクリーピング領域を持たせる目的で)トルクコンバーターを採用しています。発進加速時の駆動のかかり方(伝達タイミング)や変速ショックなど、トルクコンバーターに緩衝器としての機能も負わせています。
しかし、デュアルクラッチT/Mにはトルクコンバーターがなく、この緩衝機能をクラッチの断続タイミング(いわゆる半クラッチ状態)でどう作り出す(調整する)かがホンダにとっての課題だったと推測されます。問題は、あまりレスポンスよく断続させてしまうとギクシャク感が強くなり、実用車としては不快な思いをすることになるかと思います。実は、量産車のいちばんむずかしい点がここで、レーシングカーのようにシフトスケジュールが一定(基本は常にスロットル全開、各ギアのシフトポイントはエンジンの許容回転上限)であれば、比較的容易にピンポイント設定は可能ですが、一般公道を走る量産車は速度もスロットル開度もエンシン回転もさまざまで、あらゆる領域に合わせて設定しなければならなず、これが非常にやっかいなわけです。
こうした場合、とくにデュアルクラッチT/Mによるオートマチックシフト機能は世界でもそれほど前例がなく、ホンダにとっては未踏の領域だったわけです。そして一般的な例に洩れず、ホンダは安全サイド、安定サイドでクラッチの断続タイミングを設定したのだと思います。レーシングカー並にシャープにしてもよいのですが(断続を瞬時で行うことのメリットは、クラッチが切れている時間が非常に短くなり、常にエンジン動力を駆動輪に伝わられるためより速く走れるということです)、アクセルに少し足を乗せただけでクルマがポンと飛び出してしまったり、シフトのたびにショックが発生したりと、安全性や快適性の上でなにかと問題が生じます。初期仕様は、こうしたあたりを懸念してマージンを大きくとっていたのだと思います。
アクセルの踏み込み量に対してエンジンが遅れて反応する、という印象ですが、現行車両の大半はドライブ・バイ・ワイヤー、つまり電子制御式スロットルが使われています。これはアクセル開度(ドライバーのペダル踏み込み量と踏み込み速度)を検知して、その信号(アクセル開度センサー)に応じて機械(モーターが大半ですね)がスロットルを開くという方式です。ですから、アクセルを踏み込んでもエンジンの反応が1テンポ遅れるというのは、意図的にスロットル開度(開閉タイミングも含めて)の制限が行われているということです。それがなぜなのかは、いまのところ考えられる理由が見あたりません。ひょっとしたら、デュアルクラッチのクラッチ容量の問題が関係しているのかもしれません。デュアルクラッチ方式は、エンジン側から見れば2つの出力先があることになりますが、そのいずれもエンジントルクの全容量を許容しなければならず、スペースの問題から小型コンパクト化した代償としての低容量状態は許されるものではないわけです。ひょっとしたら、初期タイプの仕様はクラッチ容量が足らない可能性もあるかと思います。
choongwheeさん、FITは素晴らしいハイブリッド車ですよ。長くなってきたので、直安の問題とトヨタ対ホンダのHV方式の違いと価値は次ということで。
「最近のブログ更新度合いはすごいですね」、いや、むしろ最近は、いまひとつです(というか、全然で)。
Nine Musesの「dolls」、彼女たちの曲の中で、一番好きかも。
FITの「車両選択」に関しては、今度は(初めて)HONDAと決めていましたし、家内がコンパクトカーを希望したので、走りの良さを試乗で実感して、FITに決めました(スタイルは、どちらかと言うと嫌いな方で(笑))。
しかし、現時点でも、選択肢はこれしか無いような。
「直進安定性」に関しては、時速80kmあたりまでは問題無いのですが100km辺りから不安を感じます。
(原価を上げてまで、ボディの底に鉄板を貼った割にはと思う訳です)
車高をもう少し下げても良かったのではないかと思っています。
まあ、高速道路でスピードを上げない限りは問題無いとは思いますが。
「安全サイド、安定サイドでクラッチの断続タイミングを設定した」というのは、おそらく私の実感と合致します。
