斜面の下に見える赤い傘。
あれは、もしかして…
これだ~。
真打登場、タマゴタケ。それもツインで!
根元の卵の殻も真っ白で新しい。きょう開いたばかりですね。
軸のうろこ模様もあざやか。
これは食べられるきのこだけれど、見るだけで満足して帰ります。
(なぜかというと、北海道にきのこ狩り遠征中のお隣さんが、
天然本シメジをどっさり送ってくださったので!)
採らずに置いといて、もっと増やしてから食べよう、などと思っても、
そうはうまくいかない。来年は消え失せているかもしれない。
そのへんが、きのこの面白いところ。
マカロン茸。(←また勝手につけた!)
甘食茸。完全に開くとこうなる。
ムラサキシキブ。
昔、こういうお菓子あったなあ…と、見るたびに思い出す。
前にも同じことを書いたかもしれない。
小さい粒の、舌が染まるような色の砂糖菓子。
雨が小降りになった隙に、大急ぎで栗拾いに行く。
柵の外側に生えている山栗は、もう猪さんのひとり勝ちだ。
それはしかたないが、柵の内側ぎりぎりに3つ4つ落ちているのを、
猪はどうしても取りたかったらしく、幅1メートル近く地面を掘って、
漬け物石サイズの石をごろんごろんと10個ばかり転がし、
ワイヤーメッシュの下に鼻先が入るほどの穴を開けていた。
土の色の新しさからみて、それはついさっきのことのようだ。
気づかなければ、もっと掘り進んでいたかもしれない。
漬物石10個も動かして、ちっちゃい栗4個。
労力に見合った報酬かどうか、ということは考慮しない。
たまたま目の前に栗があったから、それに向かって掘っただけ。
猪突猛進というとおり、がむしゃらで無計画な性格がうかがえる。
柵をぐるっとまわってもっと掘りやすい場所を探してみようとか、
木に体当たりして栗を落とそうとか、そんなことは考えないのが猪で、
考えてくれなくて幸いです。
またどこを掘るかわからないので、毎日パトロールしなきゃ。
(埋め戻すのが大変ですよ!)
本日の「いいね!」
猫の店番・八百屋篇
魚屋は求人がなくてね。どういうわけか。