閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

魚たちはいるのだろうか

2011-01-29 09:01:12 | 木苺通信

珊瑚のような木の枝の間をくぐって、
冷えびえとした水のような空を、
ゆらゆらと泳いでいったのかもしれない。

「冬の魚たち」(『木苺通信』より)

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さっかー

2011-01-27 11:22:43 | きなな日記

いいところは
45ふんかん おひざにいられるところ。

ちょっとだけ よくないところは
「やーったーっ!」と もちあげられたり
「おしーいっ!」と たたかれたりするところ。

だけど いつもより おそくまで
ストーブついてて あったかくて いいな。

ほらほら 「まもなく キックオフ」だよ。
きななは じゅんび オッケーだよ。

 

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踊るサンゴロウについて

2011-01-23 22:05:20 | Q&A

◆直美さんからのご質問

>サンゴロウシリーズのもくじのページのサンゴロウは
>飛んだり跳ねたり踊っているようだったりしていますよね。
>私はサンゴロウはクールでもの静かなイメージ
>(でも機敏に動ける感じはします)だったので、もくじのサンゴロウは
>違う面を見られた気がしてなんだかうれしかったです。
>サンゴロウも踊ったり鼻歌歌ったりしてたのでしょうか?
>船に長い間乗っていると陸に戻った時
>駆け回ったり飛び跳ねたりしたくなりそうですね。


いーえ、しません(キッパリ・・笑)

踊ったり歌ったりするサンゴロウは、
(いや、「踊ったり」はなかったっけ)
あとにも先にも4年前の子どもミュージカルだけです。
ミリちゃんとのデュエットとか、
「ふたりのサンゴロウ」のシーンとか、よかったですね。


もくじと、表紙(カバーをはずしたとこ)のちっこいサンちゃんは、
画家のちょっとしたお遊びだと思われます。
児童書なので、シリアスな絵ばっかりだとかたくなるから、
という配慮だったのでしょう。
たぶん。
わたしはシリアスでも全然かまいませんが(笑)

ちなみに、このもくじのスタイルは、ドルフィンの1冊目
『ドルフィン・エクスプレス』にもなんとなく続いていますが、
なぜか2冊目以降は消えてしまったようです。


絵本でも童話の挿絵でもそうですが、文章と絵が別の人の場合、
作家のいうとおりに画家が描く、というのでは
出来上がりはあまり面白くありません。
むしろ作家の考えつかないようなことをしていただいたほうが
思わぬ方向に思わぬ世界が広がる可能性があります。
「二人三脚」という比喩がよく使われますが、
その言葉は適切でないと思います。
あれではどちらも不自由だし、だいいち脚の数が減るんじゃ
駄目じゃないか。

ただし、どっちかが、あるいは両方が暴走すると
世界が崩壊してしまうことは確かなので、
そこんとこが、難しいといえば難しい、のですよ、ね?
はい、バトンタッチ。
ぽん。


(以下、描いた人)

ウーン。

あまり深く考えずに描いていた気がします。
(今、久しぶりに見ました)

本編が始まる前の準備体操というか、腕慣らしというか……。
ここは文章もないし、作家さん側からの要望もない部分でしたから、
本編のサンゴロウとは関係ありません。
見開きの目次として、なにか絵があったほうがよいので
描いただけです。
本編のサンゴロウは、作者の方もおっしゃっているように、
ぼくもしないと思っています。
シャイな人(ネコ)だから。

本編のお話にはないけど、もっといろいろなサンゴロウの動きを
描いてみたくなる、というのか、
1枚の絵の向うに100枚位のデッサンがあって、
1枚の絵ができる、というのか。
純粋に、描いてて楽しかったから・・・

”サンゴロウの世界”はもっともっと描いてみたい絵がたくさんあります。


(閑猫追記)

シャイなネコ・・
そ、そうだったのか・・

(上の画像は本文とは関係ありません)