なるほど、ackeyさんのご解説を読むと、デュアルクラッチに対するHONDAのノウハウがいま一歩という感想を持ちます。
変速に関しても、Sモードで走る際、素人考えでは、7速を、巧くコントロールして全部使えないものかと思うのですが無理な話のようですね(結局、3速ぐらいでシフトアップするようで、エンジン音がうるさ過ぎ)。
CVTに関しては、ヴィッツを試乗していますが、もっとかったるく、レスポンスが悪い悪い。
(なんじゃ、こりゃ、って感じで)
まあ、やはりマニュアル車が一番いいですね(笑)。
しかし、そんな時代でなないですし、ガソリン高騰に備えてハイブリッドにしたのですが、燃費はいまひとつのようで、ちょっとガッカリで。
また次回のご解説も楽しみにしております。
ありがとうございました。
そのRainbowから派生のblaxx、after schoolのflash backと完全に印象がタブりました。以前からchoongwheeさんが言うように、after schoolには音楽ユニットとしての存在意義はあまり感じていませんでしたが、セクシー路線で視覚効果に訴えるという見せ方はそれなりと評価していました。(逆に言えば、この見せ方だけで生き長らえてきたグループという認識を持っています。実に不勉強なんですが、レイナやナナが「歌える子」と認識が改まったのはorange caramelを聴いたときできした)残念ながらbraxxはそのafter schoolに及んでいないという印象を受けてしまいました。DSP大ピンチ、大丈夫かいな? といらぬ詮索までしてしまう始末です。
ちょうどGirls Dayのsomethingが流れていますが、Apinkとウンジの関係を彷彿とさせる曲ですね。ミナだけが異様に光っている。(悪い意味で、他メンバーとの落差が気になります。こういうところのバランス感覚、振り返ってみるとSMの揃え方はさすがですね。ユニット構成力というか商品企画がちゃんとで出来ている)ところで、韓国の場合、曲名というのはタブってもなんら問題ないんでしょうか? 東方神起の新曲もsomething、ApinkとmissAの曲がhushだったり、missAのhushが歌詞で「give it to(2)me」とSISTARの曲名を連呼したりと、こういうあたりは気にしないんでしょうか? 日本では完全に嫌いますよね。
さて、本題のHVです。FIT-HVの燃費性能で少々ガッカリされているようですね。捉え方にもよるんでしょうが、choongwheeさんが報告している燃費、十分以上に優秀だと思いますよ。ただ、市街地走行での実用燃費となると、やはりトヨタに分があるのは仕方ないと思います。
トヨタのHVは、その延長線上にゼロエミッションのEVを捉えています。しかし、現時点ではメカニズム(電池容量)やインフラ面(充電設備)が実用レベルに達せず、やむなく内燃機関(ガソリンエンジン)の力を借りる形として、モーター主動力、内燃機関補助動力としてハイブリッドシステムを構成しています。ただし、モーター主動力とはいうものの、モーターの動力を使えるのは低速域のそれもごく限られた使用時間内のことで、たとえば中速域以上の走行では、実質的なガソリン車です。本音と建て前ではないのですが、EVを標榜するHVながら、実際には内燃機関に依存する割合が非常に高くなっています。
一方のホンダは、現時点で最も現実的な自動車用原動機はやはり内燃機関と判断。ただし、内燃機関が苦手、不得意とする領域が厳然として存在するため、それらの領域を埋め合わせる目的で電気モーターを補助動力として選択。内燃機関の利点を活かしながら、排ガス排出量や消費燃料量を抑えたところに近代性、存在意義があります。
簡略化した説明ですが、トヨタとホンダで根本的なHV思想が異なっていることは、これでお分かりいただけるかと思います。で、両者の選択肢なんですが、車両の評価基準を移動の経済効率におけばトヨタHV、内燃機関が持つドライバビリティや快活な走りに経済性や環境性能を上乗せした内容を求めるならホンダHVとなります。
