昨日の記事でアマゾンのサイトから転載した『ボルサリーノ』DVDのジャケットを観て、
そのデザインが日本公開時のパンフレットの表紙とほぼ同じことに気付きました。
というわけで今回はこのパンフレットをご紹介します。
本作は言わずと知れたアラン・ドロンさんとベルモンドの初の本格的な共演作ですが、
おそらく当時の日本でも人気が勝っていたと思われるドロンさんを押しのけて
パンフレット記載の序列はベルモンドが先となっており、ドロンさんを紹介する記事は最後のページになっています。
この辺りは本国フランスでのベルモンド人気を考慮に入れた配給会社の粋な計らいとも感じ取れます。
ただせっかくの人気作品であるにもかかわらず、パンフレット自体はいたって地味な作りで、
あえてクラシックなムードを演出したのかどうかはわかりませんが、
中に掲載されているスチール写真がすべて白黒なのは、
この映画の美術の素晴らしさを伝えているとは言い切れず残念な出来栄えです。
今から39年も前の解説文の中にある「1970年の現代では既に帽子を被る習慣が日本にはなくなっており、
戦前からの映画ファンにはこのタイトルを懐かしく感じることができるのではないか」という文章を読みますと、
その当時だけでなく、その後何十年にも亘ってこの作品が幅広い世代の人々にアピールするであろうと予測した
当時まだ35歳であったドロンさんの映画プロデューサーとしての才覚を再認識することができます。
------------------------------------------------------------------
Alain Delon - Still the Best
↑
本日こちらのサイトをブックマークに加えました。
アメリカ在住のドロンさんのファンであるsamourai様が立ち上げたブログです。
最新のドロンさん情報が英語でわかりやすく紹介されていて、
これは私にとっても大変有り難いサイトです。
皆様どうぞごひいきに。
そのデザインが日本公開時のパンフレットの表紙とほぼ同じことに気付きました。
というわけで今回はこのパンフレットをご紹介します。
本作は言わずと知れたアラン・ドロンさんとベルモンドの初の本格的な共演作ですが、
おそらく当時の日本でも人気が勝っていたと思われるドロンさんを押しのけて
パンフレット記載の序列はベルモンドが先となっており、ドロンさんを紹介する記事は最後のページになっています。
この辺りは本国フランスでのベルモンド人気を考慮に入れた配給会社の粋な計らいとも感じ取れます。
ただせっかくの人気作品であるにもかかわらず、パンフレット自体はいたって地味な作りで、
あえてクラシックなムードを演出したのかどうかはわかりませんが、
中に掲載されているスチール写真がすべて白黒なのは、
この映画の美術の素晴らしさを伝えているとは言い切れず残念な出来栄えです。
今から39年も前の解説文の中にある「1970年の現代では既に帽子を被る習慣が日本にはなくなっており、
戦前からの映画ファンにはこのタイトルを懐かしく感じることができるのではないか」という文章を読みますと、
その当時だけでなく、その後何十年にも亘ってこの作品が幅広い世代の人々にアピールするであろうと予測した
当時まだ35歳であったドロンさんの映画プロデューサーとしての才覚を再認識することができます。
------------------------------------------------------------------
Alain Delon - Still the Best
↑
本日こちらのサイトをブックマークに加えました。
アメリカ在住のドロンさんのファンであるsamourai様が立ち上げたブログです。
最新のドロンさん情報が英語でわかりやすく紹介されていて、
これは私にとっても大変有り難いサイトです。
皆様どうぞごひいきに。
あのレトロ風の色合いは結構印象的でしたし、ドロン&ベルモンドのファッション・バトルもやはりカラーじゃなきゃ面白みがないですから。いつも貴重な品を記事にしていただき本当に感謝いたします。
ただこの作品のカラーのスチール写真ってあまり見たことがないですね。