徒然なるままに~地球クン

私の永遠のグルであるラマナ・マハルシの対話本について自分なりの解釈で語っています。

第2巻 332

2018-07-26 00:11:45 | 日記
タミル語での言葉の意味を尋ねる質問からの流れで。

マハルシ「なぜこのような議論に時間を無駄にするのでしょうか?ただ心を内側に向け、時間を有効に使いなさい。

なぜなら、あなたは世界を目にし、どうしてそれが現れたのかを知りたいと思うからです。世界は神によって創られたと人々は言います。神があなたやその他すべてを創造したと知れば、あなたは少し満足して心を落ち着けるでしょう。しかしそれは実現ではありません。あなたが真我を実現して、初めて完全であり、実現となりえるのです。

『ヴィチャーラ・サーガラ』(高名なヴェーダーンタの解説書)は理論や専門用語で溢れています。この膨大な量の研究が真の目的に役立つというのでしょうか?それでも、ある人々はそれらを読み、それから自分の疑問を解くことができるかどうかを見るだけのために聖者を探しに行くのです。それらを読み、新たな疑問を見つけて解決することが彼らにとって喜びの種なのです。それがまったくの無駄であることを知っている聖者たちは、そのような人々の好奇心を満足させようとはしません。一度でも彼らを満足させれば切りがなくなるでしょう。
真我を探究することだけが真に役に立つのです。」

色々な本を読んで知識を深めてもかまわまいと思います。
ですが真我実現には何の役にも立ちません。
膨大な知識を身につけても、エゴの肥大を招くだけです。

「私は誰か?」と問い続けることが真我実現の一番の近道なのです。

第2巻 対話331

2018-07-25 21:06:06 | 日記
世界平和を広げてゆくことについての質問に対して。

マハルシ「もし真我の平和を見いだせば、個人の努力を要せずとも平和はひとりでに広がっていくでしょう。もし自分自身が平和でなければ、どうして平和を世界に広げられると言うのでしょうか?」

マハルシ「人は真我を離れて自分の身体や世界を見ることはありません。いつも真我として在りながら、人はそれ以外のすべてを見ています。神も世界もすべてはハートの中にあるのです。「見る者」を見なさい。そうすればすべてが真我であることがわかるでしょう。あなたの視点を変えなさい。内側を見なさい。そして真我を見いだしなさい。主体と対象の根底にある者、それは誰でしょうか?それを見いだしなさい。そうすれば、すべての問題は解決するのです。」

誰しも世界が平和であることを願っています。
願う、ということは今現在、平和でないと宣言しているようなものです。

真我を見いだすことが世界を平和に導く唯一で確実な方法なのです。