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時間軸について

2011-01-20 09:44:27 | Q&A

◆せいらいさんからのご質問

>黒ねこサンゴロウシリーズの大ファンです。最近、質問の答えで、
>いろいろな新しいことが分かってとてもうれしく思っています。
>質問なんですが、『ケンとミリ』でケンが出会ったのは、
>『最後の手紙』で記憶を取り戻した後のサンゴロウなんでしょうか?
>サンゴロウは「ケン」と呼びかけていますから。
>私としては、こう考えると最終回の後もサンゴロウは元気にやっているのかな…と
>ちょっと近況を知れた気がしていいかなと思っていました。


本が出て何年もたってから「新しいことがわかる」のって、
著者の姿勢としては、間違ってる気がするんですよね。
そうなら最初からそうとわかるように書いとけ、って(笑)

そもそも真実とは何か。
本人の言うことだからって全部信じていいのか。
「嘘つきは作家のはじまり」って、わたしはよく言うんですけど、
『旅するウサギ』のマシュマロに騙されてくださった方なら、
その手口はだいたいおわかりのはず・・。


さてさて・・(にっこり)。
シリーズ全体の「時間軸」には諸説ありまして、
どれが正しく、どれが間違い、というふうには思いません。
どうも、ブロックの(・・「ブロック」については聞かないでね;)
あっち側とこっち側で、多少ずれやゆがみも生じているらしく。
『最後の手紙』は、やみねこ問題ともからんで、
記憶を「取り戻した」のか?というラストの解釈も微妙なため、
(どうして霧が晴れる「前」で終わってるのか、とか、ね)
ここでは詳しく書かないでおきますが・・

えーと、ご参考までに、著者設定では、『ケンとミリ』のサンゴロウは、
『青いジョーカー』の直前にあたります。
(正確にいえば、ジョーカーの「0章」につながっているだけで、
そのあとの話とは特に関係ありません)
しかし、じゃあ『ほのおをこえて』のサンゴロウは
ケンに再会したあとなのか、っていうと、それもまた微妙。
つまり、「旅のつづき」5冊は、最後が最後、という以外、
出来事が起こった順に並んでいるとは言い難い。

『ケンとミリ』はどちらかというとサイドストーリーで、
こっち側の現実的な話に終始し、サンゴロウの出番が少ないので、
「旅のつづき」のトップに出すにはふさわしくないんではないか・・
というのが当時の出版社側のご意見でした。
ところが、著者は、これをサイドストーリーとは全然思っていなくて、
むしろ(見かけによらず)非常に重要な「鍵」の巻だから、
どうしてもここに置く必要がある! と言い張って、
だいぶモメましたっけね。(すみません;)

前にも書いたように、「いきあたりばったり」な著者なので、
10巻全体を通しての構想、なんてものは皆無だったんですけど、
ぼんやりと「らせん構造」を考えていたわけです。
というのは、

前半5冊でひとまわりする。
元の位置に戻ってくるが、軌道が円ではなく、らせんなので、
5巻は1巻よりひとつ上の段階になっている。
後半5冊でもうひとまわりする。
すると『ケンとミリ』は『旅のはじまり』の上に、
『ほのおをこえて』は『やまねこの島』の上に、
『最後の手紙』は『霧の灯台』の上に重なるはず。
(3か所でとめておけば、らせんは固定できる)

そして5巻と10巻をつなぐものが「霧」、そして
「ハッピーエンドだ」という合言葉。

まあそんなことを(著者だけがこっそりと)考えていたので、
現実的な前後関係とかは二の次になったようです。


ドルフィンシリーズのほうも、「いきあたりばったり」は変わりませんが、
いちおうきちんと時間軸にそっています。
これは、テールがサンゴロウみたいな自由業(?)じゃないからでしょうか。
なんと、1巻から5巻までで、時間的には丸1年たっておりません。
が、サンゴロウシリーズとの関係でいうと、

『キララの海へ』から数年おいて『ドルフィン・エクスプレス』。
『最後の手紙』よりあとに『流れ星レース』。
『ほのおをこえて』よりあとに『波のパラダイス』。
『青いジョーカー』よりあとに『光のカケラ』。

と、ここまでは確かなんですが・・いや、そうでもないか?

