ごっつんこ

はるちゃんは本が大好き。

一番好きなのは、



『いないいないばぁ』

飛び出す絵本で、



何回読んであげても喜ぶ。

そして、こちらの



『ごっつんこ』

この本はそうたの時からのもの。
我が家の子供みんなが好きになった本。

いろいろな動物がごっつんこするだけの本（笑）


この本は小さくて持ち運びがしやすかったので、
かばんの中にひそめてどこにでも一緒に行った。

りょうが小さかった頃、私の実家に持って行くと
私の父がりょうにこの本を読んでくれていた。

小さい子に本を読むなんてこと慣れていないから
とてもぶっきらぼうに読んでいたけど、
私はとってもうれしかった。

「うさちゃんとくまくんが」



「ごっつぁんです、あいたたったった」

「こあらさんとねずみさんが」

「ごっつぁんです、いててってってって」

最初は聞き間違いかと思ったが、

お父さん、それ、

『ごっつぁんです』じゃなくて、『ごっつんこ』よーーー。



今でもこの本を読むたびに、

『ごっつぁんです』

が思い出されて（笑）噴出しながら読んでいる。

でも、私にとってこの本はそんな思い出がつまった大切な本。

いつまでも大切にしていきたい。




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　　　　　　　　　　　　　小３になるそうたも週末は『親子読書』してます。（宿題で）
　　　　　　　　　　　　　本って子供にとって大事なものなんだろうな。
　　　　　　　　　　　　　読書の秋、みなさんもいかが？
　　　　　　　　　　　　、ということで、ぽちっ


～お詫び～
コメント残してくださった方がいたのですが、あやまって見ないで消してしまいました。
どなたかわからないのですが、ごめんなさい。

何が見えた？～つかまり立ち～

立ったその先にはどんな景色が見えたのだろう。

生まれてはじめて目にした景色はどんなだったのだろう。

毎日見ていた天井もどんなふうに見えていたのだろう。

寝返りをした時に、地面が下に来て、新しい世界はどんな風に
見えたのだろう。

ぐっと首をもちあげて、もっと先もっと先と見た景色はどんなだったのだろう。

抱っこされた時に見渡した広い世界はどんなふうに感じたのだろう。

ハイハイをして進んだ先に見たものはどんな興奮をもたらしたのだろう。
（９月２４日ハイハイをするようになった。
速く移動したいときには相変わらずズリバイだが（笑））

そして、今日、自分でたって見たその先には何が見えて、
どんな感じだったのだろう。

どうしても手にしたいものを追って、立った。
そして、満足した顔で「テレビのリモコン」をにぎり
遊んだ。

そして、そんな自分のまわりで家族みんなが
わーわー騒いで喜んでいて、そんな姿を眺めて
何を思っていたのだろう。


いつかは自分の足で一歩をふみだす。


ふみだしたその先で、どんな事を経験して、
何を感じ、何を思い、何を見つめるのだろう。

どんどん成長していく娘を、
いとおしく感じた。

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雲仙地獄に

昨日は長崎、今日は島原、そして今は雲仙地獄にきてます。
硫黄の匂いがすごい！

長崎旅行

朝、旦那が

「長崎にでもドライブに行くか？」

と言ってくれた。

はるちゃんの体調は昨日の時点で回復していて、
元気だった。

天気は雨とはなっていたが、この連休ずっと家の中で過ごしていた
私をかわいそうと思ってくれたのだろう。

「いくいく！！」

ということで、長崎へ。

まずは平和公園に行くことに。

長崎までの車の中でずっとそうたからの質問攻めにあう。
でも、私も不思議に思っていたことが多く、あーだ、こーだと
話していたらあっという間に長崎についた。

どんな疑問がでたかというと、

「なんで原爆がおとされたのか？」
「なんで長崎だったのか？」
「坂の町の長崎がなんで発展したのか？」
「教会ってなに？」
「戦争について」

などなど。

平和公園につくとちょっと駐車場に入るのに渋滞していた。

「様子みてきて」

という旦那の一言で車を降りたら、目の前があの有名な
『文明堂総本店』で、一応駐車場も見に行ったが
もちろんこのお店に入ってきちんとカステラを買う。
（しっかりお茶も飲んでおいた）

