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宮城県で製造されたセシウム入り牛乳が店頭に 明治乳業と雪印メグミルクに要注意
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18:02 07/21 2011
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7月9日、新潟県内で販売されている宮城県産の牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたが、国の暫定基準値以下だとして、セシウム入り牛乳はそのまま全国のお店で売られている。この数値は、確かに日本の暫定基準値200ベクレル/kg以下だが、世界基準であるWHOの基準値10ベクレル/kgやドイツ放射線防護協会が提言する数値、すなわち子供4ベクレル/kg、大人8ベクレル/kgという数値を上回っており、安全かどうかは議論が分かれる。特に子供は、日々ごくごくとセシウム牛乳を飲んで大丈夫とも思えない。だが、宮城県内に工場を持つ明治乳業や雪印メグミルクをはじめ、各社はコスト増を恐れ「国の基準値以下」を理由に数値の公表もしない。牛乳を選ぶ際の注意点をまとめた。
【Digest】 ◇WHO基準値を超えた牛乳が流通 ◇製品名や流通ルートは「教えられません」 ◇放射性物質は足し算で蓄積される ◇明治乳業と雪印メグミルクは宮城県の工場で生産中 ◇雪印メグミルクは福島産の原乳も使用 ◇製造場所を確認する方法 放射性セシウムに汚染された牛肉のニュースが世間を騒がせている。しかし汚染されているのは牛肉だけのはずもなく、同じく牛から生み出される牛乳も汚染されるはずだ。調べていると、新潟県が公表している数値の中で、7月9日に、宮城県で製造された牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されていた。 →参照:新潟県 食の安全ホームページ →参照:WHOの飲料水ガイダンスの203~204ページを参照 →参照:震災後の3月20日にドイツ放射線防護協会により出された「放射線リスク最小化のための提言」
◇製品名や流通ルート「教えられません」 今回、既にお店で売られていたパック入り牛乳を検査した所、13.5ベクレルのセシウムが検出され、その牛乳のメーカーの製造場所が、宮城県内だった、というわけだ。新潟県に聞いた。 --今回、検出された13.5ベクレルという数値がWHOの基準値やドイツ放射線防護協会の基準値を上回っているのですが、問題ないのでしょうか? 食の安全推進係「私どもは国の基準に従っておりまして、国の基準値を下回ったものにつきましては安全だと認識して流通させています.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。 |