アタマこんがらがってきましたね。
春休みの自由研究のテーマに、いかがでしょう?

 
 
 


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切り干し

2011-01-19 10:14:23 | 日々

「西高東低の冬型気圧配置」と天気予報で言っている。
太平洋岸の当地では「晴れて寒い」という意味なので、
冬型が続きそうなときは、よろこんで大根を干しにかかる。

畑から抜いてきた大根を、すぐにごしごし洗って、
皮ごと4つ割りにしてから小口切りする。
厚さは正確ではないがだいたい3~4ミリくらいか。
これより厚すぎると時間がかかるし、
薄すぎると紙のようにぺらぺらになってしまう。

梅干用の浅い大きなざるに、重ならないよう一面に並べて、
3日か4日、しっかり日にあてて風にあてる。
真っ白だったのが、ひなた色のしわしわに縮んでくる。
最後は、とりいれてストーブのそばに一晩おくと、
しっかり乾いて、ゆすればカラカラいうようになる。
あんなに大きかった大根も、驚くほどコンパクトになり、
密封して冷蔵庫にしまっておけば長くもつ。

これは、水で戻して、お惣菜風に煮つけてもいいけれど、
戻さずに、そのまま酢醤油に漬けるのが一番美味しい。
醤油と酢と酒を4:2:1の割合で、少しだけ砂糖を加え、
さっと煮たて、洗って絞った切り干しを漬ける。
柚子の皮を糸のように細く刻んで混ぜる。
2~3日たつと、ふっくら醤油色に染まり、
ぽりぽりという歯ごたえが楽しい。
大根の種をまいたのは9月。
食べているのは1月半ば。
こういうのをスローフード
っていうのでしょうか。
超スロー。


上の画像は、切り干し大根の山・・ではありません。
Mの薪割り場。
冬後半の暖房はこれで足り・・るかな?




中空の切り株を植木鉢がわりに
寄せ植えにしたプリムローズたち。
少し寒そう。
 

 

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サンゴ屋について

2011-01-18 11:36:44 | Q&A

◆みのりさんからのご質問

>サンゴロウはどうやってサンゴ細工を売る仕事を見つけたのでしょうか?
>また、サンゴ細工屋のことが気になります。
>代々サンゴ細工職人なのでしょうか。
>サンゴ屋もカジキ船長も、渋くてかっこいいおじさんねこで大好きです。


サンゴ屋のおやじさんと、カジキ船長は、
わたしも大好きなキャラクターですよ。

まず、サンゴについて。
ときどき勘違いされることがありますが、
「サンゴ細工」の材料になるのは、陸地近くの浅い海で見られるサンゴ
(いわゆる「サンゴ礁」になるサンゴ)ではありません。
太陽光のとどかない深い海底にだけ育つ別の種類のサンゴです。
一般的な色は、赤、ピンク、白などです。

うみねこ島の特産のサンゴは色のバリエーションが多く、
他の島にはない青や紫などもあるのが特徴です。
また長い時間をかけてゆっくり成長するので、
質が緻密でかたく、加工には熟練の技術が必要です。
とくに深いところでとれる透明感のあるものは水晶サンゴと呼ばれ、
数が少ないため、かなりの高値で取り引きされています。

じつは、サンゴロウシリーズで、サンゴ屋だけはモデルがあります。
(ということを、いま思い出した!)
アメリカ東海岸の小さな島で、スクリムショーという
伝統工芸品の店をやっていたおじさんです。
スクリムショーは、鯨の歯や骨に細密な絵を彫りこんだ飾り物で、
ボトルシップ同様、船乗りがひまつぶしに作ったのが元だとか・・
19世紀、メルヴィルの『白鯨』の時代の話ですね。
もちろん今では鯨は使えないため、本物はたいそう高価になっています。