平和公園に行くと、すぐにあの有名な像がみえてびっくり。



この長崎に原爆が落とされたんだな・・
となんともいえない重い思いになった。

雨が降ってきたので屋根のあるところで雨宿りをしていると
そこら辺で写真をとっているおじさんに話しかけられた。
そして、この長崎をどう観光したら良いのか
丁寧にレクチャーしてくれた。

平和公園も見たし、

「じゃあ、ちゃんぽんでも食いに行くか！」

という旦那の一言で盛り上がる。

ガイドブックでおいしいと書かれていたちゃんぽんのお店を目指して
長崎の街を車で行く

のだが、

『坂』のうえ、道が入り組んでいて、車が多く、
そのうえ、路面電車が我が者顔でどんどん走ってくる。

そして、極め付けが

「なんだ？この信号の黄色い矢印は！！」

「下に青の矢印もあるよ」

行って良いのか、どうなのか？？？

信号で立ち往生。

多分黄色は路面電車の信号だろうということで道を進む。

いやーな感じが漂ってくる。
運転席から・・・。

答えはわかっていたが

「長崎の街は車で運転するのやだって思ってるでしょ？」

と聞いたら思ったとおりの答えがかえってきた。

多分、この街にはもうつれてきてもらえない・・
と悟る。

で、ちゃんぽんのお店にたどりつくと

「本日材料が切れた為閉店します」

と・・・。

連休なので材料はいつもより仕入れといてくれ！！

でも、ラッキーなことにめがね橋が近くにあって
車の中からカシャ。



で、

「もうちゃんぽんはいいだろ！」

という旦那に

「うーん」

と生返事をしながら、車が走っていったところがちょうど
おいしいちゃんぽんのお店がのっていた一体で、

「どこか駐車場に車とめて食べに行こう」

となった。

行ってみると、そこは長崎中華街だった。
中華街でちゃんぽんなのか？

だが、今度は時間が悪く、２時をまわっていたため

「お昼の営業終わりました」

というお店ばかり。

私達の周りには私達と同じようにちゃんぽんを求めた人？で
あふれかえっていた。

連休なんだから、休まないでもうけてちょうだい！！

お店をみつけてさまよっている時に長崎のおばちゃんに
はるちゃんが

「かわいかね～。大将ばい。」

と言われていた。

姫なのに・・。

で、やっと入れるお店を見つけて、やっと食べたちゃんぽん


おいしかった。

そうた大絶賛。

おいしいものを食べると、人は落ち着いて優しくなる。
ちょっと皆で落ち着く。

ちゃんぽんのお店を探して街をさまよっている時に
路面電車によく遭遇した。

この路面電車りょうがすっごく気にいって

「のりたーーい」

を連発。

でも外は雨だし、どうする？
と旦那と私ですったもんだした。

その合間に車を走らせてみたのが


大浦天主堂

公園でのおじさんの言ったとおりにすすんでいったら
とんでもないところに出た。
おじさんは「そ知らぬ顔で進め」と言っていたが
それはできません・・というほどの人で、困ったが
どうにか道を進みこの大浦天主堂にきた。

