テヨン、初ミュージカル「太陽の歌」を好演

私は基本的に、ミュージカルにはあまり興味が無い人で、じつは、これを記事にする気持ちは無かったのだが、テヨンがちょうど2年間も続けてきたMBCラジオ「親しい友達」のDJを降りてまで集中したかった、この初ミュージカルについてちょっとだけでもふれておこかと思う。（少女時代のミュージカル出演は、ジェシカの「금발이 너무해：金髪がひどくて」に続いて2人目だ）

私としての「太陽の歌」は、2007年3月にYUIの映画「タイヨウのうた」をレンタルDVDで観たのが印象的だ。この映画、封切は2006年6月のようである。また、TBSで同じ2006年の7月から9月にかけてドラマとして放送されたようだ（山田孝之、沢尻エリカ主演）。私はこのドラマの方はまったく知らない（映画のイメージを壊したくなかったので、あえて観なかった）。映画「タイヨウのうた」はYUIの名に惹かれて観たのだが、映画としてもなかなかいい映画である。YUIはこれで第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。

その「タイヨウのうた」の雨音薫役を、テヨンが初ミュージカルに挑戦して演じているわけだ。今回の「太陽の歌」でも、原作どおり役名はそのままカオルとなっているようである。
テヨンは、主催・制作の世宗文化会館ソウル市ミュージカル団の言によれば、「テヨンのキャスティングは適切だったようだ。 彼女は誰よりも熱心に練習して、演技しようとする姿の中で公演の成功を予感させてた。」言い、またオーディション当時のある審査委員は「容貌と芸能に集中するこの頃のアイドルスターに対する先入観をテヨンがみごとに打ち破った。 テヨンを見て、ミュージカル舞台にすぐに立てるほどの十分な力量のある、しっかりとした実力派歌手であること分かった。」と言っている。

このミュージカル「太陽の歌」は、大規模公演でないにもかかわらず、少女時代のテヨン出演ということで大きな話題を集めた。つまり、総25回公演中、テヨン出演の13回分の公演は5月早々既に全席売り切れとなってしまった。また、テヨンがキスシーンをということで、そちらの方の話題もしきりだ。ファンたちは「ミュージカルをすると聞いたのにキスシーンがあるとは知らなかった。私たちのテヨンにキスシーンとは... 」という声もあるようだ。

評価としては、テヨンへの評価は、もちろん合格点のいい評価のようだし、私も当然そうだと思うのだが、不況の舞台へのアイドルのワイルドカード的投入に批判的な記事も見る。つまり、ひたすらテヨンだけ光を放つというわけだ。まあ、私としてはそれでもいいのだが（笑）。それと、どうだろう、ジェシカやテヨンにより、皆の目がそちらに向くことはいいことではないだろうか。それはいいとして、厳しい話が。やはりギターはテヨンが弾いていないようだ。この物語としては、たしかにこれは大きいと私も思う（その点、YUIは最高）。この記事を書いた人は「テヨンが一曲でも演奏したらどうだったのだろうか、物足りなさが残る」と書いているようだが、まあ、しかし、今回、それは時間的に無理なことで ・・・ 。

ミュージカル「太陽の歌」公演概要
　　公演日程： 2010年5月7日～ 5月29日
　　公演時間： 平日 午後8時、土曜日 午後3時 & 7時、日曜日 午後4時
　　観覧料： VIP 5万ウォン / R 4万ウォン / S 3万ウォン
　　場所： 世宗文化会館　　※ ほか地方公演で釜山・大邱・仁川などがある （テヨンは?）
　　主催制作： （財）世宗文化会館ソウル市ミュージカル団
　　脚本/演出： ファン・ジェホン






NATEにアップされていた映像でよさそうなのをいくつか拾ってみた。舞台の雰囲気は分かると思う。

　　■ キャスティングされた頃の挨拶だろうと思う
　　■ 練習場での練習風景　　※ もう一人のカオル役は홍은주：ホン・ウンジュ
　　■ 舞台映像 -1
　　■ 舞台映像 -2　　※ もっとも多くアップされていた中での一つ
　　■ 舞台映像 -3　　※ テヨンのズームイン映像
　　■ 舞台映像 -4　　※ エンディングだと思う
　　■ 舞台映像 -5　　※ 上の4と同じものだがカメラが違いテヨンがきれいに写っている
　　　　　　　　※ 홍은주：ホン・ウンジュはソウル市ミュージカル団所属の団員

　　■ 舞台映像 -6　　※ PS:5/13 ダイジェスト版的にいい（画面もきれい）


いやぁ、しかし、テヨン、このコは何やっても素敵にできるコだ。最高！