構造的にもホンダのほうが現実的です。クランクシャフトの同軸上にモーターを配置。位置的にはエンジンのミッションの間となり、パワートレーン系のレイアウトは通常の内燃機関車両と同じになります。一方のトヨタ方式は、基本のパワートレーン系を電気自動車として設計しながら、補助動力(もちろん発電もします)としてのエンジン出力系もレイアウトしなければならず、機構的に大型化や重量増化が避けられない方式です。
さて、肝心なのこここからですが、トヨタは低速走行域(市街地走行と置き換えて構いません)を電気モーターに受け持たせる方式とし、モーター能力では足らない走行条件となった場合に内燃機関の併用、あるいは内燃機関のみに切り替えて走行するHVシステムを組み上げています。内燃機関を使わない(=燃料を使わない)市街地燃費がよくなるのは当たり前です。これに対してホンダの場合は、市街地の通常走行は内燃機関主体で考えていますから、トヨタと比べて燃費性能で劣るのは当然です。(ある一定条件下でのみモーター単独による走行モードも設けられていますが、全体領域から見ればごくわずか、車両負荷がきわめて軽くなる場合のみです)
ちなみに市街地走行に焦点を当てたトヨタのHV方式で、よりモーター走行レンジを長く確保できるプラグインHV方式(充電池容量の大幅な引き上げ)が追加されたのは、ごく自然な成り行きで、機構・構造的にも従来型の延長線上に位置するもので特別なものではありません。ただ、この方式(EVとして市街地走行をこなせる能力)が市場ニーズだとすれば、プラグインHVよりレンジエクステンダー方式のほうがより理にかなっています。この方式は主動力が電気モーター。内燃機関も搭載しますが発電専用。エンジンで自家発電しながら走るEVと解釈するのが正しい見方です。(国鉄時代に見られたかつてのディーゼル機関車がこの方式を採っていましたね)
ところで、これはおもしろい比較例なのですが、過去にレーシングサーキット(富士スピードウェイ)でプリウスとCR-Zの燃費を較べたことがありました。と言っても全開走行ではなく、ある程度のアベレージスピードを保つエコラン走行です。この言い方、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、本当にエコランに徹して走らせると燃費はケタ違いによくなりますが、このケースはある程度燃料消費を抑えながらサーキット走行による競技が成立するスピードを確保したレベルだったと考えてください。(想定するラップタイムはあったのですが、タイムをお伝えしても具体的なスピードを思い浮かべていだくのはむずかしいと思いまして、あえて記さないことにします)
で、結果はCR-Zの勝ち(勝ち負けというのも変な言い方ですが)。たしかリッター29kmと25kmぐらいだったと記憶しています。理由は単純明快で、プリウスはまったくモーターが作動しなかった(つまりモーターが作動する設定速度域より高いところ【60km/h以上】で走っていたわけで、この領域でのプリウスは単なるガソリン車に過ぎません)ことに対し、CR-Zは加速区間でモーターがエンジンの補助動力として働き、内燃機関の負担を減らしてくれたことになるわけです。
ひと口に「ハイブリッド車」と言っても、その目標性能や性能領域の設定次第で、車両性格は大きく異なってきます。近隣のスーパーへ買い物に行く用途(言い換えれば市街地燃費だけを重視)だけならプリウスやアクアが正解の選択肢となります。ホンダHVは、内燃機関が持つ動力としての優秀性(=ドライバビリティ)を土台にしながら、内燃機関の弱点をモーターによって補い、走行/燃費の両性能を引き上げることが狙いとなっています。ワインディング路でホンダHVとトヨタHVの乗り較べをすれば、その性格や性能の違いは一目瞭然となるでしょう。スピード/燃費ともホンダが勝るはずです。視点を変えれば、走りの質はともかく、とにかく市街地の実用燃費を重視するならトヨタ、クルマを走らせている楽しさを味わいながら、なおかつ通常のガソリン車より燃費、環境性能に優れることを条件にすればホンダという選択肢が結論になると思います。
「ベテラングループが少々色褪せて見えてくるのは」、アイドル、流行歌手である以上当然でしょう。
次々、それ以上を狙ってデビューしてくる訳ですから。