で、この大浦天主堂をみたあとにもまだすったもんだした結果、
私がおしきって路面電車に子供達を乗せてあげることに。

もう、ここにはこれない気がしての押し切り！

で、どこに行くかもわからず、とりあえず終点までのった路面電車。


運転手さんのこんな近くにて運転がみれる。


りょうの興奮はそれはそれはすごかった。


路面電車からの景色。

路面電車は車がちょっとでも自分の進路にはみ出していると

「ちんっ」

とかねを鳴らす。

鳴らされた車はちょっとだけちゃんと車を寄せる。

うーーん、ここでの車の運転は私にはできない。
救急車も着たが、車と路面電車をよけての運転、大変。


乗った路面電車。

この路面電車、子供はもちろん私も本当におもしろかった。
乗れてよかった～。

どこまでのっても１００円。
安いし。

長崎の人の足なんだろうな。

私はこの路面電車好きになった。

路面電車にも乗ったし、満足して家へ・・

と思っていたのだが、旦那が突然

「泊って明日島原行こう！！」

と。

着替えは少々あるけど、とまりの用意はしてません・・・

でも、もちろん「かえる」なんて誰も言うはずなく
旅は続くことに

さて、明日は島原

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三人での呼子

熱が出ていたはるちゃんと私、二人残された時に、
男三人がどこにいっていたかというと

『唐津・呼子』

「海に行きたい！！」

というりょうの希望にこたえてのおでかけ。

楽しそうに帰って来た。

帰って来た子供の満足顔をみて、
不思議と私の気持ちは満たされた。

行けなかったのに、満たされた。

そして、わかった。

旅行に行きたいと思うのも、

子供の喜んだ顔を見たいから。
子供に楽しい経験をさせてあげたいから。
子供に一つ宝物をあげたいから。

子供のいい顔をみれたら、それでいい。
私はそれで満足なんだ。

自分でもいがいだった。

～私を満足させてくれたそうたとりょうの一日～


唐津についたらまず腹ごしらえ。
でも、男同士だとこんな食べ方。
場所を考えてという頭はないようだ。


有名な唐津バーガー


のぼって


「ア・マ・ゾ・ン～」と叫びながらジャンプ。
（↑歴代仮面ライダーの歌を聴きながらドライブしたらしい。その影響か？！）

のぼってはジャンプを繰り返す。

満足して海へ向かうと釣り人がこんなものを釣ったらしい。



さめ！！

大興奮。


海岸へ


最初は砂遊び


当然入る


貝殻拾いに夢中になる。


当然もっと奥へと向かう。

満足して、岩場へ


今度は生き物がいる


のぞいて、みつけて、


とる。

なんだかいい匂いがしてくる。

誘われる。


食べる。

「あー楽しかった」





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　　　　　　　　　　　　　呼子一番の特産品の「いか」は食べてこなかったそうです。
　　　　　　　　　　　　　いつか一緒に食べようね♪
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苦労する

熱を出したはるちゃん。

薬を飲ませて苦しそうにする咳はとめなくてはいけない。

咳き込んで吐いたりもしたほどなので。

今回は粉薬が処方された。

昨日昼、白湯にといてスプーンであげると、
半分以上出した。

うーーん。

夜は練って固めたものを上あごに上手にこすりつけた。

大成功！！

と喜んでいたら、急に

「おえ、おえ、おえ」

とやりだし、

「だーー」

と吐いた。

薬は多分全部・・いや絶対全部、そしておっぱいも出てきてしまった。

大失敗（涙）

そして、今、白湯で十分に薄めた薬をスポイトにてあげる。

半分以上、口からでる。

でも、半分は体に入ったわけだから、ま、いっか♪

しかし、我が家で薬を「おえっ」と吐いたのは
はるちゃんがはじめて。

というか、そうたもりょうも「おえっ」ってしたことないぞ。

なんか嫌な予感が・・・する。




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←嫌いな物食べて、「おえっ」ってしないでよ～！！
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二人残され

