『シシリアン』主演3大スターのスタジオ内でのスティール写真です。
左端はこの映画のプロデューサーである20世紀フォックス社のジャック・E・ストラウス氏、
そして右端が監督のアンリ・ヴェルヌイユです。
もともとこの映画はヴェルヌイユが原作を気に入り、
これをフランスの3大スターを使って撮りたいと考え、
ヴェルヌイユが監督したアメリカ映画『サン・セバスチャンの攻防』のプロデューサーだった
ストラウス氏がこの企画に乗り実現に至りました。
したがって元々世界市場をターゲットにした作品であった為に、
撮影は英語とフランス語の2回に分けて行われたとのことです。
フランス人にとってこの作品は(日本で言うと『ブラック・レイン』のような)
自国のスターたちがアメリカ映画の画面を占拠したという、
そういう高揚感をもたらした作品なのではないかと思います。
ギャバンはこの当時65歳、ヴァンチュラが50歳、そしてドロンさんは34歳ということで
それぞれが約15歳ずつの年齢差があります。
ドロンさんが65歳の時と言えば『アラン・ドロンの刑事物語』の頃ですが、
ラブ・シーンも普通にこなしていて、ギャバンよりもはるかに若々しく感じます。
---------------------------------------------------------------
左端はこの映画のプロデューサーである20世紀フォックス社のジャック・E・ストラウス氏、
そして右端が監督のアンリ・ヴェルヌイユです。
もともとこの映画はヴェルヌイユが原作を気に入り、
これをフランスの3大スターを使って撮りたいと考え、
ヴェルヌイユが監督したアメリカ映画『サン・セバスチャンの攻防』のプロデューサーだった
ストラウス氏がこの企画に乗り実現に至りました。
したがって元々世界市場をターゲットにした作品であった為に、
撮影は英語とフランス語の2回に分けて行われたとのことです。
フランス人にとってこの作品は(日本で言うと『ブラック・レイン』のような)
自国のスターたちがアメリカ映画の画面を占拠したという、
そういう高揚感をもたらした作品なのではないかと思います。
ギャバンはこの当時65歳、ヴァンチュラが50歳、そしてドロンさんは34歳ということで
それぞれが約15歳ずつの年齢差があります。
ドロンさんが65歳の時と言えば『アラン・ドロンの刑事物語』の頃ですが、
ラブ・シーンも普通にこなしていて、ギャバンよりもはるかに若々しく感じます。
---------------------------------------------------------------
この3人が並んだスチールはどれを見てもドロン、ヴァンチュラのギャバンへの敬意が感じられてどこか微笑ましいです。
>撮影は英語とフランス語の2回に分けて行われたとのことです。
最近この映画の英語版のDVDを観たのですが、セリフの口元が英語にピッタリ合っていたり、書面の言葉が英語になっていたのは成る程そういう事情があったのですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。
TBさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
このお写真は私にはやはり珍しい貴重なもので。昨日に次ぐ「男の世界」という感じがします。かといってスチールのようにびっしりとポーズを決めたものでもなく、なにげに撮られた雰囲気が少しあってそこに暖かい味がありますね。
本当にいつもありがとうございます。本当に立位置と雰囲気でアラン様のギャバン様への尊敬の気持ちがよく出ていますね。
仰るようにギャバンを囲んだ二人の表情がとてもいいですね。
特にヴァンチュラはとても控え目な表情です。
しかし存在感が際立っていて地味になっていないところが他人とは違う何かを持っている人(=スター)なのですね。
仰るようにドロンさんのギャバンへの尊敬の気持ちが伝わってきますし、
と同時に頼り切っていて少し甘えているような、
ドロンさんにしては珍しい雰囲気を持つ写真ですね。
確かにアラン様の口元はフランス語での撮りとのことでしたがこちらでもイタリア語にぴったり合っていました。余談でした。
揃ってドロンさんの英語、あるいはイタリア語は吹き替えです。
一方「シシリアン」「さらば友よ」「太陽が知っている」など
イタリア映画ではない作品でのドロンさんの英語はご本人の声です。
この辺の線引きがどうなっているのか、
どなたかお詳しい方にご教示願いたいものです。