徒然なるままに~地球クン

私の永遠のグルであるラマナ・マハルシの対話本について自分なりの解釈で語っています。

第2巻 対話321

2018-05-22 15:43:41 | 日記
無条件の明け渡しとは、という質問に対して。

マハルシ「もし自己を明け渡したならば、質問をする人も考えることもなくなります。すべての想念は、基本的想念である「私」をとらえ続けることで、あるいは至高の力に自己を無条件に明け渡すことで、消滅させることができます。真我を実現するには、この二つの方法しかないのです。」

真我を実現するには、私は弱すぎると言った質問者。
私は弱すぎる、とても共感できます。
人は皆、弱い者ではないでしょうか?

「無条件に明け渡せば、高次の力がそれ自体を顕わにするでしょう。」
マハルシが話した通り、全てをマハルシに明け渡したとき、私は真我を知ることができました。

第2巻 対話320

2018-05-12 18:54:49 | 日記
マハルシ「真我実現は用意の調った人だけに可能なものです。叡知が現れる前に、心の潜在的傾向が消滅しなければなりません。そのためには、人はジャナカ王(ヴィデーハ王国の王)のようにならなければなりません。真理のためにすべてを犠牲にする用意がなければならないのです。完全な放棄が用意の調ったしるしなのです。」

完全な放棄とは全てを棄て去って世捨て人のようになれ、というわけでなく全てにおいて執着することなく、執着することなくということにすら執着することなく、ただただ全てをゆだねる、ということなのです。

両手いっぱい沢山のものを抱え込んでいて、一体どうやって受け取ることができるのでしょうか?
まず先に執着することなく手放して、そして両手を空けてから、初めて叡知を受け取ることが可能なのです。