徒然なるままに~地球クン

私の永遠のグルであるラマナ・マハルシの対話本について自分なりの解釈で語っています。

第1巻 対話213

2017-06-02 23:14:15 | 日記
何度試みても、心が内側に向かっていかないのは何故か、という質問に対して。

マハルシ「それは無欲と修練によって為され、徐々に成功していきます。長年よその農場の草をこっそり食べ続けていた牛を、自分の家畜小屋に閉じ込めることは容易ではありません。どれほど牛飼いがおいしい干し草と良質の飼い葉でおびき寄せても、初めのうちは牛も拒むでしょう。そのうち少しは食べ始めるようになります。しかしあてもなくさ迷い出す潜在的傾向が再び現れ、牛は逃げ出してしまいます。何度も牛飼いに誘われることで、牛は徐々に家畜小屋に慣れていきます。そうして、
ついには野放しにしてもさ迷わなくなるのです。心もまた同様で、ひとたび内なる幸福を味わえば、外の世界へとさ迷うこともなくなるでしょう。」

内なる幸福を味わっても、やはり長年の潜在的傾向からかさ迷い出そうとしてしまいます。
ただ、内なる幸福を知っているので実際にさ迷い出すことはありません。
何てったって「我が家」ですから。

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