ちょいちょい日記

ちょいちょいくらいが
ちょうどいい。

ミミ誕生、そして・・・ 1

2007年04月18日 | ミミの病気のこと
ミミは私たちの三番目の子供として我が家へやってきました。
そんなミミが「膀胱尿管逆流症」と診断されてから
現在にいたるまでをまとめてみました。

夜10時過ぎ軽い陣痛始まる。
病院に行き本格的な陣痛
分娩台に乗り20分で誕生!
さすがに三人目ともなると早い早い。

その夜、一度「キャー」という泣き声をあげるが
そのまま寝て、オッパイを欲しがりませんでした。

翌日、検温。平熱だったと記憶しているのですが、
うまく測れていたのか微妙。
助産士さんにお風呂に連れて行かれました。

戻ってからも、とくにオッパイを欲しがりません。

オムツを替えようとオシリを見るとかぶれて真っ赤に!

助産士さんに知らせるとオムツかぶれとは違うかも…
熱もあり、先生に診てもらうと、
先生も「これは大きな病院でみてもらったほうがいいね」

普段冷静な先生が「急いで行こう」と自ら車で提携病院へ
送ってくれました。

車内、助産士さんがたびたび熱を測るが37度台。
「なんともないかもしれないから…」と言われ
私自身3人目ということもあってか、
それほど心配はしていませんでした。

病院へつくとすぐNICUへ。
この時初めて不安な気持ちになってきました。
会社から駆けつけた夫と待つこと1時間。
ようやく息子に会いにNICU内へ。

そこには体にたくさん管をつけ、
保育器に入っている息子がいました。


~生後2日頃~

NICU→GCU→退院→・・・・ 2

2007年04月18日 | ミミの病気のこと
担当医から、

「原因はまだわからないが高熱、
発疹が出ているので感染症と思われる。
髄膜炎を起こしている場合があるので髄液検査をします。
髄膜炎にも種類があり、最悪のケースや、
言語障害などの後遺症が残る可能性が
あります。とにかく今晩が山になります」


生まれて一日しかたっていない我が子の命の危機を
知らされる親が
この世にどれだけいるのだろうか…。
そんなことをぼんやり思いました。


翌日検査の結果、髄膜炎にはなっていませんでした。
抗生剤が効いたせいか、
翌日ミミの熱は微熱へ下がっていました。


その後NICUからGCUへ移り、2週間ほどで退院。
結果的に何に感染したのかは原因不明のままだが
、新生児の感染症は
圧倒的にこのような原因不明が多いそうです。


退院後、自宅で普通の赤ちゃんと変わりなく過ごすものの、
体温がつねに37.5前後ありました。
しかし赤ちゃんの体温は高めであることが多いので
特に心配はしませんでした。
とにかくよく寝る子で、いつも眉間にシワを寄せていました。


もうすぐ二ヶ月をいう日の夜、
少し体温が高い気がして検温すると38度。
すぐさま救急病院へ。


~生後一ヶ月頃~

再入院 3

2007年04月18日 | ミミの病気のこと
血液検査や尿検査を行うが、
もう入院させたくない気持ちもあり、
また血液検査の結果、炎症反応があまり上がっていない
(熱の出始めは反応が出ないらしい)ことから
いったん家へ連れて帰りました。


そのとき先生に「もしこのまま熱が上がるようなら
すぐ連れてきて」と言われました。


案の定、熱はぐんぐんあがり40度に。
病院に戻り入院手続き。


今回もまた髄膜炎の検査。
注射針を腰部に背中から刺し髄液を取ります。


生まれてまだ二ヶ月もたってない小さな体で
大人でも悲鳴を上げるような検査を2回も受けることになるなんて…
申し訳なくて涙が出てきた。


今でも、どれだけ痛かっただろうと考えると
私もいつか同じ痛みを味あわなくてはといつも思ってしまう。


~生後一ヶ月後半頃~

不安な日々 4

2007年04月18日 | ミミの病気のこと
点滴による抗生剤投与。

この抗生剤というのが曲者で、
効かないものは全く効かない。

何が原因(ばい菌の種類)かがわかれば、
それに効く抗生剤を投与できるのだが、
原因が特定されるには日数を要します。

その間、効くかどうかわからない抗生剤を
24時間毎日うち続けることになります。

小さな小さな手には、ハリを入れるための血管の確保が難しく、
一度外れてしまうと
また血管確保のため何度も何度もハリをさされる…
処置室で何十分も泣き叫ぶ我が子の声を聞きながら、
涙が出てきました。

入院して二日目、まだ熱は下がる気配はありません。
息は荒く、手は紫色でとても冷たい。
小さな手を私のわきの下にはさむようにして抱っこ。
しばらくすると温かくなってくるのだが、はずしてしまえばすぐに
冷たくなってしまいます。

そんな状態が続き、ミミは病院で生後二ヶ月を迎えました。


~生後二ヶ月頃~

原因判明 5

2007年04月18日 | ミミの病気のこと
ようやく、ばい菌の種類がわかり、
それをアタックできる抗生剤を投与することに。


翌日熱は下がり、血液検査、尿検査から
尿路感染症を起こしていたことが判明しました。


担当医師から、尿路感染症を起こす
原因の一つとして「膀胱尿管逆流症(以下UVR)」
という病気があり、ミミもその可能性が否めないので、
そちらの検査をするという話を聞きました。


検査結果、先生が言ったとおりミミは
右側のみの「VUR」であることがわかりました。

膀胱尿管逆流症(VUR)とは
腎臓で作られた尿は腎盂、尿管を通り一旦膀胱にたまった後、
排尿時に尿道を通って排泄されます。
正常ではこの通り道は一方通行で、
膀胱にたまった尿が尿管や腎盂に逆流することはありません。
しかし、尿管と膀胱の接合部(尿管口)が弱い場合には、
逆流を止める力が弱くなり、膀胱尿管逆流症となります。
また、尿道に狭い部分があるような場合にも、
排尿時に負担がかかり膀胱尿管逆流が生じることもあります。
膀胱尿管逆流があると、
膀胱内に入り込んだ細菌が逆流した尿に乗って
腎盂まで上がることにより腎盂腎炎となり、
高熱が出たり、時には敗血症になることもあります。
また、腎盂腎炎を繰り返すことにより、
腎臓に傷(腎瘢痕)ができ、腎機能低下の原因にもなります。


~生後二ヶ月頃~