さて、サンゴロウとサンゴ屋の出会いは・・
えーと、名前つながり?(笑)
海岸をぶらぶら歩いていれば目につく店なので、
なんとなく入ってみた、とか、たぶんそんな感じでしょう。
人(猫)の才能を見抜く目がある、というのが、
サンゴ屋とカジキ船長に共通する点で、
それは「かっこいいおじさん」の必須条件かもしれない。
サンゴロウも、このふたりへのリスペクトは常に忘れません。



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ねこにちゅうい

2011-01-17 09:40:38 | 日々

これから運転免許を取得する予定の人は、
この標識もしっかりおぼえましょう。

前の標識が風で折れてしまったので新調しました。
では、モデルさんからひとこと。


   あたし? 似てないわよ。(真鈴)



   車なんて来ないし。(珊瑚)

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ピン・ポン・バスについて

2011-01-16 10:12:57 | Q&A

◆yoyomsmsさんからのご質問

>3歳の息子は乗り物シリーズの大ファンです。
>毎日シリーズ全部読まないと寝ません。
>『ピン・ポン・バス』や『うみへいくピン・ポン・バス』の
>風景は実際に見ることができますか?
>海が広がるシーンや灯台など、毎回目を輝かせて見ているので、
>バスに乗せてあげて同じ風景を見せることができたら
>どんなに喜ぶだろうと思います。
>今住んでいるのは北海道の北見市というところで今は真っ白な世界です。


うわぁ、真っ白な世界! 見てみたいです。
わたしは雪の少ない地方しか知らなくて、
いま住んでいるところも東海地方の某半島なので
(半世紀前には「東洋のハワイ」とか言われていたことも・・笑)
2年に1度くらい、うっすら白くなればラッキーだけれど、
それもたいていお昼まではもたないのです。

『ピン・ポン・バス』(偕成社 1996年)は、
家の前を走っている路線バスがモデルになっています。
息子が小さいときは、毎日「バスに手を振る」を実践していたし、
小学校もこれに乗って通っていました。

バスの整備工場に行って詳しく取材をさせてもらったので、
マニアの方なら、どこの会社の何年の何型とわかるくらい。
ですが、絵本が出てからすでに15年近くたち、
残念ながら、この型式のバスはもう走っていません。
『うみへいくピン・ポン・バス』は前作から8年後に出たもので、
こちらは行先に合わせてブルーの車体にしてみました。

この2冊の絵本に描かれている風景は、実際にあるものと、
ないものが、いろいろパッチワークのように組み合わされています。
ここは○○みたいな感じ、と、わたしがイメージを言って
描いてもらった場面もあるし、描く人におまかせした場面もあります。

『うみへいく~』の駅や電車は、いちおうモデルがありますが、
このように踏切を渡るバス路線は実在しません。
灯台も、近隣の2か所の灯台が微妙に混ざっているので、
これとそっくりのものはないと思います。

バスがトンネルを抜けると海が見える、というシーンも、
実際に探すとぴったりの場所はなかなかないもので・・
なくても描いてしまえる、というところが、
写真や映像とは違う、絵本の良さだと思います。
つまり、これは想像力のつくりだす世界。
想像って、ときには実写以上にリアルになれるもの。
「ほんとにありそう」
「どこにあるのかな?」
「行ってみたい!」
と思っていただければ、作った側は大喜びです。

(ということで、絵本のとおりではありませんが、
半島をぐるっとまわれば「それっぽい」風景は
たくさん見ることができますので、
ぜひお出かけくださいませ)

 
 
 

 

 
 
 

 

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メビウス公園について

2011-01-14 20:22:15 | Q&A

◆美雪さんからのご質問

>『旅するウサギ』について質問です。
>メビウス公園を作った建築家のイメージの元はガウディですか?
>グエル公園なら、メビウス公園とつながっていても
>違和感がないと思うのですけど。