しかし、KARAに「ベテラン」という言葉を使われるほど、時間が流れたことに感慨深いものを感じます。
まあ、たしかに、KARAも7年となりますから、そろそろ、グループとしては賞味期限切れなのかも知れません。
After Schoolの「Flashback」、どんなステージだったかピンと来なくてYouTubeで再確認しましたが、「完全に印象がタブ」るとおっしゃるのには、まったく理解できないように思います。
(「印象がタブ」るのは、ほかのグループ一般に多いような)
そもそも、「セクシー路線で視覚効果に訴える」という意味ではRainbowには、ちょっと無理があるような(笑)。
(因みに、DSP mediaは、「いらぬ詮索」でなくて、たぶん「大丈夫」じゃないでしょう)
なお、ついでながら、(私は)After Schoolは評価しませんが(聴いてられませんが(笑))、Orange Caramelは、その存在そのものがエンターテイメントだと高評価しています。
「Something」、「ミナだけが異様に光っている」と、おっしゃるのは、たしかに、この種の曲で声量という点では同意しますが(というか、その部分のフレーズを彼女に与えている)、しかし、チョン・ウンジとパン・ミナを比較するのは、ちょっとウンジに失礼過ぎるような。
もっとも、最近のミナの実力を、私が分っていない可能も有るにはあるのですが・・・(?)。
(なお、実力の点で、SM Entertainmentと比較するのはやめましょう(笑))
曲名のダブりですが、たしかに(よくは分かっていませんが)日本では(あるいは世界的にもかなぁ(?))、あまり同じタイトルというのは見かけませんね(たぶん(?))。
韓国芸能界の場合、曲のタイトルに限らず、同姓同名の芸能人も多く(検索で、よく苦労します(笑))、もしかすると、感覚的に異なるのかも知れません(?)。
ハイブリッドの燃費性能の件、
そうなんですか、「十分以上に優秀」なんですか。
私は、昔の古いエンジン性能のファミリーカーの上限数値で、2000cc車なら8km/L、1800cc車なら10km/L、1500cc車なら13km/Lぐらいは有ったように思いますので、新型改良エンジンのハイブリッドにしては、ちょっと低いように思うのですが(実際、ブルーバード、ビスタ、アリオンが、ほぼ、そんな感じで経験していますが)。
私は、「ホンダは、現時点で最も現実的な自動車用原動機はやはり内燃機関と判断」していないと思います。
「トヨタとホンダで根本的なHV思想が異」る点は、ackeyさんがおっしゃる内容ではないように考えでいます。
(実体は(実際は)、オーナーではないので分りませんが)
私は、HONDAのアコードが過渡期のハイブリッド車として、ベストな方向かと思っています。
私は、「内燃機関に依存する割合」ではなくて、内燃機関の依存のさせ方であろうと思います。
最終的には電気自動車が、あるべき姿の1つだと思っていますが、その電気の、バッテリーへの供給の仕方だと思います。
そういう意味で、HONDAの、アコードの考え方が、一番いい方法ではないかと考えます。
で、旧FITハイブリッドと、FIT3ハイブリッドの違いが、そこにもある思っていたのですが・・・。
おっしゃるように、FITに関しては、どうやら「市街地の通常走行は内燃機関主体で考えて」いたようです。
プリウスとCR-Zの富士スピードウェイのお話、興味深いですね。
お話し、ありがとうございました。
で、最後の段の、「走りの質はともかく、とにかく市街地の実用燃費を重視するならトヨタ、クルマを走らせている楽しさを味わいながら、なおかつ通常のガソリン車より燃費、環境性能に優れることを条件にすればホンダという選択肢が結論」とおっしゃる通り、試乗の結果、それが、FITを選択した大きな要因となった訳です。
ところで、未来の車は(安価で持続可能な燃料が供給されない限り)、古い人間はガソリン車に未練はありますが、やはり電気自動車でしょうね。
そいう意味で、私は(繰り返しますが)HONDAアコードの考え方が、正しい方向だと考えます。
なお、HONDAアコードに関して詳しい情報など有りましたら、よろしくお教えください。