「家族旅行にはもう行けへんの？」

起きてきたそうたに言われた。

昨日一日はるちゃんは３８度以上の熱を出していた。

『家族』ではいけないが、今日も三人でなら行ける。

って、今日も私はお留守番なの～（大泣）

三人は地図を広げて楽しそうに今日行くところを相談していた。

「しょうがないからお母さんも相談の仲間にいれてやろな」

と旦那がにたーと言った。

「三人で行ってもいいけど、今日行ったところには絶対にもう一度行ってね」

と私が念をおすと、旦那がにたっと

「次は新しいところに行きたいよなぁ、そうた、りょう」

「うん。そりゃそうだよね！！」

・・・・・。

ってなんてひどい三人なの～！！

病気ではあるが、はいまわっているはるちゃんに

「はるちゃんのおかげで、お母さんはこの連休ずーっと家で
いつもとかわらない生活だよ・・・」

とぼそっと恨みぶしをいう。

「にこっ」

と笑いかえされた。

三人がここへ行くことにした、と場所を決めるたびに

「えーーお母さん抜きでそんなとこいっちゃう！！」

といちいち文句をつけてやった（笑）
大人気ない？

「見えなかった有明海でも見に行ったら～」

と提案したら

「自分にとってどうでもいいところをそれとなく提案してるやろ。
子供達は思う存分楽しませてあげなあかんやろ、な。」

と旦那がにたっと笑った。

そうよ、わかっちゃった？
その通り・・・（うなだれ）


いいわよ、いいわよ、絶対に今度は私の思い通りのプランを立ててやる。
絶対泊りで。泣き落とししなくても泊りで！！
（→泣き落としで泊りになった旅行）

と、楽しそうに出かけていった三人を見送り、
私はブログを書いている。

つまらなさすぎーーーーー（涙）

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←とはいってもはるちゃんをきちんと休養させないといけません。
　　　　　　　　　　　　　　ちょっとよくなってはつれまわし過ぎかも。
　　　　　　　　　　　　　　って今日熱は下がっていて、ちょっとだけ一緒に行こうかなって思ったら
　　　　　　　　　　　　　　旦那に本気でにらまれました。
　　　　　　　　　　　　　、ということで、ぽちっ

はかったかのように パート２

「今日はいいとこいくんだよね♪」

とりょうがうれしそうに起きてきた。

「・・・・・」


昨晩、私がネットで必死に泊れる場所を検索していた時に
はるちゃんがぐずった。
昼間、買い物をしていたときから、急にせきをするようになっていた。
そして、このぐずり・・。
そのときには熱はなかったが、

今朝、なんかおかしい？と思って測ると

「３８度５分」

しっかり熱が出ている（涙）

旅行どころではない。
病院に行かなくてはいけない状態。

こんな日に、はかったかのように、熱を出してくれた（大泣）


そうたも起きてきた。

「ごめんね。実ははるちゃんが熱出しているの。
それも、３８度５分も・・。
病院に行かないといけない。」

「えーーー。」
「そんなぁ・・・・。」

子供達の気落ちは書かなくとも想像できると思う。

「はるちゃんおかしいで。
いつもタイミングよすぎやし。
絶対にわざとしてるとしか思えない！！」

とはるちゃんに対してはほとけのそうたもさすがにこんな発言（笑）

でも、わざとできるわけ、ありません！！

朝一で病院に連れて行くと、
突発性発疹ではないかと言われた。

もしそれだとすると、３日～４日高熱が続く。

ということは、連休がつぶれる。

「・・・・・。」

私と旦那呆然。

でも、病気はしょうがない。


私はこの連休に一つは「家族旅行」
もう一つ、そうた達が学校からもらってきたチラシの

「市内の活性化のためのイベント」

だろうと思えるイベントに参加しようと考えていた。

このイベントは連休の５日間にわたり、
商店街と公園とデパートが手を組んで
それぞれがいつもと違う催しをして、バスで三ヶ所を結び、
市内に人を呼び込もうというもの（だと思う。）

ここに越してきてから市内を車でまわってどんなところか見たときに
一番のメイン通りだと考えていたところが
なんと、シャッター通りになっていて、
正直、すごいショックを受けた。

