徒然なるままに~地球クン

私の永遠のグルであるラマナ・マハルシの対話本について自分なりの解釈で語っています。

第1巻 対話302

2018-01-25 08:50:26 | 日記
完全な無欲、離欲とは何か、という質問に対して。

マハルシ「誰もが幸福を探しながら、苦痛をともなう快楽を幸福と見なすために道を誤るのです。そのような幸福は一時的なものです。誤った行動は一時的なはかない快楽を与えますが、この世での苦痛と快楽は交代し続けるものです。苦痛を生み出すものと快楽を生み出すものを識別し、そのうえで幸福を生み出すものの追求にのみ献身すること、それこそが完全な無欲、離欲です。苦しみをともなわないものとは何でしょうか?人はそれを探し求め、その追及に没頭します。さもなければ、片足を俗世に、もう片方を霊的探究に突っ込みながら、どちらにも満足できないままになってしまうでしょう。」

グルの役割について、の質問に対して。

マハルシ「人はあまりに力が弱く、自分を救うことができないため、グルの姿を取ったより大きな力に救いを求めるのです。」

修行という名の苦痛を喜んで受け入れていました。それはその先にあるだろう快楽を求めていたからです。
それは脱いだときの快楽を味わうために、わざときつい靴を履くようなものです。

幸福とは探すものではないのです。
それは思考がどうこうできるものではないのです。
それは今まさに目の前に在ることに気づくことです。

完全な無欲離欲とは、完全な無欲離欲をなそうとするものがいないということです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。