さっそく読んでくださってありがとうございます。
ご想像のとおりです。
メビウスは19世紀のドイツの数学者ですが、ガウディは
メビウスより60年ほどあとに生まれたスペインの建築家です。

ガウディ建築は、写真集やカレンダーで眺めていたので、
本物は見たことないのに、ほとんど見たような気持ちになっています。
きちっとした新しいビルディングには興味がなくて、
「なんだろこれ?」っていうような変な建物や、廃墟が大好き。

最初、メビウスの輪をトンネル状にして、
その中をくぐって遊べるプレイストラクチャーを
作れないか、というようなことを考えたのですが、
森博嗣さんの小説にそういう建築物が書かれていたので、
おっとっと・・とあきらめました。
(そもそも物理的な物の見方ができない作者なので、
あまり複雑な立体物の描写は不可能だと思われます)

おまけですが、メビウスの輪の、センターラインではなく
幅の3分の1のところをずーっと切っていくと、
さらに手品っぽい面白い結果になるので、
試してみてください。

作中の建築家のビジュアルイメージは、
ガウディ本人にはあまり似ていなくて、
チャールズ・ダーウィンとカーネル・サンダースを
足して割ったような感じ・・って、どんな人なんだ・・(笑)

 

話は変わりますが、美雪さんに、
「北海道の百人一首は下の句を読んで下の句の札をとる」
「しかもその取り札は木でできている」
というお話をうかがって、びっくり。
ヒグマが津軽海峡を泳いで渡れない、というのはわかるけど、
百人一首が北海道だけ独自の進化をした理由がわからない。
下の句カルタの謎。

 

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クルミ先生について

2011-01-13 10:15:40 | Q&A

◆かーこさんからのご質問

>実はずっと疑問に思っているのですが、
>「サンゴロウ」のやまねこ族のクルミ先生と、
>「ドルフィン・エクスプレス」の・・

 


おっとっと、『光のカケラ』までお読みでない人は、
この先ネタバレご注意です。

 

 

これくらいあければ大丈夫?


>『光のカケラ』に登場するコノミ先生は、
>同一人物(この場合、猫物?)なのでしょうか?
>私はずっと同じ人物だと思っていて、お名前が違うのは、
>うみねこ島にやってきて、新しい自分として生きるという決意の元、
>名前を変えたのでは…と勝手に推測しております。


はい。そのとおりです。
ノアの農園に就職する際に名前を変えたようです。
ナギヒコ先生か、サンゴロウか、どっちかの
アドバイスがあったのでは・・という気もしますが、
このひとだったら、自分ひとりで決めそうかな。

読者の方には簡単にわかるかなあと思ったので、
わざとわからないような感じで書いたのですが、
わからなさすぎたみたいで、
(挿絵もあんまり特徴がはっきりしないし)
よく聞かれます。
「クルミ」=「木の実」なんですけど・・
カタカナ表記だと、いまいちピンとこないですね。
すみません。

(追記:
『最後の手紙』で、農園をたずねたサンゴロウ視点で
「クルミ」と呼んでいることと、『光のカケラ』でテールが
「コノミ」と紹介されたことは、矛盾しておりません。
『光~』も、サンゴロウ視点で書けばたぶん「クルミ」になるはず)

クルミ先生は、性格からいって、シーナやヒナコさんのように
「ノリで書く」ことができないので、もし実際に会ったとしたら、
わたしはあんまり気楽に会話できないだろうと思います。
自分とかけ離れた人物のほうがずっと書きやすいなあ。

そういえば、
サンゴロウシリーズで、「サンゴロウって女嫌いですか?」と
いきなり聞かれたことがあるのですが、
(えーと、いちおう児童書ですし・・何をどう書けと?/笑)
『光のカケラ』なんか見ても、特にそんなことはないよね、
と思うんですが、どうなんでしょうか。


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