@Guitar & Music & China

日本・中国を中心とした主に音楽と楽器を紹介します(節操はありません(笑)楽器は主にGuitarです)

【Gibson】'95 J-35 Limitd Edition

2009-11-04 | guitar
 
カテを作りながらずっとギターの事を書いてなかったのを思い出し、久し振りに書いて見ようと思います。
普通に市販されている物を書いても面白くないんで(笑)限定物の紹介です。

これは、1995年に本数限定で作られたJ-45の元となったモデルでもあるJ-35の復刻版です。
文献によると、総輸入元である山野楽器の発注ではなくGibson独自の制作だそうです。
(海外のショップオリジナルだったかも?そこまで覚えてませんが(笑))

これも足繁く楽器屋に通っていた頃に偶然見つけた物で、ヘッド表面の塗装が若干浮き気味だったものの
全体のコンディションが良かったのと、何より音が気に行ったので購入しました。

限定版のせいか全体の作りは良く、逆に良過ぎてヘッドのロゴがオリジナルでは塗装だったのに対し
このヴァージョンではパールの埋め込みロゴになっており、ペグも金属製のバタービーンになっています。
まぁ、忠実に作らない所が如何にもGibsonらしいとも言えますけどね(笑)
と言う訳で、画像ではバタービーンのペグが付いていますが、直後にGOTO(だったかな?)のプラスティックに変えました。
元々普及版として作られたギターで、価格をモデル名にしたモデルですから(発売当時で$35)

しかし、自分のギター歴から言って旧式のストレートブリッジ+ロングサドルは、新旧問わず鳴りが良いですね。
鉄弦のテンションの強さで剥がれ易いのと、サドルを溝に差し込んだだけの構造の為ブリッジが割れ易い事で
現在主流となっているベリーブリッジ(トップorボトム)になった訳ですが、当たり外れが多い気がします。

全体的な作りは'70年代以降のGibsonと同じく頑丈ですが、市販のJ-45と比べると鳴りの差は歴然です。
特に戦前のGibsonは鳴りを重視してか、かなり薄く軽く作られており現存する戦前のGibsonは
壊れやすい為殆どないのが現状です(稀に見かけても高いです、100万とかね)
ホントは戦前のJ-35が欲しいのですが、流石にギター1本に100万出せる余裕はありません。
(Advanced Jumboなんかは、ハカランダ製なのも有るでしょうけど最低300万ですからね)

硬さは残っていますが、限りなく新品に近いギターにしては鳴りの良いギターです。
手早く安くヴィンテージギターの音が欲しいのならば、旧式ブリッジを選ぶのが一番かも知れません。

'95 Gibson J-35 Limited Edition

トップ:スプルース単板
サイド&バック:マホガニー単板
ネック:マホガニー
フィンガーボード&ブリッジ:エボニー
フィニッシュ:ラッカー(サンバースト)

※ハカランダらしさを出す為か、フィンガーボードとブリッジにエボニーが使われています。
 昔、レスポール80のEliteを作った時と同じ技法ですね...変わんねぇなぁ、Gibson(笑)


おっきな画像はこちら



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