これでは絶対にいけないよ！
なんとかしないとだめ。
何か考えないと。

と市民になったばかりの私が思った。

そんなふうに思っていたところへのこのイベントのチラシ。

あー、ちゃんと考えていたのね。

とすごくうれしかった。

なので旦那に

「これは市民として絶対に参加しないといけないイベントです！！」

と言っていた。

私も行く事を楽しみにしてはいたが、しょうがない。

旦那とそうた、りょうの三人で行くことに。

１０時に出て行って、夕方の６時に帰ってきた。

目一杯、思う存分、楽しんできたようだ。

「催しのすべてを見たり参加して、
子供達がやりたい事はやらしてやり、
その上、もういいと気が済むまでやらせてやった。」

と旦那が帰って来た。

子供の顔を見たら、その通りの顔をしていた。

『満足』

気持ちが満たされて、思い残すことなく、
本当に『楽しかった』という顔。

そして、私に、二人で次から次へと今日のことを同時に話す。

楽しかった事を私に話さずにはいられないようで、
興奮しちゃって、順番になんてできないようで、
すごい勢いで、話しまくる。

笑えた。

「うん、うん、よかったね」

と二人の話を同時に聞いた。

「あー、楽しかった。」

そう最後に二人は満足そうに言った。

私もうれしかった。

思う存分やりたいだけやらしてあげるって、
実は簡単なようで難しい。

我が家にははるちゃんもいるし、大人の様々な都合もあるし（笑）
時間もあるし。

でも、今日はさせてあげられた。

思う存分させてくれた、旦那様、に感謝した。


～満足した一日～


自転車で出発


１２回のったジェットコースター






ジェットコースターの合間に乗った乗り物達


垂直に落ちる滑り台（そうたお気に入り）


昼食


デパート屋上のお決まり乗り物




ふれあい動物園


昔遊び体験（水鉄砲作り）


キットカットをGETしたストラックアウト

最後に・・・


熱を出していたはるちゃん（普通だけど３８度以上でてます）



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　　　　　　　　　　　　　と旦那はお疲れの様子でそうそうに寝ました。
　　　　　　　　　　　　　でも、満足するまで遊ばせてくれたことに私は本当にうれしかったし
　　　　　　　　　　　　　感謝したよ。
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連休初日

