2016年3月13日 中山道歩き、3回目は上尾駅から北鴻巣駅まで16.6Kmを歩きました。 参加者8名です。終日曇り空、気温は真冬なみの予想です。 当初は吹上駅19.6km、ないしは行田駅まで22.8Kmを歩く予定でしたが途中の宿で見るものが多くて時間を取られ、また寒さもあり北鴻巣駅で終了です。 今回の16.6kmは3日間で最も短い距離でした。
9時半に<上尾宿>駅に集合。上尾宿はK校友会クラブで散策しています。酒造・文楽の蔵元があるので覗いて行こうとしましたが未だ開いていません。
<桶川宿>へ入り3階建ての「お助け蔵」の中を見、建物の頑健さに感心しました。「女郎買い地蔵」という変わった名の地蔵があるという「大雲寺」は写真だけ撮り、中は見ません。 ここで早めの昼食。
間の宿である<北本宿>からは今まで見たことがない<十三佛>というものがあちこちのお寺に出てきます。北本駅前の「多聞寺」にも十三佛があり、その前に見た十三佛とは並びが違うようですがきれいです。
ほどなく<鴻巣宿>に入り「雛屋歴史資料館」を覗いてみると変わったお雛様、年代物のお雛様と飾ってあり女性陣が魅了されて、なかなか動こうとしません。 宿の入口にある「勝願寺」は屋根に葵の紋瓦がある大きなお寺でNHK大河ドラマの小松姫のお墓も寺の境内に面した場所にあり、あまり荘厳な雰囲気はありません。 鴻巣駅で16時近くなりここで終了にするか相談した結果、北鴻巣駅まであと1時間頑張る事にします。 北鴻巣駅に向かって分かれる手前で水流の豊かな「武蔵水路」を渡ります。激流なので何かと思い後で調べたら昭和39年東京オリンピック開催前に東京の水不足解消のために利根川の水を東京に引く水路でした。 駅に着き、本日の街道歩き終了です。
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<上尾宿> … 上尾宿 加茂之社[英泉] 大宮と上尾の中間に加茂村があり、絵の加茂社があった。境内に立った赤と白の幟には「加茂大明神」に混じって、絵の版元「保永堂」と版名「竹之内板」の字が見える。 旅人や人足が休める立場であったこの村には、茶屋が何軒もあり、農家の隣がその一軒のようである
上尾宿は中山道の中、比較的小さな宿場であったが「飯盛り女」が大勢いて、宿は結構賑わっていた。風紀の取り締まりが厳しい川越藩から若侍が毎晩のように通っていたとか。
遍照院 / 庚申塔 … / 銘酒「文楽」 / 紅花で財をなした旧家
<桶川宿> … 桶川宿 曠原之景[英泉] 葉煙草を軒にかげ干しにし、昔から評判の「中山道麦」を手にする農婦に道でも聞くのか、旅人が声をかけている。 「人のいる風景画」といった構図であるためか、これまでの英泉画とは一味違ったムードをもつ作品となっている。
「桶川臙脂(えんじ)」の産地。その紅花の大半は中山道を通って京都に運ばれた。また、染料の藍を栽培しており「武州藍」として江戸に送られた。
桶川宿 東木戸碑 / 旅篭風武村旅館 / 浄念寺
三階建て土蔵:お助け蔵 蔵の中の陳列物 / 梁
蔵造りの商家 / 桶川宿府川本陣遺構
大雲寺… 夜な夜な女郎買いに出るという「女郎買い地蔵」がある 背中に鎹が打たれ鎖で繋がれる
上木戸跡碑 / 桶川宿碑
●●● このあたりで早めの昼食 ●●●
北本宿碑 … 鴻巣宿ができる前、このあたりを本鴻巣村といっていた / 観音堂 十三佛
多聞寺 … 県指定文化財で樹齢約200年のムクロジがある。6月下旬には淡い緑色の花が咲く。 十三佛
天神社 … / 東間浅間神社
<鴻巣宿> … 鴻巣 吹上富士遠望 [英泉] 縄手になった街道を行く旅人たちを配し、このあたりの広々とした広野を描いている。そして遠くに望む榛名や赤城の山々の描写には、明らかに北斎の影響が認められる。
鴻巣宿は江戸時代からひな人形の産地として知られていた。ここの雛市は江戸十間店、武州越谷と並んで「関東の三大雛市」といわれるほど繁盛した。
/ 金剛院 …
/ 不動堂
鴻巣名産 ひな人形展示
鴻巣宿碑 / 勝願寺 …
何か違う狸像 / 鴻巣野口本陣跡碑 / 鴻神社
龍昌寺 …
氷川八幡神社…箕田碑がある
=おわり=
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