今日から連休！！

なんかワクワクする。

この連休を待っていたので♪

今日は買い物に出かけた。

洗剤やら日用品を買ったり、
ついでに家具を見に行った。

普段の食事から姿勢が悪かった子供達。

椅子の背もたれに寄りかかってたまに立ちひざしようとするから
私は食事のたびに

「姿勢が悪い。立ちひざしない。ひじつかない」

と注意をしていた。
何度注意しても姿勢の悪さが直らなかった。

これがそのまま学校での授業を受けている姿勢につながっている。

そう感じたので、前からそうしたいと思っていた『ベンチ』を
見に行った。

ベンチなら背もたれがないので姿勢をよくして食事ができるはず。

が、見ただけで買うところまではいかず。

その後、有明海を見に行こうということになった。

ドライブをしているときに私が

「ここは本当に田舎だね～。
どこまで行っても平らで田んぼ。
お母さん、ここ好きだよ。」

というと、そうたが

「俺は前のとこのほうがよかった・・・。
だって、たくさん友達いたから」

と言った。

私はなんだか寂しくなった。

そうたは前のところでは、帰ってきたら宿題をして暗くなるまで友達と
外で目一杯遊んでいた。
外に出れば、わんさか友達がいた。

でも、今のそうたは、一度も友達と遊んですごしたことはない。
自転車を買ってもらったので、毎日

「探検してくる」

といっては、出かけてくる。

それはそれで楽しそうだった。
でも、私はそんなそうたの姿に違和感を覚えていたのも事実だ。
でも、環境がかわったのだから、しょうがない。

実際にそうたから「友達と遊べた前のところがいい」と言われると
「やっぱりそうだよね」と親としてなんともいえない気持ちになった。

そうたの発言をうけて、りょうは最初

「今のところいいよ。空気もおいしいし、空もほらこんなにきれいだよ」

と前向きな発言をしていた。

でも、そうたを励ますつもりで私と旦那がいろいろ言っていると、りょうが

「ぼくね、「あそぼう」ってお友達に言っても「やだ」っていって
遊んでくれないんだよ。
でも、この前○○君が遊んでくれてすごくうれしかったんだ。」

とぼそっと言った。

「りょうちゃん、学校でお友達いないの？
いなやこととかいわれたりしてない？」

ときいてしまった。

「友達はいるよ。でも、たまに○○君にたたかれたりするけど。」

とさらりと言われた。
あせって

「たたかれるのはりょうだけ？それともほかのお友達も？」

とかついつい質問攻めしてしまう。

「ぼくのほかにもあと一人たたかれる人いるけどね。
・・・ママ、ぼく大丈夫だよ。
先生とかにお手紙書かなくていいからね。
ぼく、自分でちゃんとやれるから。」

とりょうがぴしっと言った。

「うん、わかった。」

と私はかえした。

りょうはすごいな・・

すごくそう思った。

うちに秘めた強さを持っている。

自分の力でなんとかしようとする力。
嫌なことがあっても、ぐっとこらえられる力。
前向きに考えられる力。

私のしらないあの子達がいる。
彼らだけの世界がある。

そして、その中で私のしらない葛藤が彼らにはあって、
そして、成長がある。

さっきまで私の心を魅了していた外のきれいな景色は全く目に入らなくなり
私の心は子供達のことでいっぱいになった。

有明海に着いた時にはあたりは暗くなっていて
海は見えなかったらしい。
（私ははるちゃんが寝てしまったので車でお留守番だった）

家に帰ってから、子供が寝静まってから
明日は子供達に学校のことなんて忘れられるくらい
目一杯この九州を楽しませてあげようと
旦那と話した。

ただ、思い立っての旅行なのでとまるところを今さら探しているのだが、
まったくなくて、困っているけど・・・。


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←環境が変わるということは、
　　　　　　　　　　　　乗り越えなくてはいけない壁もそれはでてくるということ。
　　　　　　　　　　　　がんばれ、そうた、りょう。
　　　　　　　　　　　　お母さんとお父さん、そしてはるちゃんはいつもここにいるよ。
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参観日

転校した学校でのはじめての参観日。

はるちゃんの熱も下がっていたのでいってきた。
（三番目ってこんな過酷なあつかいされて・・・）

でも、学校につくとはるちゃんが機嫌が悪いわけでもないが

「ぁあ～！！」

とそれはそれはお腹のそこから腹筋使って『ア』を発声してくれるので
教室に入って授業をみるどころか、廊下にて授業の妨げにならない場所で
参観をすることに（涙）

まず、そうたから。

国語「中心をはっきりさせてせつめいしよう」

のまとめで、各グループが近所の公園を紹介する。

そうたは２番目の発表と私のカレンダーに書き込んであったので
みにいく。

そうたは発表の司会ということだった。

大きな声ではっきりとできていた。
どうどうと発表できるようになったんだなと
成長を感じた。

私はそうたににこっと笑いかけて教室をあとにした。

次はりょう。

さて、どうかな？とそうたの姿に気分をよくしてりょうの教室に行ったのだが
りょうを見つけたとたんに

こおる

教科書を丸くまるめて机の上において、その上に自分のあごをのせて
体を前後にゆすぶっている・・・。

あごをかくかくして・・

最後には大きなあくびをした。

私はくらくらした。

がまんができずに前の入り口まで移動して、先生からは見えないところで
りょうをじーーっとみつめて
りょうが私に気付いたところで、にらみ、口ぱくで

『ちゃ・ん・と・し・な・さ・い』

と言ってしまう。

後で考えると何やってんだ、私・・・状態。
他のおかあさんの視線なんて全く考えられないほど
頭に血が上っていた。

りょうの授業をうける態度にびっくりして、ショックで、
すごい動揺してしまい、自分をなんとか抑えなければ！！
と思いついたのが、なぜか仕事中の旦那にメールを送る、事だった。

メールを送ったらちょっと気が静まって、冷静に授業をみれた。

りょうも私のにらみがきいたのかちゃんとした姿勢で授業をその後は
受けていた。

で、りょうが何を勉強していたかというと、

国語「かずをあらわすかんじ」

ばななはなんと数えるか？　→　いっぽん　にほん　さんぼん
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‘‘　　‘‘　　　‘‘
『ぽん』になったり『ぼん』になったりするね～。とか。

お皿は　→　○まい　だね。とか。

りょう、わかっているのだろうか？？？

と、いろいろ考えていたらあっというまに授業が終わる・・・。

そうたがきになってそうたの教室にむかうと、
そうたのクラスの授業もちょうど終わった所だった。

と同時に２０分休みに入った。

そうたは私の姿を確認して手をあげると共に私をあっという間に通り過ぎ
友達と校庭へ向かっていった。

私、置き去り。

再度りょうのところにいくとりょうが私の所に着た。

旦那と行った土曜参観の時の旦那の言葉が頭をよぎった。
ほめてあげないと・・・

「りょう、最後はきちんとお友達の発表きけていたね。
背中がピンってのびて姿勢よく授業をうけてると、かっこいいね」
（↑これは事実）

と長い授業の中のほんの一部分をほめる。

そして、

「また、『かずはなんて数えるかクイズ』皆でしようね」

といった。
これはそうた向けに昔ドライブ中にした記憶があった。

「うん、しようねぇ、ぼく楽しみだよ」

とうれしそうに言っていた。

その後、

「ぼく、これから図書室行くから、ばいばい」

とりょうもさっていったが、その後姿が・・・

そうたは友達と楽しそうに教室を出て行った。
りょうは一人だった。

参観が始まる前に休み時間にちょっと顔を出した時にも
りょうは一人でぽつんと机に座っていた。
他の子はわいわい集まって何か話していたり、じゃれあっていたのに。

私はりょうの授業態度なんてすかっとぬけて

「りょう、新しい学校でもしかしてお友達できてないの？」

と心配になっていた。

そういえば、つい最近、学校から帰って来たそうたに

「りょう、休み時間に俺が遊んでいる時にじゃまするなよ。」

「だって、お兄ちゃんと遊びたいから」

ってやり取りをしていた。
りょうが悪ふざけしてそうたの邪魔をしているかと思っていたけど
実は自分には遊べる友達がいなくて、それで兄のもとにいっているのではないかと
考えられた。

いろいろなことがつながっていった。

帰り道、また、私の頭の中はりょうのことで一杯になった。
図書館に行くあの寂しそうな後姿が忘れられない。

そうたもそしてりょうもはがんばって学校に通っている。

そう再認識した授業参観だった。

そして、やっぱりりょうをきちんと見てあげないといけない！

と思った授業参観だった。

無理してでも学校へ行って、きちんと自分の目で子供の姿をみれてよかった。

そして、
家に帰ってきたらなるべくおこらずに過ごさせてあげたい。

そうも思った。

難しいとはわかっているけど（笑）



　

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←その後も私はりょうで一杯に。
　　　　　　　　　　　　　　私から仕事中にわけわからんメールをもらった旦那は・・・。
　　　　　　　　　　　　　　気になって私にメールもくれたし携帯に電話もくれていたのに
　　　　　　　　　　　　　　私、それに気付かずに放置してました・・メールしたこと完全に抜けて。
　　　　　　　　　　　　　　で、家に心配して電話くれても、「え、何？」って感じで・・・
　　　　　　　　　　　　　　ごめんね振り回して。
　　　　　　　　　　　　　
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